#author("2019-08-12T17:02:20+09:00","default:user","user") *FN FNC 【突撃銃】[#k27fcf60] #ref(fnc.jpg,center,nolink,FN FNC) |モデル|全長(銃床折畳時)|重量|口径|装弾数|連射速度|発射形式|製造国|h |~フルサイズ|997mm(766mm)|3.84kg|[[5.56mm×45>口径]]|20/30|625〜675発/分|S/F/3|ベルギー| |~カービン|911mm(667mm)|3.7kg|~|~|~|~|~| 1979年に[[FN>ファブリク ナショナル]]社で開発された5.56×45mm弾仕様の[[突撃銃]]。FNCとは「Fabrique Nationale Carabine」(ファブリク・ナショナル・[[カービン>騎兵銃]])の略称。 //全体的に意味不明な内容に変更されていたため、以前の内容に差し戻し。 //また、コメントアウトを用いない削除はトップページで禁止されておりますがご確認されていますか?規定に従われない場合は以降の変更は全て差し戻させていただきます。 //FN社は以前にも、自社の[[FAL>FN FAL]]をベースに開発した5.56mm×45突撃銃CAL(Carabine Automatique Légère)を製造していたが、1960年代当時の軍用ライフル市場においては、ドイツの[[G3>HK G3]]と比べても高価で、商業的には失敗していた。 //↑口径違いのライフルを価格で比較することには何の意味もありませんのでコメントアウト。 FN社では以前にも1960年代に自社の[[FAL>FN FAL]]をベースに作成した5.56mm弾突撃銃CALを製造していたが、当時NATO制式弾である7.62x51mmに代わってこの米軍の最新弾薬を採用しようという国は他になく、米軍自身も自国の[[AR15>コルト AR15]]をM16として採用したため商業的には失敗に終わっていた。 ベトナム戦争が1975年に終結すると、米軍の5.56mm×45mm弾とこれを使用する「[[突撃銃]]」の有効性が証明され、次期NATO制式弾薬のトライアルが開始された。FN社では既に米軍と共同で高性能5.56×45mm弾である「SS109」弾の設計を行っていたため、自社でもこれを使用するライフルとしてCALの改良版であるFNCの設計を開始した。 作動方式はFALやCALと異なり、[[ロングストローク・ガスピストン>ガスオペレーション]]によるロータリーロックを採用している。マガジンはAR15互換のものを使用するが、FNCにはホールドオープン機能が無いため、マガジンフォロワーは異なるものとなっている。マガジンの最終弾を撃ち尽くした後の再装填時には、再度[[コッキング]]ハンドルを引く必要がある。 銃身上部のガスチューブ前方には2ポジションのガスバルブを備え、[[ライフルグレネード]]使用時にはガス作動をカットすることが出来る。また、フラッシュハイダー部はライフルグレネードのソケットを兼ね、旧来の歩兵銃のような擲弾用ソケットの着脱を不要としている。 [[ストック]]は折り畳み式のスケルトンストックを標準とし、ソリッドな固定ストックのオプションは無い。グリップはツールコンテナになっており、サイト調整や通常分解用の工具とオイラーを内蔵する。 コッキングハンドルの通る排莢口後部のクリアランスには、FNC独特のダストカバーが施されており、通常はスプリングによって閉鎖され、ハンドルを操作した時にだけ押し上げられる仕組みとなっている。これと同様のダストカバーは、同社製の[[ミニミ軽機関銃>FN ミニミ]]シリーズにも採用されている。 セレクターには[[セミオート]]/[[フルオート]]以外に、CAL同様米軍の[[先進銃火器>SPIW]]コンセプトで採用された3点[[バースト]]機能が備えられている。 バリエーションにはフルサイズのライフルと、パラ(空挺)モデルとも呼ばれるカービンの2種があり、フルサイズモデルのみライフルグレネードが使用出来る。後期型では[[トリガーガード]]が大型化された(上掲写真)。 #ref(fnc2.jpg,around,right,nolink,FNCと兵士) //NATOによるトライアルでは、FNの「SS109」が制式弾薬として選定されたものの、1976年に急ピッチで製作されたFNCのプロトは性能不足で、FNはコンペから辞退した。 //↑この「コンペ」とは何を指しますか?意味不明です。 性能的には悪くなかったものの、以前のFALのNATO制式化では大きな問題が生じ失敗に終わったため、今回もあえてFN社の自動小銃を採用しようと考える国は少なく大きな成功には至らなかった。制式主力ライフルとして採用されたのは、生産国ベルギー及びスウェーデンとインドネシアである。 日本の[[自衛隊]]の制式[[自動小銃]]を選定するトライアルにも参加していたとも言われるが、実際に参加していたかどうかは不明である。なお、偶然にもベルギー陸軍がFALに替わる制式歩兵銃としてFNCを採用したのも[[89式小銃>豊和工業 89式小銃]]と同じ1989年となっている。 //しかし、CALよりも安価で、主力ライフルとして制定したスウェーデン、インドネシアと大きく環境の異なる二国での評価を得たこともあり、十数か国へ輸出されて商業的には成功作となった。 //↑単に調達国数のみを挙げて調達数を数えず「成功作」と言うのはあまりに無理があります。コストの低さや環境性能が優れているなら現在FALよりも遥かにコピー生産数が少ないことについても説明が付きません。 FN社のラインナップにFNCはすでに無いが、スウェーデンとインドネシアでは、FNCのライセンス生産モデル((スウェーデン製は[[Ak5シリーズ>突撃銃/ボフォース Ak5]]、インドネシア製はピンダッドSS1及びSS2シリーズ。))が、近代化改修を経て現在も主力ライフルとして採用されている。 |登場作品|ジャンル|使用者|備考|h |[[Alliance of Valiant Arms]]|−|−|項目参照| |[[アフリカン・ゲーム・カートリッジズ]]|−|−|項目参照| |[[うぽって!!]]|−|−|項目参照| |[[エグゼクティブ・デシジョン]]|−|−|項目参照| |[[エンジェル・ハート]]|−|−|項目参照| |グローバル・エフェクト|映画|マーカス・ポイント|−| |~|~|マーカスの上官|[[サプレッサー>減音器]]装着時もあり&br;[[スコープ]]装着時もあり| |~|~|マーカスの部下|~| |[[クロスファイア]]|−|−|項目参照| |[[コロンビアーナ]]|−|−|項目参照| |[[コンビニDMZ]]|−|−|項目参照| |ザ・グリーンアイズ|漫画|「S.C.A」攻撃隊員|−| |[[さばげぶっ!]]|−|−|項目参照| |[[処刑人]]|−|−|項目参照| |[[砂ぼうず]]|−|−|項目参照| |[[西部警察]]|−|−|項目参照| |[[ソードフィッシュ]]|−|−|項目参照| |刑事貴族|TVドラマ|麻生なおみ|第3シーズン『ファイナル・バトル』にて&br;[[サプレッサー>減音器]],[[スコープ]]装着&br;本城刑事狙撃に使用| |デザート・スコルピオン|映画|ジェームズ・ウェルフォード隊長|ラストでテロリストから奪う| |[[デビル17]]|−|−|項目参照| |[[ドールズフロントライン]]|−|−|項目参照| |[[特例措置団体ステラ女学院中等科C3部]]|−|−|項目参照| |[[トリプルX]]|−|−|項目参照| |[[ナイト&デイ]]|−|−|項目参照| |[[バトルフィールド 4]]|−|−|項目参照| |[[バビロンA.D.]]|−|−|項目参照| |[[ヒート]]|−|−|項目参照| |[[ブラック・ラグーン>BLACK LAGOON]]|−|−|項目参照| |[[フルメタル・パニック!]]|−|−|項目参照| |フルメタルポイント|映画|特殊部隊|プラットホームでの銃撃戦で使用| |[[ボール・ブレット・ガン]]|−|−|項目参照| |まとめ×さいと!|漫画|女子生徒|[[スコープ]]装着| |未来戦隊タイムレンジャー|特撮|ユウリ|アベルから渡される&br;[[スコープ]]装着| |[[ヤングガン・カルナバル]]|−|−|項目参照| |[[ヨルムンガンド]]|−|−|項目参照| |[[レインボーシックス3&br;レインボーシックス:ベガス2>レインボーシックス]]|−|−|項目参照| |レコニング・デイ|映画|チャールズ・トール|−| #hr CENTER:このページの画像は[[FN HERSTAL>http://www.fnherstal.com/]]から転載しています。 CENTER:転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。 #hr ---- #pcomment