*ボーン・アイデンティティー / The Bourne Identity 記憶を失った主人公ジェイソン・ボーンが自分自身が何者かを知るため、次々と襲い来る暗殺者に立ち向かうスパイアクション。原作はスリラー作家ロバート・ラドラムの「ジェイソン・ボーン3部作」(『暗殺者』、『殺戮のオデッセイ』、『最後の暗殺者』)。 『[[007]]』のように特殊ガジェットに頼らず、CGも使わない骨太のアクションが見所である。 2012年には、シリーズのスピンオフ((当初はシリーズの四作目として企画が進んでいたが、ポール・グリーングラス監督とジェイソン・ボーン役のマット・デイモンの降板に伴い、内容を一新して再び企画がスタートされた。))となる『ボーン・レガシー(原題:The Bourne legacy)』が公開。 『[[ハート・ロッカー]]』や『[[ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル>ミッション:インポッシブル]]』で知られるジェレミー・レナーが、本作オリジナルキャラクターを演じる。 また、海外では『The Bourne Conspiracy』のタイトルでアクションゲームとして発売された。 #contents **映画 ***ボーン・アイデンティティー (原題:The Bourne Identity) RIGHT:2002年、アメリカ映画 RIGHT:監督:ダグ・リーマン &size(20){''・ストーリー''}; マルセイユ沖で一人の男性(マット・デイモン)が漁船に救助される。彼は記憶喪失状態で、なぜか背中に銃弾を受けていた。漁船の乗組員が傷の手当をしていると、でん部に何か埋め込まれているのを発見する。取り出してみたそれは、スイス・チューリッヒの銀行の口座番号が記された小型プロジェクター。 早速スイスのゲマインシャフト銀行に言ってみると、貸金庫を利用していることが判明する。中を開けるとジェイソン・ボーン名義の米国旅券をはじめとする複数の旅券と各国の紙幣、そして一挺の拳銃が入っていた―――。 |使用者|銃器名|備考|h |ジェイソン・ボーン|[[シグザウエル P225>自動拳銃/P225]]|スイスで警察官から奪取&br;分解しその場で捨てる| |~|[[シグザウエル SP2009>自動拳銃/シグプロ]]|銀行の貸金庫に預けてあったもの| |~|[[シグザウエル P229>自動拳銃/P229]]|領事館の警備員より奪取&br;直後にゴミ箱へ捨てる| |~|[[水平二連式散弾銃>二連式散弾銃]]|イーモンの自宅より借用&br;教授との対決時に使用| |~|[[グロック 19]]|[[レーザーサイト]]装着&br;ワムボージのボート潜入時に所持| |~|[[ワルサー P5 コンパクト>ワルサー P5]]|教授の銃を使用&br;PT945との[[二挺拳銃]]時もあり&br;トレッドストーンのアジトでワンカットのみシルバースライド| |~|[[タウルス PT945>自動拳銃/タウルス PT900]]|P5との[[二挺拳銃]](逆手で握り、小指で撃つ)&br;アジトでコンクリンの部下から強奪| |カステル|[[IMI ガリルMAR>IMI ガリル]]|アパート襲撃時に使用| |~|[[タウルス PT945>自動拳銃/タウルス PT900]]|箱の中に収納| |教授|[[シグ SG550]]|[[サプレッサー>減音器]]装着&br;[[スコープ]]装着&br;[[バイポッド]]装着&br;ストックの形状が若干違う| |~|[[ワルサー P5 コンパクト>ワルサー P5]]|[[サイドアーム]]&br;発砲無し| |~|[[CZ CZ100]]|編集ミス((ボーンに撃たれ上記のP5Cを落とすが、雪の上に落ちた銃がアップになるカットでP5Cと入れ替わっている。))| |ワムボージ|[[ベレッタ 92FS>ベレッタ M92]]|−| |マンハイム|[[ベレッタ 92FS>ベレッタ M92]]|[[サプレッサー>減音器]]装着| |~|[[シグザウエル SP2009>自動拳銃/シグプロ]]|ホテルの机に置いてあるもの&br;発砲無し| |警察官|[[シグザウエル P225>自動拳銃/P225]]|ボーンに奪われる&br;発砲無し| |米国領事館警備員|[[シグザウエル P229>自動拳銃/P229]]|−| |米国領事館警備兵|[[M16A2>コルト AR15A2]]|ブッシュマスター社製の銃身を切り詰めたモデルも混在| |~|[[IMI ガリルMAR>IMI ガリル]]|−| |~|[[H&K MP5K>短機関銃/HK MP5K]]|~| |コンクリン|CZE CZ83|−| |コンクリンの部下|[[タウルス PT945>自動拳銃/タウルス PT900]]|シルバーモデル&br;[[サプレッサー>減音器]]装着&br;トレッドストーンのアジトで所持| |~|[[シグ SG552]]|[[ダットサイト]]装着&br;[[ウェポンライト>タクティカルライト]]装着&br;トレッドストーンのアジトで使用| #br ***ボーン・スプレマシー (原題:The Bourne Supremacy) RIGHT:2004年、アメリカ映画 RIGHT:監督:ポール・グリーングラス &size(20){''・ストーリー''}; 前作から2年後。インド、ゴアでボーンはマリー(フランカ・ポテンテ)との逃亡生活を続けていた。まだ完全に記憶を取り戻していないボーンであったが、彼女との生活は平和そのもの。 ところが謎の殺し屋キリル(カール・アーバン)の襲撃により、壮絶なチェイスが繰り広げられる。狙われているのはボーンであったが、キリルの放った銃弾によりマリーを失ってしまう。 その頃、ドイツ・ベルリンではCIAによる極秘捜査が行われていた。作戦は首尾よく成功するかと思われたが、突如殺し屋が取引現場を襲撃し、捜査官と取引相手を殺害する。現場からは極秘ファイルが盗まれ、犯行に使用されたC4爆弾からはボーンの指紋が検出された。 なぜ自分の命が狙われたのか、真相究明のためボーンは欧州へ渡ることを決意するのだった―――。 |使用者|銃器名|備考|h |ジェイソン・ボーン|[[シグザウエル P225>自動拳銃/P225]]|ネビンスから奪取| |~|[[ベレッタ 92SB>ベレッタ M92]]|SUBのダッシュボードから取り出す| |~|[[ベレッタ 92FS>ベレッタ M92]]|ゴアでの荷造り中登場| |~|[[ワルサー PP]]|アボットへ置き残す| |~|[[ブルパップ]]式の[[ボルトアクション]][[ライフル>小銃]]|[[K&F KS II>小銃/KF KS]]に似せた架空[[プロップガン]]((骨組み風のフレームや木製の[[フォアエンド>ハンドガード]]/グリップ/チークピースは[[ワルサー WA2000]]に似ているが、レシーバー右側にボルトハンドルが確認できる(WA2000は[[セミオートライフル>自動小銃]]である)。))&br;[[サプレッサー>減音器]]装着&br;[[スコープ]]装着&br;[[バイポッド]]装着&br;バッグから取り出して、組み立てる| |~|[[ワルサー P99]]|宣伝写真で発砲| |キリル&br;(FSB捜査官)|[[ワルサー P99QA>ワルサー P99]]|QPQフィニッシュのシルバースライド&br;取引相手の暗殺時には[[サプレッサー>減音器]]装着| |~|ザウエル モデル202|[[スコープ]]装着&br;組み立ててから発砲| |ジョン・ネビンス|[[シグザウエル P225>自動拳銃/P225]]|発砲無し| |ジャーダ|[[ベレッタ 92FS>ベレッタ M92]]|弾を抜かれる| |CIA捜査官|[[IMI マイクロウージー>短機関銃/IMI マイクロウージー]]|ジャーダの自宅前で登場&br;発砲無し| |~|[[H&K MP5A3>短機関銃/HK MP5]]|~| |~|[[グロック 17]]|~| |SEK((Spezialeinsatzkommandos=ドイツ警察・特別出動コマンド))隊員|[[グロック 17]]|ブレッカーホテルで登場| |~|[[H&K MP5A3>短機関銃/HK MP5]]|~| |~|[[H&K MP5SD3>短機関銃/HK MP5SD]]|~| |~|[[グロック 17]]|~| |~|[[H&K SL8>HK G36]]|G36Eタイプの[[キャリングハンドル]]| |~|[[ショットガン>散弾銃]]|詳しいモデルは不明&br;[[ダットサイト]]装着&br;ドアブリーチ用マズルブレーキ| |ウォード・アボット|[[ワルサー PP]]|−| |ロシア連邦捜査官|[[USSR AKS74>USSR AK74]]|ゲートの門番が所持| |~|[[グロック 17]]|グレツコフ逮捕時に所持| #br ***ボーン・アルティメイタム (原題:The Bourne Ultimatum) RIGHT:2007年、アメリカ映画 RIGHT:監督:ポール・グリーングラス &size(20){''・ストーリー''}; 記憶を奪われ、愛するものを失った男、ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)。ネスキーを殺したのは自分だとその娘に伝えた後、モスクワ市警に追われながら夜のモスクワを疾走していた。腕の怪我を治療するため侵入した病院で、突如蘇る過去の記憶。記憶が消えたと同時に病院に現れた警官を倒した後、ボーンは記憶を求め再び歩みだす。 一方、CIAニューヨーク支部の幹部ノア・ヴォーゼン(デヴィッド・ストラザーン)は、国家脅威と見なしたボーンを抹殺する計画を練っていた。しかしかつてベルリンでボーン捜索の指揮を取っていたパメラ・ランディ(ジョアン・アレン)は、何か秘密を握っているボーンが自分に接触を試みていると思い、ヴォーゼンの監視の目を潜りながらボーンからの連絡を待つ。 自分がいったい誰なのか、捜索中に浮かび上がった “ブラックブライアー計画” が何なのかを探るため、ボーンは組織に最後通牒 “アルティメイタム” を叩きつける―――。 |使用者|銃器名|備考|h |ジェイソン・ボーン|[[シグザウエル SP2022>自動拳銃/シグプロ]]|モスクワで警察官から奪取&br;トレッドストーン研究施設で使用| |~|[[グロック 17]]|CIA捜査官から奪取&br;立体駐車場で使用&br;トレッドストーン研究施設で使用((ワンカットのみ[[シグザウエル SP2022>自動拳銃/シグプロ]]と入れ替わる。))| |~|[[ベレッタ 92FS>ベレッタ M92]]|タンジール警官から奪取| |パズ|[[シグ SG552]]|[[サプレッサー>減音器]]装着&br;[[スコープ]]装着&br;ポータブルスタンドに固定| |~|[[シグザウエル P229>自動拳銃/P229]]|[[サプレッサー>減音器]]装着&br;ニューヨークでのチェイス時に使用| |~|[[ベレッタ 92SB>ベレッタ M92]]|終盤の研究所で使用| |デッシュ|[[H&K USP コンパクト>HK USP]]|[[サプレッサー>減音器]]装着| |ニール・ダニエルズ|[[シグザウエル SP2022>自動拳銃/シグプロ]]|−| |ノア・ヴォーゼン|[[グロック 17]]|−| |パメラ・ランディ|[[グロック 17]]|−| |ニューヨーク市警警官|[[グロック 19]]|−| |モスクワ市警警官|[[シグザウエル SP2022>自動拳銃/シグプロ]]|−| |タンジール市警警官|[[ベレッタ 92FS>ベレッタ M92]]|−| |CIA捜査官|[[グロック 17]]|ニューヨークで所持| |~|[[グロック 19]]|ロンドンとマドリードで所持| |~|[[ベレッタ 92FS>ベレッタ M92]]|ウォータールー駅で所持| |~|[[シグザウエル SP2022>自動拳銃/シグプロ]]|ビデオモニター装着&br;ダニエルズのオフィスで使用| #br ***ボーン・レガシー (原題:The Bourne legacy) RIGHT:2012年、アメリカ映画 RIGHT:監督:トニー・ギルロイ &size(20){''・ストーリー''}; アラスカ州のCIA訓練地で一人の男が酷寒の雪山で訓練を積んでいた。強靭な肉体を持つその男、アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)はCIAによる人格・肉体改造計画「アウトカム計画」によって造られた“最高傑作”。 アメリカのCIA本部では、ボーンとCIA内部調査局のパメラ・ランディ(ジョアン・アレン)の告発によって「トレッドストーン計画」及び更なる計画が明るみにでることを恐れていた。「トレッドストーン計画」も「ブラックブライアー計画」も、国家の巨大な陰謀の氷山の一角に過ぎず、更なる極秘プログラムである「アウトカム計画」が遂行されていたからだ。 事を重んじた国家調査研究所のリック・バイヤー(エドワード・ノートン)は機密漏洩によってCIA長官エズラ・クレイマー(スコット・グレン)そして国家が危機に陥ることを慮り、証拠隠滅のために全プログラムの抹消を命じる―――。 |使用者|銃器名|備考|h |アーロン・クロス|[[ネメシスアームズ ヴァンクイッシュ>小銃/ネメシスアームズ ヴァンクイッシュ]]|連射する場面がある| |~|[[ワルサー P99]]|シルバースライド&br;“狼”用としてアウトカム#03から渡される| |~|[[シグザウエル P229>自動拳銃/P229]]|捜査官から奪取| |~|[[グロック 19]]|~| |~|[[S&M M10>SW M10]]|警備員から奪取| |~|[[ベレッタ 92FS>ベレッタ M92]]|マニラ市警から奪取&br;発砲後投棄| |LARX.03|[[H&K USP コンパクト>HK USP]]|マニラで使用| |~|[[ベレッタ 8000L>ベレッタ M8000]]|カットによって上記のUSPコンパクトと入れ替わる。| |ドナルド・フォイト|[[H&K USP コンパクト>HK USP]]|研究室で使用| |マルタ・シェアリング|[[S&W M60>SW M36]]|自宅に置いてある私物| |~|[[グロック 19]]|アーロンから渡される| |マニラ市警警官|[[ベレッタ 92FS>ベレッタ M92]]|−| |マニラ市警特殊部隊|[[コルト M4A1>コルト M4]]|−| |CIA捜査官|[[H&K MP5K-PDW>短機関銃/HK MP5K]]|シェアリング宅で使用| |~|[[シグザウエル P229>自動拳銃/P229]]|サイドアーム&br;発砲なし| |~|[[S&W M60>SW M36]]|シェアリングのもの| |~|[[グロック 19]]|−| |アウトカム#03|[[レミントン M700>小銃/レミントン M700]]|木製モデル&br;[[スコープ]]装着| |~|[[ワルサー P99]]|“狼”用としてアーロンに渡す| |ステリシン・モルランタ社警備員|[[S&M M10>SW M10]]|−| #br **ゲーム版 ***ボーン・コンスピラシー (原題:The Bourne Conspiracy) RIGHT:2008年、Xbox360/PS3用ゲームソフト RIGHT:開発:High Moon Studios &size(20){''・作品解説''}; 映画と同様、ジェイソン・ボーンの活躍を描いたサードパーソン型アクションゲーム。ゲームとなっても、映画での雰囲気を損なわないような作り方がなされている。素手での格闘や銃撃戦、カーチェイスなどボーンシリーズらしいシーンが盛り込まれている。 海外では発売中、国内ではスパイクから発売される予定だったが、事情により発売中止になった。 |使用者|銃器名|備考|h |ジェイソン・ボーン|[[シグザウエル P226>自動拳銃/P226]]|シルバーモデル&br;[[サプレッサー>減音器]]装着時あり| |~|[[シグ SG552]]|[[ダットサイト]]装着| |~|マシンピストル|フルオート&br;架空銃&br;なぜか側面に[[P7>HK P7]]の刻印がレタリングされている| |~|短機関銃|架空銃&br;[[SG552>シグ SG552]]のパーツが流用されている| |~|[[レミントン M870MCS>レミントン M870]]|大型リアサイト装着&br;通常モデルもあり| |~|中折れ式ショットガン|イーモンの銃&br;雪山ステージで使用| |~|[[イジェマッシ サイガ12>イジェマッシ サイガ12]]|−| |~|[[シグ SG550]]|[[スコープ]]装着&br;[[バイポッド]]装着&br;狙撃イベントで使用| |~|[[USSR AK47]]|最終ステージで使用| |オコナー|[[シグ SG552]]|最初のステージで使用&br;[[ダットサイト]]装着| |カステル|[[シグ SG552]]|デモシーンで使用&br;[[ダットサイト]]装着| |教授|[[シグ SG550]]|[[スコープ]]装着&br;[[バイポッド]]装着&br;雪山ステージで使用| |マンハイム|[[シグザウエル P226>自動拳銃/P226]]|[[サプレッサー>減音器]]装着&br;デモシーンで使用| |~|[[シグ SG552]]|[[ダットサイト]]装着&br;最終ステージで使用| |その他敵キャラ|[[シグザウエル P226>自動拳銃/P226]]|[[サプレッサー>減音器]]装着もあり| |~|マシンピストル|フルオート&br;架空銃&br;なぜか側面に[[P7>HK P7]]の刻印がレタリングされている| |~|短機関銃|架空銃&br;[[SG552>シグ SG552]]のパーツが流用されている| |~|[[レミントン M870MCS>レミントン M870]]|大型リアサイト装着&br;通常モデルもあり| |~|[[イジェマッシ サイガ12>イジェマッシ サイガ12]]|−| |~|[[シグ SG550]]|[[スコープ]]装着&br;[[バイポッド]]装着&br;狙撃イベントで使用| |~|[[USSR AK47]]|最終ステージで使用| ---- #pcomment