*H&K P9S [#rd90b160]

#ref(p9s.gif,center,nolink,H&K P9S)
|全長|重量|口径|総弾数|製造国|h
|192mm|950g|[[9mmx19>口径]]|9+1|ドイツ|
|~|~|[[.45ACP>口径]]|7+1|~|

 [[H&K>ヘックラー ウント コッホ]]社が1970年に開発した[[ダブルアクション]]ピストル。
同社の主力兼看板モデルである[[G3>HK G3]]や[[MP5>HK MP5]]と同じローラーロッキングシステムが組み込まれているため、高い命中精度が実現できたことで評価された。
 トリガーガードは開発当時としては珍しいプラスチック製で、プラスチックという素材をグリップ以外に使用した最初の事例であるが、本体の基本構成部品にプラスチックが本格導入されるのはこれより先、1972年に登場した[[VP70>HK VP70]]が最初である。77年以降のモデルはフィンガーレストが装備されており、ハンマーレストのモデルである。
 [[H&K>ヘックラー ウント コッホ]]社が1970年に開発した[[ダブルアクション]]ピストル。「S」は「Spannabzug」の頭文字で、ダブルアクショントリガーのことを意味する。
 同社の主力モデルである[[G3>HK G3]]や[[MP5>HK MP5]]と同じローラーロッキングシステムが組み込まれ、バレル固定式のために、命中精度が高い。
 フレームの一部(フレーム前面下部からトリガーガード、グリップのフロントストラップまで一体成型)が開発当時としては珍しい[[プラスチック>ポリマーフレーム]]製で、プラスチックという素材をグリップ以外に使用した最初の事例(フレームからグリップに至るまでプラスチックで一体成型とする設計は、1972年登場の[[VP70>HK VP70]]が最初)である。
 コンベンショナルダブルアクションながら、[[ハンマー]]は[[内蔵式>ハンマーレス]]となっている。このため、ハンマーを手動で[[コック>コッキング]]して[[シングルアクション]]で発砲するためのハンマーコッキングレバーが、フレームの左側面に設けられている。
 スライド左側面のマニュアルセイフティは、トリガーやハンマーをロックするのではなく、内部のファイアリングピンをロックする仕組みである。これにより本銃は、セイフONでトリガーを引けば、ハンマーがファイアリングピンを勢いよく叩いて[[デコッキング]]されるという、射手をヒヤヒヤとさせるデコック方法となっている。
 
 9mm仕様以外にも.45ACPや.30ルガー弾仕様のモデルが存在する。P9Sがロングストロークのダブルアクションであるのに対し、P9というシングルアクションのモデルもあった。生産は1978年頃まで継続していたらしいが、現在はどのモデルも生産終了のようで、H&K社のカタログに掲載されていない(ただし、ギリシャではEP9Sの名でライセンス生産が継続しているらしい)。
 ドイツ警察の一部で採用された他、[[サイレンサー>減音器]]を装着できるよう銃身を延長した.45ACPモデルが、アメリカ海軍特殊部隊・[[SEAL]]で少数使用されたと言われるが、いろいろと凝った設計のわりには狙いのはっきりしない銃だった。

 9mm仕様以外にも.45ACPや.30ルガー弾仕様のモデルも存在したが、別バージョンとしてP9というモデルもあった。これはP9Sがロングストロークのダブルアクションであるのに対し、P9はシングルアクションである。現在はどちらのモデルも生産は行われていないようで、H&K社のオフィシャルカタログにも掲載されてはいない。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[ゴルゴ13]]|−|−|項目参照|
|[[特攻野郎Aチーム]]|−|−|項目参照|
|野獣教師|映画|学校の警備員&br;不良|−|
|未成年J|漫画|春日部|1巻|
|[[闇のイージス]]|−|−|項目参照|
|[[ロボコップ]]|−|−|項目参照|
|[[ワイルド7]]|−|−|項目参照|
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