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*ピカティニーレール / Picattinny Rail (MIL-STD-1913) [#u4068727]

 アメリカ陸軍の軍備開発研究を行う[[ピカティニー造兵廠]]が開発した、[[マウントレール]]の規格の一種。
 MIL規格番号は「[[MIL-STD-1913]]」。
 アメリカ軍のMIL規格番号は「[[MIL-STD-1913]]」、NATOの標準化仕様である"STANAG"の番号は「STANAG 2324」。

 [[レイル インターフェイス システム]]に代表されるようなモジュラーシステムに広く導入され、軍だけでなく銃器業界全体の規格(''ピカティニー規格'')として定着しつつある。
 横幅20mm、縦幅5mm間隔の横溝(スロット)を持ち、アタッチメント側の固定ネジを底にはめ込むように装着し、そのまま締めこんで固定する。
 [[スコープ]]、ライト、[[グリップ>フォアグリップ]]を始め、対応した様々なアクセサリーを装着可能。
 横幅が21.2mmで、ここに縦幅5.2mmの横溝(スロット)が10mm間隔で刻まれている。アタッチメント側の固定ネジや凸形状をスロットにはめ込むように装着し、そのまま締めこんで固定する。
 [[スコープ]]、[[タクティカルライト]]、[[グリップ>フォアグリップ]]を始め、対応した様々なアクセサリーを装着可能。

 ちなみに、本レールと同様の20mm幅をもつレール規格「''ウィーバーレール''」も存在する。それぞれ、スロットのピッチが異なる。
 ウィ−バー規格のアクセサリーとピカティニー規格のそれは、ある程度の互換性を持っている。ただしスロットとのかみ合わせや固定用ボルトを2つ以上持つ場合はその限りではない。
 開発国のアメリカを始めとしてNATO各国の銃器に普及していったのを皮切りに、現代ではロシアや中国などの東側諸国や第三世界でも、さらにはアメリカと強く対立している反米国家の北朝鮮やイランなどでさえ採用しており全世界的に普及している。

 ちなみに、本レールと同様の21.2mm幅をもつレール規格「''ウィーバーレール''」も存在する。ピカティニー規格のアクセサリーとある程度の互換性を持っているが、スロットの間隔が異なるため、スロットとのかみ合わせを2つ以上持つ場合はその限りではない。
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