対象の光像を拡大して、肉眼では困難な遠距離目標の照準、狙撃を可能とする最も一般的な光学照準器。
スコープ内にはレティクル(Reticle)と呼ばれる十字線や点などの模様が描かれており、この模様から目標との距離や着弾点を見定めて照準を行う。
ライフルスコープといえば狩猟用、戦場では狙撃用と、長距離射撃に用いられるのが当たり前の機器だったが、近年は、小型低倍率のACOGなどの近中距離用のスコープも多く見られる。
それら小型スコープはどちらかといえば軍用に開発されたもので、もともとアイアンサイトでの照準に不安のあるブルパップ式の軍用銃などに装備させたものだった。しかし近年は、精密射撃はもちろん、錯綜した地形で遮蔽物に身を隠した目標を索敵するのに効果を発揮するということで、小型スコープを兵士たちのライフルに遍く装備させるケースが増えている。
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