#author("2021-05-21T14:54:28+09:00","default:user","user") #author("2022-01-15T02:01:09+09:00","default:user","user") *ベルグマン ベアード / Bergmann Bayard 【自動拳銃】 [#zc5b6650] #ref(800px-Bergmann-model-1878-p1030155.jpg,center,nolink,ベルグマン・ベアード) |外観|モデル|全長|重量|口径|装弾数|製造国|h |−|~マーズ|254mm|1020g|[[9mm×23 Bergmann (9mm Largo)>口径]]|6 or 10|ドイツ| |#ref(brgm1903.gif,center,nolink,M1903)|~M1903|~|~|~|~|~| |#ref(bbm1908.gif,center,nolink,M1908)|~M1908|254mm|1020g|[[9mm×23 Bergmann (9mm Largo)>口径]]|6 or 10|ベルギー| |#ref(bbm1910.gif,center,nolink,M1910)|~M1910|~|~|~|~|~| |#ref(bb191021.gif,center,nolink,M1910/21)|~M1910/21|254mm|1020g|[[9mm×23 Bergmann (9mm Largo)>口径]]|6 or 10|デンマーク| ベルグマン・ベアードは、[[M1896>自動拳銃/ベルグマン M1896]]の改良型として1901年に登場した「マーズピストル」を祖とする、軍用[[自動拳銃]]である。同年に登場した[[シンプレックス>自動拳銃/ベルグマン シンプレックス]]同様、着脱式弾倉を使用する。 宣伝の甲斐あって、マーズのバリエーションである「M1903」は、1905年にスペイン陸軍に採用される。その後、スペイン陸軍は3000挺の追加発注を出すが、ベルグマン自身の会社にはそれだけの生産能力は無かった。ドイツ国内での大量生産は難しいと考えたベルグマンは、ベルギーのAEP社(Anciens Establissments Pieper)に下請けに出すことに決める。AEP社では“Bayard(バヤール=魔法の馬)”をトレードマークとしていたことから、同社で生産されたモデルは、“Bergmann-Bayard(日本では「ベルグマン・ベアード」の名が一般的)”と呼ばれた。グリップの形状は、本家ドイツ製がシャープであるのに対し、ベルギー製は膨らんでいる特徴がある。 宣伝の甲斐あって、マーズのバリエーションである「M1903」は、1905年にスペイン陸軍に採用される。その後、スペイン陸軍は3000挺の追加発注を出すが、ベルグマン自身の会社にはそれだけの生産能力は無かった。ドイツ国内での大量生産は難しいと考えたベルグマンは、ベルギーのAEP社(Anciens Establissments Pieper)に下請けに出すことに決める。AEP社では“Bayard(バヤール=魔法の馬)”をトレードマークとしていたことから、同社で生産されたモデルは、“Bergmann-Bayard(日本では「ベルグマン・ベアード」の表記が一般的)”と呼ばれた。グリップの形状は、本家ドイツ製がシャープであるのに対し、ベルギー製は膨らんでいる特徴がある。 「M1908」として改良を加えられた本銃は、契約通りスペイン陸軍に納入された。 同じ頃、AEP社で生産された「M1910」はデンマーク陸軍に採用された。しかし、1914年、第一次世界大戦が始まるとドイツによるベルギー占領(AEP社がある地区も含む)の影響で生産の中断を余儀なくされる。 戦後、AEP社は生産拠点をデンマークに移し、改良型の「M1910/21」を開発する。M1910/21は1935年まで生産され、デンマーク軍の制式拳銃が[[FN ハイパワー]]に置き換わる1946年まで使用され続けた。 ちなみに「[[Bayard M1908>自動拳銃/パイパー M1908]]」という自動拳銃が、1908年にAEP社から販売されている。これはベルギー人のベルナルド・クラウスが設計した護身用拳銃で、名称は似ているがベルグマンピストルとの関連性は無い。 |登場作品|ジャンル|使用者|備考|h |[[キノの旅(テレビアニメ版)>キノの旅]]|−|−|項目参照| |[[ジオブリーダーズ>ダイナマイトが百五拾屯 雑魚キャラコーナー]]|−|−|項目参照| #hr CENTER:このページの画像は[[ウィキメディア・コモンズ>http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bergmann-model-1878-p1030155.jpg]]および[[ENDOの部屋>http://www1.ocn.ne.jp/~avro504/]]から転載しています。 CENTER:転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。 #hr ---- #pcomment
