*信号銃

 1877年に米海軍のエドーワード・W・ベリー大尉によって開発された信号弾を発射するための銃。当初は、不格好で信頼性に欠けていたが、夜間、船舶同士の信号伝達に使われていた。現在では、遭難場所を示す目印、また命令を伝達するなどの目的のため軍民で使われている。

 最初の信号銃は[[10番口径の散弾>ゲージ]]を基にした様々な色に発光するフレアーを打ち上げた(通常、赤、白、緑。稀に黄色と緑)。自由落下するタイプや複数の信号弾を束ねたクラスター・フレアー、パラシュートで降下するタイプもあった。

 昼間用として赤やオレンジ色の煙を出すフレアーもあり、軍ではその他の色の発煙弾も使用された。発煙弾には、空に煙の帯を残すタイプと、落下の衝撃で発火し煙を出す物がある。

 現在では、様々な口径の信号銃が開発され、12番、10番、1インチ、27mm、35mm、37mm、40mなどがある。

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