*東京砲兵工廠 二六年式拳銃 [#t6f90289]

|全長|重量|口径|総弾数|製造国|h
|229mm|904g|二六年式実包(9mmx22R)|6|日本|

 1893年に旧日本陸軍が開発した初の国産制式拳銃で、中折れ式のダブルアクションリボルバー。
 明治時代初期、かさばる[[小銃]]を持ち歩くには不都合がある騎兵や砲兵は、様々な外国製の回転式拳銃(主に[[S&W>スミス アンド ウェッソン]]製のもの)を輸入して使っていた。しかし口径が統一されておらず、いざという時の補給が困難なため、早急な拳銃の国産化が望まれていた。
 そこで東京砲兵工廠小石川製造所において拳銃の研究がスタート。明治21(1888)年に6連発の中折れ式リボルバーが開発され、明治26(1893)年に二六年式拳銃として軍に制式採用された。

 旧日本軍が開発しただけあって、表面加工やサイドプレートの開閉機構は凝っているが、それが逆に生産効率を悪くしているのは言うまでもない。そのうえ安全装置がなく、操作性もあまり考えられていなかった。開発当時の基準は分からないが、現存する二六式拳銃を撃ったところ命中精度はすこぶる悪かったとか。
 大正14(1925)年に制式拳銃の座を[[十四年式拳銃>南部 十四年式拳銃]]へ譲るまで6万挺近くが生産され、第二次世界大戦終戦まで活躍した。
 余談ながら、この銃は1936年の2.26事件においても使用されている。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[サイレン&br;サイレン2>サイレン]]|ゲーム|−|項目参照|
|[[パワプロクンポケット7]]|ゲーム|−|項目参照|
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