*ベレッタ 90-Two / Beretta 90-Two 【自動拳銃】
#author("2023-06-25T07:42:41+09:00","default:user","user")
*ベレッタ 90-Two / Beretta 90-Two 【自動拳銃】 [#xab94be1]
#ref(90TWO_S_maxi.jpg,center,nolink,ベレッタ 90-Two)
|モデル|全長|重量|口径|総弾数|製造国|h
|~90-Two|216mm|920g|[[9mmx19&br;.40S&W>口径]]|10/15/17+1&br;10/12+1|イタリア|
|全長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|216mm|920g|[[9mm×19>9mmパラベラム弾]]&br;[[9×21mm IMI>口径#AutoAmmo]]|10/15/17+1|イタリア|
|~|~|[[.40 S&W>.40SW弾]]|10/12+1|~|

 2006年に発表された90-Twoは、イタリアの[[ベレッタ]]社が開発した[[自動拳銃]]「[[M92>ベレッタ M92]]」シリーズの改良モデルである。M92シリーズと90-Twoシリーズの最大の違いは外見面であり、前者は直線的なデザインなのに対し、後者は人間工学に基づいた曲線的なデザインを取り入れているのが特徴。
 新しいフレーム・スライドデザインは、ホルスターからの出し入れや衣服類へのひっかかりを考慮し、角は丸みを帯び、表面は凹凸の無いような加工が施されている((M92F以降の特徴であったトリガーガードも、曲線的デザインに変更されている。))。スライドストップも、新たなフレーム・スライドラインに合わせるためデザインが変更されている((スライドとその他の金属パーツは、腐食や摩擦作用による磨耗に左右されない材質でできている。))。
 フレームは旧モデル同様にアルミ合金製で、スライドは燐酸被膜とブルニトン処理(錆びに強い処理)が施されたスチール製。バレルもスチール製で、サンドブラスト処理とブルーイング処理(バレル内部はクロームプレート仕上げ)仕様。
 作動方式は旧モデルと同様のプロップアップ式[[ショートリコイル]]。かつてのアメリカ軍の制式ピストルトライアルの過程で備えられて以来の[[AFPB]]も旧モデル譲りだが、チャンバー・インジケーターが新たに追加され、チャンバーに装弾されるとスライドから赤いタブがせり出す仕組みとなっている。
 2006年に発表された90-Two(ナインティ・ダッシュ・ツー)は、イタリアの[[ベレッタ]]社が開発した[[自動拳銃]]「[[92>ベレッタ M92]]」シリーズの改良モデルである。92シリーズとの最大の違いは外見面であり、自動車のデザインなどで知られるイタリア工業デザインの巨匠・ジウジアーロによる曲線的なデザインを取り入れているのが特徴。
 新しいフレーム・スライドデザインは、[[ホルスター]]からの出し入れや衣服類へのひっかかりを考慮し、角は丸みを帯びたスナッグプルーフ加工が施されている。80年代的な[[セレーション]]の施されていた[[トリガーガード]]は、どちらかと云えばより旧来的なオーバルタイプに改められ、[[スライドストップ]]も、新たなフレーム・スライドラインに合わせるためデザインが変更されている。
 フレームは旧モデル同様にアルミ合金製で、スライドは燐酸被膜とブルニトン処理により防錆加工が施されたスチール製。バレルには、サンドブラスト処理とブルーイング処理(バレル内部はクロム鍍金仕上げ)が施されている。
 内部機構は旧モデルとほとんど同様だが、チャンバー・インジケーターが新たに追加され、チャンバーに装弾されるとスライドから赤いタブがせり出す仕組みとなっている。

 90-Twoシリーズは、旧シリーズのバーテックやM9A1などで見られたインテグラル(フレーム一体型)[[アクセサリーレール>マウントレール]]が標準装備されている。ただ旧モデルと異なり、アクセサリーを装着しない場合の、ひっかかり防止用のカバーが用意された。 
 グリップは射手の手のサイズに合わせて交換できる、インターチェンジャブル・スタイルを採用。グリップ部はモジュラーユニットになっており、各種グリップアクセサリーと交換が可能だ。またグリップ前後には、滑り止め用のウロコ状チェッカリングがついている。
 [[オープンサイト]]には、スーパールミノヴァ加工(どんな暗闇でもブルーに発光する蓄光塗料)の3ダットが設けられている。これは、目的に応じて別のオープンサイト(トリチウム暗視サイトなど)に随時交換できる。
 マガジンは、従来の[[ダブルカラム]]タイプ(([[9mmx19>口径]]弾の場合、マガジンエクステンションを装着することで、装弾数が20発に増える。))の他、装弾数10発のシングルカラムタイプも用意されている。
 90-Twoシリーズは、旧シリーズのバーテックやM9A1などで見られたインテグラル(フレーム一体型)[[アクセサリーレール>マウントレール]]が標準装備されている。ただ旧モデルと異なり、専用のレールカバーが用意された。 
 グリップは射手の手のサイズに合わせて二種を選んで交換できる、インターチェンジャブル・スタイルを採用。グリップ部はモジュラーユニットになっており、各種グリップアクセサリーと交換が可能だ。
 [[アイアンサイト>オープンサイト]]には、スーパールミノヴァ加工(どんな暗闇でもブルーに発光する蓄光塗料)の3ダットが設けられている。これは、目的に応じて別のアイアンサイト(トリチウム式ナイトサイトなど)に随時交換できる。
 [[マガジン]]は旧シリーズのものと共用も可能だが、マガジンフォロワ−を改良し装弾数が増加した新型が用意されている。また、従来の[[ダブルカラム]]タイプ(([[9mm×19弾>9mmパラベラム弾]]の場合、マガジンエクステンションを装着することで、装弾数が20発に増える。))の他、装弾数10発の[[シングルカラム]]タイプも用意されている。

 ちなみに90-Twoはバレルを交換することで[[.40S&W>口径]]弾も使用可能なので、(M96に相当する)「90-Six」というモデルは存在しない。
 
 また機能の違いで、タイプFとタイプGの二種類が存在する。
 ちなみに90-Twoはバレルを交換することで[[.40S&W弾>.40SW弾]]も使用可能なので、(M96に相当する)「90-Six」というモデルは存在しない。また機能の違いで、タイプFとタイプGの二種類が存在する。

 2012年現在、90-Twoはヨーロッパ市場のカタログにはなく、ベレッタUSAのラインナップにのみ、ディスカウント価格で名を残している。一方、90-Twoを旧92シリーズのルックスに戻した「92A1」というモデルが、2010年に登場している。アクセサリーレールを備えたフレームデザインは、同社のM9A1に酷似しているものの、フレームのディスアッセンブリーレバー周りの設計に90-Twoの特徴を残しているのが見て取れる。


|モデル|特徴|h
|~Type-F|[[DA>ダブルアクション]]/[[SA>シングルアクション]]式[[デコッキング]]機能兼用マニュアルセイフティー&br;([[アンビデクストラス>アンビ]]仕様でこの点はタイプGも同様)|
|~Type-F|[[DA>ダブルアクション]]/[[SA>シングルアクション]]式[[デコッキング]]機能兼用[[マニュアルセイフティー>安全装置]]&br;([[アンビデクストラス>アンビ]]仕様でこの点はタイプGも同様)|
|~Type-G|DA/SA式ハンマーデコッキング機能限定レバー&br;(マニュアルセイフティーは無し)|
#br
|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|2SPICY|ゲーム|ミンファ|シングルカラムマガジン&br;[[二挺拳銃]]|
|バニラ -A sweet partner-|小説|海棠 ケイ|−|
|[[96時間]]|−|−|項目参照|
|Heavy Rain|ゲーム|スコット・シェルビー|−|
|LUCY/ルーシー|映画|ルーシー|チャンの手下から奪う&br;[[サプレッサー>減音器]]装着もあり&br;[[TRP>スプリングフィールド M1911A1]]との[[二挺拳銃]]時もあり|
|~|~|ピエール・デル・リオ刑事|−|
|~|~|チャンの手下|一人は[[サプレッサー>減音器]]装着もあり|
|~|~|パリ警察警官|−|
|[[RED/レッド]]|−|−|項目参照|
|[[SOCOM: U.S. Navy SEALs]]|−|−|項目参照|
|[[アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン>アベンジャーズ]]|−|−|項目参照|
|[[学園キノ>キノの旅]]|−|−|項目参照|
|逆転検事|漫画|南波 翔&br;千獄 懲介|エピソード銀幕の逆転&br;劇中作品「オセロ刑事」の撮影用の[[プロップガン]]&br;南波は黒刑事役時に、&br;千獄は犯行時に凶器の鈍器として使用|
|[[コヨーテ ラグタイム ショー]]|−|−|項目参照|
|[[コルト45/孤高の天才スナイパー>コルト45 孤高の天才スナイパー]]|−|−|項目参照|
|[[コロンビアーナ]]|−|−|項目参照|
|[[トータル・リコール]]|−|−|項目参照|
|[[バイオハザード(映画)]]|−|−|項目参照|
|[[バニラ -A sweet partner-]]|−|−|項目参照|
|[[ブラック・ブレット]]|-|-|項目参照|
|ラストミッション|映画|アルビノ&br;(ウルフの手下の一人)|−|
|~|~|ウルフの手下|~|
|[[ロックアウト]]|−|−|項目参照|
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