*ワルサー カンプピストル / Walther Kampfpistole 【擲弾発射器】[#g232879f] #ref(kampf1.jpg,center,nolink,ワルサー カンプピストル) |タイプ|全長|重量|口径|装弾数|発射形式|製造国|h |~LP42((2.7cm信号拳銃の採用名称))|220mm|1.12kg|26.6mm|1|S|ドイツ| |~Kampfpistole|245mm|1.45kg|26.6mm|1|S|ドイツ| |~Sturmpistole|585mm((ストック伸長時))|2.45kg|26.6mm|1|S|ドイツ| &br; #ref(kampf2.jpg,right,around,中折れ状態) 1930年代、ドイツの[[ワルサー]]社は2.7cm信号銃((「Leuchtpistole:ライヒトピストーレ(照明拳銃)」))を開発し、ドイツ陸軍に納入していたが、戦場では信号銃として以外にも、大口径なのを幸いに、銃身に卵形柄付手榴弾((前線でM39卵形手榴弾にM24柄付手榴弾の柄を取り付けた簡易弾頭))をねじこみ、即興の榴弾発射用の[[拳銃]]として使用していた。それを知ったドイツ陸軍は、この信号銃にあらかじめ榴弾を発射可能な様に作り替える事を要求。そこで製造元のワルサー社はもともとの滑腔銃身にライフリングを入れ、専用の小型榴弾投擲銃として開発した。これが「カンプピストル((日本での慣例的な呼び方。「kampfpistole:カンプピストーレ(戦闘拳銃)」))」である。 開発当初は小型榴弾しか使用できなかったカンプピストルだが、後に成形炸薬が実用化されるとこれに対応。その結果、軽装甲程度の車両なら破壊可能なほどの威力を持つようになり、携帯用の対装甲兵器として歩兵に重宝された。 しかし威力が高まるにつれ、保持が困難になるほど射撃時の反動が強くなったため、折り畳み可能な[[ストック]]が新たに設計された。一方、そのぶん射程も延びたことで、遠距離射撃用の照準器も追加された((ただし照準できるのは仰角20度まで。実際には仰角40度ほどで使用していたため取り外されているものも多い。))。こちらは「シュトゥルムピストル((日本での慣例的な呼び方。「Sturmpistole:シュトゥルムピストーレ(突撃拳銃)」))」と呼ばれている。 なおカンプピストルは、外見上は元となった信号銃と酷似しているため、銃身左に「Z」の文字を刻印して区別していた。それゆえ「Z(ツェット)ピストーレ」とも呼ばれる。 >>> |外見|説明|h |#ref(LeuP.gif,center,nolink,ライヒトピストーレ)|原型となった2.7cm((ただし実際の口径は2.656cmだった))信号拳銃。その口径を生かし、即興で擲弾発射器とされた。| |#ref(KaP.gif,center,nolink,カンプピストーレ)|ライヒトピストーレから発展した対装甲拳銃。&br;擲弾以外にも原型銃とは違うタイプの信号弾も発射できた。| |#ref(StP.gif,center,nolink,シュツルムピストーレ)|カンプピストーレから発展した強化版の対装甲拳銃。&br;威力と射程が増し、ストックと照準器が追加された。| #br |登場作品|ジャンル|使用者|備考|h |エクスドライバー|アニメ|榊野 理沙|特殊弾頭(粘着弾?)| |~|~|遠藤 ローナ|~| |~|~|菅野 走一|~| |カンプグルッペZbv|漫画|ブルクハイト中尉|−| |銃夢|漫画|ナックルヘッド|−| |~|~|ガリィ|~| |[[機動警察パトレイバー]]|−|−|項目参照| |クロスファイア|漫画|ハインケル・ウーフー|ストック装着| |[[犬狼伝説]]|−|−|項目参照| |[[ケルベロス 地獄の番犬]]|−|−|項目参照| |[[ゴルゴ13]]|−|−|項目参照| |ジェネックス・コップ|映画|襲撃者|前半のカーチェイスで使用| |[[ジオブリーダーズ]]|−|−|項目参照| |[[人狼 JIN-ROH]]|−|−|項目参照| |[[鋼の錬金術師]]|−|−|項目参照| |[[メタルギアソリッド ピースウォーカー]]|−|−|項目参照| |[[メタルサーガ]]|−|−|項目参照| #hr CENTER:このページの画像はCGLABのEXCEL氏の提供です。 #br CENTER:アイコンは[[ENDOの部屋>http://www1.ocn.ne.jp/~avro504/]]から転載しています。 CENTER:転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。 #hr ---- #pcomment