#author("2021-03-15T12:40:49+09:00","default:user","user")
*CAA AKアルファ / CAA AK-ALFA [突撃銃][#q64c6aad]

#ref(AKL762R1.jpg,center,65%)
//画像の余白が大きいものでしたので調整いたしました。

|モデル|口径|使用マガジン|銃身長|全長(銃床縮小・折畳時)|重量|発射形式|製造国|h
|~AKL|[[7.62mm×39>7.62mm x39弾]]|[[AK-47>USSR AK47]]、[[AKM>USSR AKM]]互換|415mm|950(685)mm|3.9kg|S/F|イスラエル|
|~AKS|~|~|315mm|850(585)mm|3.75kg|不明|~|
|~AGL|[[5.56mm×45>5.56mm x45弾]]|[[AK-101、102>イジェマッシ AK100]]or[[ガリル>IMI ガリル]]互換|415mm|950(685)mm|3.9kg|~|~|
|~AGS|~|~|315mm|850(585)mm|3.75kg|~|~|
|~AML|[[5.56mm×45>5.56mm x45弾]]|[[AR-15>コルト AR15]]互換|415mm|950(685)mm|3.9kg|~|~|
|~AMS|~|~|315mm|850(585)mm|3.75kg|~|~|
|~AGRL|[[5.45mm×39>5.45mm x39弾]]|[[AK-74>USSR AK74]]互換|415mm|950(685)mm|3.9kg|~|~|
|~AGRS|~|~|315mm|850(585)mm|3.75kg|~|~|
|~AK-308|[[7.62mm×51>7.62mm×51弾]]|不明|415mm|955(695)mm|4.3kg|~|~|
|~AK-9|[[9mm×19>9mmパラベラム弾]]|不明|240mm|746(505)mm|3.25kg|~|~|

 イスラエルの銃器カスタムパーツメーカーであるCAA(コマンドアームズ&アクセサリーズ)インダストリーズ社とロシア防衛産業によって設立された合弁企業、カラシニコフ・イスラエル(KISR)社が開発した次世代[[AK>USSR AK47]]。「ALFA」はロシア連邦保安庁の特殊部隊「[[Альфа(アルファ)>アルファ部隊]]」に由来する((https://nep.detaly.co.il/kalashnikov-israel-novaya-versiya-znamenitogo-avtomata/))。アメリカ・ラスベガスで毎年開催されているSHOTショーで、2016年に、カラシニコフUSA(KUSA)により、初めてその姿が公開された。

 開発は2011年より開始され、元イスラエル国防軍特殊部隊員であるCAA創業者の意見と人間工学に基づいた設計がなされている。AKの基本的な構造はそのままに、現代銃器の拡張性とトレンドを採り入れた近代化がなされた。
 [[マガジンリリースレバー>マガジンキャッチ]]と[[セレクター>安全装置]]は[[アンビ]]タイプとなり、またグリップを保持したまま操作可能となった。発射形式の順番もAK従来の「セーフ→[[フル>フルオート]]→[[セミ>セミオート]]」から「セーフ→セミ→フル」に改められている。
 [[コッキングハンドル]]は、左右両面に付け替え可能となり、水平に保持したまま添え手でのコッキングが容易になっている。従来のAKシリーズでもトップカバー越しに左手を伸ばしてのコッキング操作が可能だが、光学サイトを装着した場合は銃を大きく傾けるなどの動作が必要だった。一方、ハンドルは従来どおり発砲に連動してボルトキャリアごと前後動する。
 [[ハンドガード]]とレシーバーは一体となりトップに固定の[[ピカティニーレール]]を備え、バレルは[[フリーフロート>フリーフローティングバレル]]となった。ハンドガード側面のレールは着脱式。[[ストック>銃床]]は[[ACR>マグプル MASADA]]に酷似した外観で、チークピースとバットプレートが調整可能な伸縮折畳み式となっている。

 なお、2020年現在、KISR社の公式サイトやFacebookアカウントは消滅しており、CAA社の製品ページに本銃が掲載されている事から、本銃に関する権利はCAA社が所有しているようだが、KISR社が存続しているかは不明である。また、KISR社とKUSA社の関係性も不明。
 民間市場での流通は、「Kalashnikov ISR」の刻印がなされているセミオートオンリーのモデルが、チェコとスイスの一部銃砲店で販売されているのが確認されているだけであり((https://www.kalashnikov.ru/ak-alfa-prodayotsya/))、発表当初予定されていたアメリカの民間市場での販売は行われていない。((https://www.thedailybeast.com/israelis-will-soon-be-mass-producing-ak-47s-for-the-us-market?ref=scroll))
 軍や警察組織への採用は、コンゴなどのアフリカ諸国((https://riafan.ru/560543-izrailskii-kalashnikov-i-rossiiskie-soratniki-novinki-arms-hunting-2016))や極東の一部国家((https://www.israeldefense.co.il/en/node/28725))などに合計数千丁を輸出する契約がされたと関係者は話しているが、どの国家へ輸出されたのかは不明。

 2019年、ナイジェリアの特殊部隊所属と思われる兵士が本銃を携行している姿が確認されている。((https://www.israeldefense.co.il/en/node/38116))
//「AR系ボタン式マガジンリリースコントロール」各モデルのまとめに移しました
|モデル|特徴|h
|~AKL|7.62mm×39弾モデル。AK-47、AKM系のマガジンを使用|
|~AKS|AKLの短銃身モデル|
|~AGL|5.56mm×45弾モデル。AK-101/102系5.56mmマガジンorガリル系5.56mmマガジンを使用|
|~AGS|AGLの短銃身モデル|
|~AML|AR-15系マガジンを使用。AR系ボタン式マガジンリリース。ボルトキャッチ機能&ボルトリリースレバー付き|
|~AMS|AMLの短銃身モデル。|
|~AGRL|5.45mm×39弾モデル。2020年現在、実機の展示なし|
|~AGRS|AGRLの短銃身モデル|
|~AK-308|7.62×51mm弾弾モデル。AR系ボタン式マガジンリリース。ボルトキャッチ機能なし|
|~AK-9|9mm×19弾モデル。2018年時点で開発中|
***動画 [#q17f5735]
#youtube(3X5xHB8HeEQ)
#youtube(Y3BUTTXw2hE)

#br
|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[PSYCHO-PASS サイコパス]]|アニメ|-|Sinners of the System Case.3及び第3期で登場|
|Warface|ゲーム|-|-|
|World War 3|ゲーム|-|-|

#hr
CENTER:このページの画像は[[CAA Indutries>https://www.caaindustries.com/]]社から転載しています。
CENTER:転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。
#hr

#pcomment

トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS