*ファイファー ツェリスカ / Pfeifer Zeliska 【回転式拳銃】
#author("2021-05-11T04:11:15+09:00","default:user","user")
*ファイファー ツェリスカ / Pfeifer Zeliska 【回転式拳銃】 [#n4ea46db]
#ref(zeliska_1.jpg,center,nolink,ファイファー ツェリスカ)
|全長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|550mm|6000g|[[.600 NE&br;.458 Win.Mag.>口径]]|5|オーストリア|

 オーストリアの狩猟用銃火器の販売・カスタムを行っているファイファー・ヴァッフェン(Pfeifer Waffen、独語「ファイファー火器」の意)が開発した、.600 NE弾を使用するハンティング用の[[シングルアクション]]式[[リボルバー>回転式拳銃]]。
 .600 NE弾は二連ライフルなどに使用されている[[象撃ち>象撃ち銃]]用のマグナムライフル弾の内でも非常に大口径のもので、そんな弾薬を使用するツェリスカは地上最強の[[拳銃]]と呼ばれる事もあるが、全長55cm・重量6kgのリボルバーはもはや拳銃と言えるかどうかすら疑わしい。ただ、その重量のおかげで撃った時の反動は抑えられ、熟練者でなくとも扱うことが出来るらしい。
 象撃ちライフルに比べればバレルが短いため.600 NE弾の性能を最大限に引き出すことはできないが、それでも[[マズルエネルギー>弾薬の威力]]は約4600ft-lbsとなり、.500 S&W弾(2700ft-lbs)を遥かに凌ぐ威力を持っている。
 ハンドメイド品であるため値段は13,840ユーロ(日本円にしておよそ200万円)と、こちらも拳銃としては地上最高級である。
 
 なおこうしたマグナム・ライフル弾仕様の拳銃はこれが初めてという訳ではなく、同様の拳銃は無数に存在する。最初に作られたツェリスカ拳銃はいつのものか不明であるが、少なくとも1996年時点でこの拳銃は一度ギネス・ワールドレコードに「世界最大のリボルバー」として登録申請された。しかし当時のギネス審査委員会は何故か「戦争にかかわる事柄の記録は認められない」としてこの申請を却下している。

 この製品も他の類似品と同様、非常にマイナーな存在のまま終わる筈であったが、2005年度にギネス世界記録に登録された「世界最大のリボルバー」((ポーランドのリザード・トビー氏が製作した[[レミントン M1859>レミントン M1858]]のスケールアップモデル。総重量45kg、口径28mm。))に関する記事にこの製品が誤って引用され、更にその記事を元に某有名ニュース系ブログが「世界最大のリボルバー、その名はツェリスカ」とする記事((GIZMODO http://gizmodo.com/gadgets/duel-this/worlds-largest-revolver-makes-you-a-big-gun-283201.php&br;ギズモード・ジャパン http://www.gizmodo.jp/2007/07/post_1967.html))を書いたため、「世界最大のリボルバー」として誤って広く知られるようになった。


|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|機従戦姫は微笑まない&br;-彷徨のパルティア-|小説|パルティア・クラウディーア|−|
|[[バイオハザード ヴィレッジ]]|−|−|項目参照|
|[[ヤングガン・カルナバル]]|−|−|劇中では「フェイファー・ツェリザカ」と呼称|
#hr
CENTER:このページの画像は[[Pfeifer Waffen>http://www.pfeifer-waffen.at/cms/html/index.php]]から転載しています。
CENTER:転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。
#hr
----
#pcomment

トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS