#author("2018-10-17T17:37:55+09:00","default:user","user")
*地雷 / Land mine [#o18b111b]

 主に地面に設置して使用する爆弾で、大きく分けて対兵士用の対人地雷(Anti-Personal Mines)と対車輛用の対戦車地雷(Anti-Tank Mines)の二つに分類される。
 形状は円盤型、長方形、筒形の物が大半である。
 
***歴史 [#p1d88230]
 その歴史は古く、中世には中国や日本の忍者などが木箱などを使った埋火という地雷に近い兵器、またアメリカ南北戦争では大砲の砲弾を利用した圧力作動式地雷が使われていた。
 現在のような物が登場したのは第一次大戦で、ドイツ軍が対戦車用に使ったのが始まりである。またアラビアのロレンスとして知られるトーマス・エドワード・ロレンス中尉がチューリップ型地雷という物を使ったという記録も残っている。
 材質は当初、鋳鉄や[[プレス加工]]といった金属製だったが、途中から金属探知機に発見されないように木製やベークライトなどの[[プラスチック>ポリマーフレーム]]製の物が登場しそちらの方が中心になった。
 その他に第二次大戦では、ガラス製やコンクリート製、陶器製といった変わり種の物も製造された。大戦後には紙製の物も製造されている。
 安価で製造にそれほど高度な技術が必要でない為に素人でも大量製造が可能で、その為アフガニスタンのタリバンやカンボジアのポル・ポト派などのゲリラが無計画に多用した為((普通の軍隊では碁盤目のように規則正しく設置し、また埋められている場所や個数を記録するために地図を作成し更に看板を設置して必要なくなれば撤去するが、ゲリラの場合には焦土戦術のように手当たり次第大量に井戸や畑に記録も残さずに仕掛けてそのままといった運用だったため))に多数の民間人に犠牲者が出る大問題となったために、1999年に対人地雷全面禁止条約(オタワ条約)が制定され日本などの条約加盟国((アメリカ、中国、ロシアなどは未加盟))は、その代替策として遠隔操作で使用するために条約に違反しない[[US M18]]やスウェーデン製のFFV013などの指向性地雷に置き換わることになった。
 フィクションでは上記のような理由から[[手榴弾]]と違い悪役が使用することが大半だが、M18クレイモアは比較的主人公側が使用することが多い。


***作動方式 [#mb44064e]
 以下の三つの方式がある。

 1.圧力作動式 足で踏むなど一定の重量がかかることで作動する。フィクションなどで一般にイメージされる地雷はこれである。中には一定の重量がかかったあとで、それがなくなると作動する圧力解除式という変わり種もある。
 2.張力作動式 ワイヤーを引っ張ることで作動する。主な物はドイツ軍が使用したS-mine(ミーネ)(米軍はバウンシングベティと呼称)など
 3.複合式   圧力、張力どちらの方式でも使用可能。

***起爆方式 [#k53e0ba0]
 以下の二つの方式がある。
 
 1.爆風型 爆発の衝撃でダメージを与える。
 2.破片型 爆発した時に、地雷の破片や殺傷力を高めるために入れたベアリング(金属球)などでダメージを与える。埋火や、S-mine、M18クレイモアなどがこれにあたる。

***設置方式 [#z5654d85]
 一個づつ手作業で設置する物の他に、散布式地雷と呼ばれる大砲や航空機などを使い広範囲に散布する物も開発されている。
 散布型地雷の代表的な物としては羽根型をしたソビエト製のPMF-1などがある。
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