全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
170mm | 850g | 7.62x41mm SP-4 | 6 | ソビエト |
PSS (Pistolet Spetsialnyj Samozaryadnyj ; 特殊自動拳銃)は1980年代に、当時のソビエト連邦で開発された自動拳銃。当時のソ連陸軍特殊部隊と、KGBのとある特定の人員のために供給された、秘匿性重視の諜報・暗殺用の消音拳銃である。
撃発機構などはマカロフのそれを流用しており、作動はシンプルブローバック。形状こそ特異だが、銃自体は減音装置を内蔵しないただの自動拳銃である。また、マキシムサイレンサーの系譜にあるオーソドックスな銃口取り付けタイプのそれを用いるわけでもない。PSSのキモはその特殊な弾薬にある。
PSSで使用される「SP-4」と名付けられた弾薬の外観は、ライフル弾の空薬莢そのものである。が、実際には弾頭が露出していないだけで、内部には円柱形の弾丸と炸薬、そしてピストンが挿入されている。
通常、金属カートリッジ式の弾薬は炸薬の燃焼ガスが直接弾丸を押し出すが、SP-4ではこのピストンを介して、弾体を前進させる。しかし、ピストンは薬莢内から飛び出すことなく、前進し切ったあとは空薬莢の口を閉じるフタとなる。これによって発射ガスを封じ込め、発砲音の大半を占める発射ガスの衝撃音を抑制する仕組みだ。もちろん弾体そのものもソニックブームを発しない亜音速弾である。
PSSは現在のロシアにおいても、各特殊部隊で対テロ作戦に用いられているという。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
ジオブリーダーズ | − | − | 項目参照 |
メタルギアソリッド4 | − | − | 項目参照 |
ヤングガン・カルナバル | − | − | 項目参照 |
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