*RPCフォルト フォルト 12 / НВО Форт Форт-12 【自動拳銃】
#ref(Fort-12.jpg,center,40%,フォルト 12)
|モデル|全長|重量(本体)|口径|装弾数|製造国|h
|~フォルト 12|180mm|830g|[[9mm×18>口径]]|12+1|ウクライナ|
|~フォルト 12 Kurz|180mm|830g|[[9mm×17 Kurz>口径]]|14+1|~|
|~フォルト 12R|180mm|830g|9mm РА&br;.45 Rubber|12+1&br;8+1|~|
|~フォルト 12RM|180mm|830g|9mm РА&br;.45 Rubber|12+1&br;8+1|~|
|~フォルト 12T|180mm|830g|9mm РА&br;.45 Rubber|12+1&br;8+1|~|
// |~フォルト 12G|180mm|830g|9mm P.A.K.|12+1|~|
// |~Sokil|205mm|910g|[[9mm×18>口径]]|~|~|

 フォルト(フォート)12は、[[マカロフ自動拳銃>USSR マカロフ]]の後継としてウクライナの法執行機関にて制式採用された[[自動拳銃]]。

 1995年ごろ、ウクライナ内務省は旧式化したマカロフの後継となる制式[[拳銃]]を要求した。それに応えるべく、[[ソビエト連邦>USSR]]からの独立を果たして間もない1991年に発足し、内務省および各法執行機関へ小火器の生産・供給を請け負うウクライナ・ヴィーンヌィツャ州の国営企業「RPCフォルト」により設計されたのがフォルト 12である。社会主義体制の崩壊による経済悪化のあおりを食らうなどの逆風もあったが、チェコの[[CZ]]社から工場機材を購入するなどの策が功を奏し、90年代後半には無事に生産を開始、98年12月21日に内務省により制式採用された。

 [[CZ75>CZE Cz75]]やCZ83を参考に設計されたといわれるコンベンショナル・[[ダブルアクション]]機構と[[ブローバック]]作動を備え、12連発の[[ダブルカラム]]マガジンを採用。スライド左側面のマニュアルセイフティは[[ハンマー]]をロックするタイプだが、[[コック>コッキング]]&ロックではなく、ハンマーが[[デコック>デコッキング]]ポジションでも機能する。
 [[CZ83>自動拳銃/CZE CZ82]]や[[CZ75>CZE Cz75]]を参考に設計されたといわれるコンベンショナル・[[ダブルアクション]]機構と[[ブローバック]]作動を備え、12連発の[[ダブルカラム]]マガジンを採用。スライド左側面のマニュアルセイフティは[[ハンマー]]をロックするタイプだが、[[コック>コッキング]]&ロックではなく、ハンマーが[[デコック>デコッキング]]ポジションでも機能する。
 初期の生産ロットは歩留まりが悪く、信頼性に問題がある個体がかなりの割合を占めたが、工場機材の品質向上により大きく改善された。後発だけあって、マカロフと比べ、操作性や装弾数、命中精度などにおいて優れる。

 バリエーションとして、法執行機関及び民間市場向けに、非致死性弾専用の「フォルト 12R」やスライド形状に変更を加えた改良型の「12RM」、実弾の使用防止のためにバレル内にパーティションの施された「12T」などがある。過去に存在したバリエーションとしては空包射撃用の「フォルト 12G」、射撃競技用モデルの「Sokil((スライドの刻印から「Sokol (Сокол)」とも。公式サイト(キャッシュ、英語への自動翻訳を推奨) http://archive.is/pfSUn))(Сокіл:ハヤブサ)」などが確認されている。


|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[S.T.A.L.K.E.R.(ストーカー)]]|−|−|項目参照|
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