*ランボー / First Blood
 原作はデイヴィッド・マレルの小説「一人だけの軍隊(邦訳タイトル)」。ベトナム後遺症や帰還兵問題の他、アメリカの地方都市の閉鎖性、世代間ギャップ(ベトナム帰還兵のランボーと、朝鮮戦争世代のティーズル)などを取り上げた、社会派の作品だった。
 映画化に当たって、ランボーやティーズルのキャラクター(原作ではランボーは平然と人を殺し続け、ティーズルはランボーを追いながらも、ある意味、苦しみ続けるランボーの最大の理解者となっていく)や、ラストに改編が加えられたものの、ベトナム帰還兵の孤独を描いたストーリーの大筋は変わらない。だが、2作目以降は当時の世相も反映してか、ランボーのヒーロー色が強調された、一大アクション作品に変貌した。(とはいえ、国に裏切られ、見捨てられ続けるランボーの孤独は、一貫して描かれている)
 主人公の活躍があまりに超人的で、各兵器・銃火器の考証も甘く、リアル志向の現在の目から見ると失笑もののシーンも少なくない。しかし、戦争映画というと第2次大戦か、陰惨なベトナムものしかなかった時代に、『ミリタリーアクション』の新風を巻き起こし、一時代を築いた作品であることは間違いない。

 なお、第1作原題のFirst Bloodとは、ボクシング用語で「どちらが先に仕掛けたか」を意味する。『ランボー』は元々は日本独自の『邦題』だったが、2作目以降で本家にも逆輸入されたのは有名な話である。
 2008年に20年振りの新作となる『ランボー/最後の戦場』が公開予定。

#contents

***ランボー (原題 First Blood)
RIGHT:1982年、アメリカ映画
RIGHT:監督:テッド コッチェフ
RIGHT:監督:テッド・コッチェフ

 ベトナム帰還兵のジョン ランボー(シルベスター スタローン)は山間の田舎町ホリデーランドにやってきた。保安官ウィル ティーズル(ブライアン デネヒー)の車で食事が出来る場所に連れて行ってもらうランボー。しかしティーズルは余所者のランボーを町の入り口で車から降ろし追い出してしまう。なおも町に入ろうとするランボーをティーズルは逮捕。保安官事務所での屈辱的な扱いがベトナムでの記憶を呼び起こしランボーは保安官を振り切って脱走、山の中へ逃げ込んだ。元[[グリーンベレー]]でゲリラ戦のプロであるランボーに対しティーズルは州兵をも動員して山狩りを行うがそこにかつてのランボーの上官サム トラウトマン(リチャード クレンナ)が現れた。
 ベトナム帰還兵のジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)は山間の田舎町ホリデーランドにやってきた。保安官ウィル ティーズル(ブライアン デネヒー)の車で食事が出来る場所に連れて行ってもらうランボー。しかしティーズルは余所者のランボーを町の入り口で車から降ろし追い出してしまう。なおも町に入ろうとするランボーをティーズルは逮捕。保安官事務所での屈辱的な扱いがベトナムでの記憶を呼び起こしランボーは保安官を振り切って脱走、山の中へ逃げ込んだ。元[[グリーンベレー]]でゲリラ戦のプロであるランボーに対しティーズルは州兵をも動員して山狩りを行うがそこにかつてのランボーの上官サム・トラウトマン(リチャード・クレンナ)が現れた。

|使用者|銃種|銃器名|備考|h
|ジョン J ランボー|軽機関銃|[[サコー M60]]|州兵のトラックから強奪|
|ジョン・J・ランボー|軽機関銃|[[サコー M60]]|州兵のトラックから強奪|
|~|突撃銃|[[コルト M16>コルト AR15]]|州兵から強奪|
|ウィル ティーズル|自動小銃|[[H&K G3>HK G3]]|山中で使用|
|ウィル・ティーズル|自動小銃|[[H&K G3>HK G3]]|山中で使用|
|~|突撃銃|[[コルト M16>コルト AR15]]|後半で使用|
|~|回転式拳銃|[[S&W M66>SW M19]]|6インチ|
|保安官|突撃銃|[[コルト M16>コルト AR15]]|−|
|州兵|突撃銃|[[コルト M16>コルト AR15]]|−|
|~|対物火器|[[TDS M72]]|洞窟への攻撃に使用|
***ランボー2/怒りの脱出 (原題 Rambo: First Blood Part II)
RIGHT:1985年、アメリカ映画
RIGHT:監督:ジョージ P コスマトス
RIGHT:監督:ジョージ・P・コスマトス

 3年前の事件で服役中のランボーは軍の秘密作戦に参加することを条件に釈放される。内容はベトナムで今も拘束されているアメリカ軍捕虜の情報収集。現地の情報員コー バオ(ジュリー ニクソン)と協力して捕虜収容所を見つけるが、「捕虜がいる場合、写真のみ撮って帰還せよ」の命令を無視し救出を敢行。ヘリを呼び寄せるが捕虜も一緒にいるという報告を受けた途端、司令官マードック(チャールズ ネイピア)は作戦中止を宣言。目と鼻の先にいるランボーと捕虜を見捨ててヘリに帰還するよう命じた。
 3年前の事件で服役中のランボーは軍の秘密作戦に参加することを条件に釈放される。内容はベトナムで今も拘束されているアメリカ軍捕虜の情報収集。現地の情報員コー・バオ(ジュリー・ニクソン)と協力して捕虜収容所を見つけるが、「捕虜がいる場合、写真のみ撮って帰還せよ」の命令を無視し救出を敢行。ヘリを呼び寄せるが捕虜も一緒にいるという報告を受けた途端、司令官マードック(チャールズ・ネイピア)は作戦中止を宣言。目と鼻の先にいるランボーと捕虜を見捨ててヘリに帰還するよう命じた。

|使用者|銃種|銃器名|備考|h
|ジョン J ランボー|短機関銃|[[HK MP5A3>HK MP5]]|HALO降下時の装備(発砲無し)|
|ジョン・J・ランボー|短機関銃|[[HK MP5A3>HK MP5]]|HALO降下時の装備(発砲無し)|
|~|突撃銃|[[USSR AKM]]|敵から強奪|
|~|散弾銃|[[レミントン M870]]|オンボロ船で敵から奪う&br;フォールディングストック付き|
|~|軽機関銃|[[サコー M60E3>サコー M60]]|UH-1N(ソ連側)に搭載|
|~|重機関銃|[[GE M134]]|~|
|~|対物火器|[[USSR RPG2>USSR RPG7]]|オンボロ船にあったものを借用|
|~|~|[[TDS M72]]|武装ヘリを攻撃|
|コー バオ|突撃銃|[[USSR AKM]]|−|
|コー・バオ|突撃銃|[[USSR AKM]]|−|
|~|短機関銃|[[MAC M11]]|[[減音器]]装着|
|ヴィン大尉|自動拳銃|[[USSR トカレフ]]|−|
|ソ連軍事顧問団|突撃銃|[[USSR AKM]]|−|
|~|重機関銃|[[USSR DShK]]|武装ヘリ(なんちゃってハインド)に搭載&br;おそらく映画用[[プロップ>プロップガン]]|
|ベトナム兵|突撃銃|[[USSR AKM]]|−|
|エリクソン|回転式拳銃|コルト コマンド|発砲なし|
|ライファー|自動拳銃|[[シグザウアー P226]]|ヘリ機内でトラウトマンに突きつける&br;発砲なし|
***ランボー3/怒りのアフガン (原題 Rambo III)
RIGHT:1988年、アメリカ映画
RIGHT:監督:ピーター マクドナルド
RIGHT:監督:ピーター・マクドナルド
#br

 タイである時はボクサーとして、ある時は寺院の修復でその日暮らしをしていたランボーをトラウトマンが訪ねて来た。アフガニスタンへ武器を運ぶ作戦に参加してほしいといわれるがランボーは「俺の戦争は終わった」と言って断る。その後トラウトマンは現地に進駐するソ連軍に拘束された。その一報を聞きつけたランボーは現地のアフガニスタン人の協力を得てトラウトマンの救出作戦を決行する。

|使用者|銃種|銃器名|備考|h
|ジョン J ランボー|突撃銃|[[USSR AK74]]|[[M203>コルト M203]]装着|
|ジョン・J・ランボー|突撃銃|[[USSR AK74]]|[[M203>コルト M203]]装着|
|~|対物火器|[[USSR RPG7]]|基地脱出時に使用|
|~|自動小銃|[[USSR ドラグノフ]]|発砲シーンなし|
|ザイセン|短機関銃|[[RP Wz63]]|冒頭でトラウトマンに突きつけ脅迫&br;スライドオープン&br;発砲シーン無し|
|トラウトマン|突撃銃|[[RH AMD65>RH AKM63]]|救出後に携帯&br;ソ連軍から強奪?|
 
***ランボー/最後の戦場 (原題 Rambo)
RIGHT:2008年、アメリカ映画
RIGHT:監督:シルベスター スタローン
RIGHT:監督:シルベスター・スタローン
#br
|使用者|銃種|銃器名|備考|h
|ジョン J ランボー|−|−|−|
|ジョン・J・ランボー|−|−|−|
----
#pcomment


トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS