時は20世紀末、凶暴化の一途を辿る都市犯罪に対抗するため警視庁内に設立された対凶悪犯罪特殊武装機動特捜班――通称『ケルベロス』――は、その絶大な火力と重厚なる装甲強化服『プロテクトギア』によって、犯罪者に恐れられた。しかし、その過剰なる活動により世論の非難を受け、ついには隊の解体が決定されてしまう。これに反発した隊員達は武器を手に対抗。後に『ケルベロス騒乱』と呼ばれる事件を引き起こした。
戦いの末『ケルベロス騒乱』も鎮圧直前の中、郊外のヘリポートに向かう3人の男女。
かつてケルベロスで「地獄の三人組」と恐れられた3人は、敵の武装組織の抵抗を排除するも2名が負傷。残った1人、都々目紅一は、2人に促されるまま単身ヘリポートへ向かい国外へと脱出する。
――そして3年後、男は日本に舞い戻る。待っている者のために。
| 登場人物 | キャスト | 使用火器 | 備考 |
| 都々目 紅一 | 千葉 繁 | ラインメタル/マウザー MG34 マウザー C96 | − |
| 鳥部 蒼一郎 | 田中 秀幸 | ラインメタル/マウザー MG34 マウザー C96 | − |
| 鷲尾 翠 | 鷲尾 真知子 | マウザー C96 | − |
| 室戸 文明 | 玄田 哲章 | マウザー C96 | − |
| 文明の部下 | − | ベレッタ M12? | − |
| 非合法立喰いそば屋主人 | − | コルト ガバメント | − |
| 街のチンピラ | − | イングラム M10? H&K MP5A5? | − |
アニメ監督で有名な押井 守氏初の実写監督作品。
元々は俳優の千葉 繁氏のプロモーションビデオとして製作されたが、あれやこれやで何時の間にやら劇場公開作品となった。夢と現実が交錯する世界の中、都々目 紅一が一人、街を彷徨い歩く。
後にこの作品の世界観がベースとなって「ケルベロス 地獄の番犬」「人狼 JIN-ROH」が製作される事になる。
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