1997年2月、アメリカ、ロサンゼルス、ノースハリウッドにて開店直後の銀行にAK47ライフルで武装した二名の強盗が入り口から押し入り、現金を要求。
付近を通行していた住民の通報により、50名以上の警官が銀行を包囲する中、犯人は堂々と入り口から現れて銃撃を開始。駐車場にて警官隊との激しい銃撃戦が展開された。
この際、全身を防弾着で覆っていた犯人に対して拳銃と散弾銃で武装した警官側の攻撃は通じず、警官隊は一方的に次々と負傷。
犯人側の一人はもう一人が運転する自動車を楯にAK47ライフルを連射しながら徒歩で逃走を図るも、自動車から離れた直後にライフルの故障が発生し、包囲されかけた所で拳銃で自殺。
もう一人は自動車を乗り換えて逃走を図ろうとした所に駆けつけたM16ライフルで武装したSWAT隊員と激しい銃撃戦の末に射殺された。
約45分に渡って繰り広げられた銃撃戦で奇跡的に犯人以外の死者はなかったが、この事件で警察にも貫通力の高い火器が必要だと痛感したロサンゼルス警察は、火力の強化としてM16ライフルの装備が進められることとなった。
この事件はTV局の空撮によって犯人が駐車場に現れてから死亡するまでが全米で放映され、それを元にしたTV映画『44MINUTES:THE NORTH HOLLYWOOD SHOOT-OUT(邦題:44ミニッツ)』としてアメリカで放映された他、度々日本の民放の特番にてこの映像が決定的瞬間、衝撃映像として取り上げられることもあった。
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