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*US M85【重機関銃】 [#nce5b730]
#ref(US M85.jpg,center)
|全長|重量(銃本体)|口径|装弾数|発射速度|製造国|h
|1384mm|29.5kg|[[12.7×99mmm>口径]]|ベルト給弾|400〜625発/分 or 1000〜1100発/分|アメリカ|
|1384mm|29.5kg|[[12.7mm×99>口径]]|ベルト給弾|400〜625発/分 or 1000〜1100発/分|アメリカ|

//規定ではありませんが一般的でない文面の構成(主に文頭の空白がない箇所)
//及び各種誤字、一般的でない俗称の使用、リンクミスなど改訂いたしました。(箇所が多いので詳細は差分を参照願います。特に文意の変更はありません)
 戦車や装甲車のキューポラ銃塔に搭載する機関銃として、アメリカのゼネラル・エレクトリック社で開発された[[重機関銃]]。
 従来の[[ブローニング M2>重機関銃/ブローニング M2]]に替わるべく、ごく限られたスペースに搭載する機銃として開発されたため、M2に比べ機関部の大幅な小型化が施された。三脚などに据えて歩兵が使用しない前提だったため、銃本体に[[照準器]]は装備されず、撃発は電磁式スイッチによる遠隔操作が基本であった。チェーンを介して本体のU字ハンドルを引くことで、手動での撃発と装填操作を行うことも可能だった。発射速度が変えられるのも特徴の一つで、対地目標向けのローレート、対空目標向けのハイレートと、二つのモードが有った。

 アメリカ軍の車両搭載機関銃である[[M2>重機関銃/ブローニング M2]]の後継として開発された[[重機関銃]]。装甲戦闘車両の銃塔やヘリコプターなどに搭載される予定であった。
 車両、航空機等に搭載する事を想定していたため、ブローニングに比べ全長を短くし、[[サイト>/照準器]]も装備されておらず、発射機構も遠隔操作が基本である。が、一応手動トリガーは付いている。
 この銃の特徴として発射速度が変えられる事が挙げられる。対地目標向け、対空目標向けと、二つのモードが有る。
 しかし全長を短くしたのに対して、内部機構を抜本的に変えてないので作動不良が多発し、[[弾帯>マガジン]]もM2と互換性が無い。また前述の発射速度を変えられるシステムが射撃中に変ってしまうという欠陥も抱えていた。
 結局M85が使われたのはM60パットン戦車と、LVTP7水陸両用装甲兵員輸送車に一部搭載されただけであった。
 しかし、給弾機構にメタルリンクが詰まる作動不良が多発したうえ、射撃中に発射速度のモードが変ってしまうなど、信頼性に大きな問題を抱えていた。また、M85のベルト給弾用のメタルリンクは専用のもので、弾薬をリンクに連結済みで供給する体制下では、同じ弾薬を使用するにも関わらずM2との互換性が無く、補給上も支障があった。
 結局M85が使われたのはM60パットン戦車と、LVTP7水陸両用装甲兵員輸送車に留まった。M85Cという、スペードグリップと三脚を備えた歩兵用モデルも試作されテストされたが、不評であったため採用されずに終わった。


|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[こちら葛飾区亀有公園前派出所]]|漫画|単行本二巻|−|
|[[こちら葛飾区亀有公園前派出所]]|−|−|項目参照|
|平和への弾痕|漫画|−|−|

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CENTER:このページの画像は[[Wikimedia Commons>https://commons.wikimedia.org/]]から転載しています。
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