*ベレッタ 90-Two / Beretta 90-Two 【自動拳銃】
#ref(90TWO_S_maxi.jpg,center,nolink,ベレッタ 90-Two)
|モデル|全長|重量|口径|総弾数|製造国|h
|~90-Two F&br;90-Two G|216mm|920g|[[9mmx19&br;40S&W>口径]]|10/15/17+1&br;10/12+1|イタリア|

 90-Twoは、イタリアの[[ベレッタ]]社が開発した[[自動拳銃]]「[[M92>ベレッタ M92]]」シリーズの改良型モデルである。M92シリーズと90-Twoシリーズの最大の違いは外見面であり、前者は直線的なデザインなのに対し、後者は人間工学に基づいた曲線的なデザインを取り入れているのが特徴。
 新しいフレーム・スライドデザインは、ホルスターからの出し入れや衣服類へのひっかかりを考慮し、角は丸みを帯び、表面は凹凸の無いような加工が施されている((M92F以降の特徴であったトリガーガードも、曲線的デザインに変更されている。))。スライドストップも、新たなフレーム・スライドラインに合わせるためデザインが変更されている((スライドとその他の金属パーツは、腐食や摩擦作用による磨耗に左右されない材質でできている。))。
 フレームは軽合金製で、スライドは燐酸被膜とブルニトン処理(錆びに強い処理)が施されたスチール製。バレルもスチール製で、サンドブラスト処理とブルーイング処理(バレル内部はクロームプレート仕上げ)仕様。
 ライフリングは6条右回り。作動方式は[[ショートリコイル]]。チャンバー・インジケーターは、チャンバーに装弾されるとスライドから赤いタブがせり出す仕組み。

 90-TwoシリーズはM92シリーズには無かった、インテグラル[[アクセサリーレール>マウントレール]]を標準装備。アクセサリーを装着しない場合は、ひっかかり防止用のカバーを装着することができる。
 グリップは射手の手のサイズに合わせて交換できる、インターチェンジャブル・スタイルを採用。グリップ部はモジュラーユニットになっており、各種グリップアクセサリーと交換が可能だ。またグリップ前後には、滑り止め用のウロコ状チェッカリングがついている。
 [[オープンサイト]]にはスーパールミノヴァ加工((どんな暗闇でもブルーに発光する蓄光塗料。))の3ダットが設けられている。これは、目的に応じて別のオープンサイト(トリチウム暗視サイトなど)に随時交換できる。

 マガジンキャパシティーは[[9mmx19>口径]]弾の場合、シングルカラムタイプで10発、[[ダブルカラム]]タイプで15or17発(マガジンエクステンションを装備すれば、20発まで増やすことが可能)。
 ちなみに90-Twoは[[.40S&W>口径]]弾も使用可能なので、「90-Six」というモデルは存在しない。

 安全装置として[[AFPB]]を搭載。
 また機能の違いで、タイプFとタイプGの二種類が存在する。タイプFは、[[DA>ダブルアクション]]/[[SA>シングルアクション]]式で[[アンビデクストラス>アンビ]]タイプの[[デコッキング]]機能兼用マニュアル・セーフティを装備。タイプGは、DA/SA式でアンビデクストラスタイプのデコッキング機能兼用マニュアル・レバーを装備。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
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