*ノンフルート・シリンダー / Non-flute Cylinder

 [[リボルバー(回転式拳銃)>回転式拳銃]]のシリンダー(回転式弾倉)の中で、肉抜きのフルート(縦溝)が施されていないものを差す。[[パーカッション]]リボルバーの時代には、フルート加工が一般的ではなかったことと、使用弾薬が小型でシリンダー径も小さく軽量化の必要が薄かったため、こちらのシリンダーが一般的だった。

 現代リボルバーは一般にフルートを施すことで軽量化を図っているが、ノンフルート・シリンダーは、ハンティングや射撃愛好家向けの銃――特に[[.44マグナム>口径]]クラス以上のハイパワー弾薬を用いるモデルに採用されることが多い。
 通常モデルはフルート付きのシリンダーを。ハイパワーモデルは強度確保のためノンフルート・シリンダーを搭載するという図式が一般的だが、[[S&W>スミス アンド ウェッソン]]社の[[M500>SW M500]]などは銃そのもののサイズがこれまでのリボルバーに比べ桁ハズレに大きいため、フルート付きのシリンダーでも十分な強度が確保できている。

 
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