#author("2019-05-29T03:42:29+09:00","default:user","user")
*住友重機械 62式7.62mm機関銃【軽機関銃】 [#i73c20a6]
#ref(Type_62.jpg,center,nolink,74式車載7.62mm機関銃(左上)&12.7mm重機関銃(中央)&62式7.62mm機関銃(右下))
|モデル|全長|重量|口径|装弾数|発射速度|発射形式|製造国|h
|~62式機関銃|約1200mm|10.7kg|[[7.62mm×51>口径#RifleAmmo]]|ベルト給弾式|750発/分|F|日本|
|~74式車載機関銃|1085mm|20.4kg|[[7.62mm×51>口径#RifleAmmo]]|ベルト給弾式|700発/分&br;1000発/分|~|~|
|~74式車載機関銃2型|1078mm|19.4kg|~|~|~|~|~|

 1962年(昭和37年)に制式化された戦後日本初の国産[[軽機関銃]]。[[自衛隊]]発足時、装備していた[[ブローニング M1919A1,M1919A6>重機関銃/ブローニング M1917]]が日本人の体格に合わなかったため開発された。
 命中精度は良く、量産性や互換性に優れるが、部品点数が多い為、整備性はお世辞にも良いとは云えない。また、クリアランスが大きく、部品の脱落や、安全装置を掛けていても衝撃で暴発するほか、引き金から指を離しても発砲が止まらないなどのトラブルが多発する、運用者泣かせの銃だった。いかなる姿勢からでも銃身交換が素早く行える一方、[[キャリングハンドル]]を握って運んだ際、「やけに軽いな」と手元を見ると、持っていたのはハンドルに繋がっている銃身だけだった……という逸話もある。これらの問題から「単発[[機関銃]]」などというありがたくない渾名も付き、「言うこと機関銃、無い方がマシンガン」とまで言われた。
 正常に作動している場合でも、下方向に排莢される薬莢の勢いが強いため、[[薬莢入れ]]を装備していないと、地面で跳ね返った薬莢が射手の手に激しくぶつかって、閉口させられるらしい。
 このような欠陥は自衛隊側が開発を急かせたのと、開発側の小火器設計のノウハウが不足していたとされる。

 さらにこれらの問題は、30年間、現場指揮官によって改修が毎年のように具申されてきたものの解決されることなく、現場レベルの改修のみで運用され続けた。これには、欠陥問題を解決すると、財務省(旧大蔵省)から「欠陥品を調達したのか?」と言われ、来年度からの開発費が削減されるため、嫌でも欠陥を不具合ないしは仕様と言うしかないという裏事情があるようだ。


 派生型として、1974年に制式化された74式車載機関銃があるが、こちらは堅牢に作られているからかマトモらしい。トリガーグループが車載用に変更されており、発射速度は二段階に切り替えることができる。なお、2型は握り手が省略されている。

 現在62式機関銃は[[FN ミニミ]]の国内ライセンス版に更新が進んでおり、使用しているのは一部の部隊のみとなっているが、74式車載機関銃は陸上自衛隊の戦闘用車両の同軸機関銃や、海上自衛隊のSH-60J/SH-60K哨戒ヘリの自衛用として現役である。

 この62式機関銃は94年のルワンダへの難民救援への派遣の際、何挺持っていくかで大揉めしたらしいが((結局1丁だけになってしまい、本来なら予備にもう1丁持っていくのがセオリーだが「2丁持っていくのは侵略行為」という意見が出たため大量の予備パーツのみ持たせた。))、海外からはあまりにもくだらないと酷評された話まである。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[亜人]]|−|−|項目参照|
|[[ガールズ&パンツァー>ガールズ&パンツァー]]|−|−|項目参照|
|[[ガメラ]]|−|−|項目参照|
|[[機動警察パトレイバー]]|−|−|項目参照|
|群青の空を越えて|ゲーム|日下部 加奈子|−|
|[[ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり]]|−|−|項目参照|
|[[ザ・ワールド・イズ・マイン]]|−|−|項目参照|
|[[ジパング]]|−|−|項目参照|
|[[戦国自衛隊]]|−|−|項目参照|
|[[ドールズフロントライン]]|−|−|項目参照|
|特救指令ソルブレイン|特撮|デビッド・コスギ|相模基地から奪う|
|[[バトルガール]]|−|−|項目参照|
#hr
CENTER:このページの画像は[[陸上自衛隊>http://www.mod.go.jp/gsdf/]]から転載しています。
CENTER:転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。
#hr
----
#pcomment

トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS