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*コルト M1877 / Colt M1877 【回転式拳銃】[#ga35f817]
#ref(Thunderer.jpg,center,nolink,コルト サンダラー)
|モデル|全長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|~レインメイカー / Rainmaker|mm|g|[[.32 Colt>口径]]|6|アメリカ|
|~ライトニング / Lightning|mm|g|[[.38 LC(Long Colt)>口径]]|~|~|
|~サンダラー / Thunderer|mm|720g|[[.41 LC>口径]]|~|~|

 1877年に開発された[[コルト]]社初の[[ダブルアクション]]式[[回転式拳銃]]。
 同社のウィリアム・メイソンによる設計で、.32コルト、.38ロングコルト、.41ロングコルトの各口径のシリーズが製造され、それぞれ「レインメイカー」「ライトニング」「サンダラー」という異なるニックネームで呼ばれていた。

 M1877は、黎明期のダブルアクションリボルバーである。一般的なリボルバーと違い、シリンダーノッチがシリンダーの側面ではなく後部にあるため、カートリッジのリムが邪魔をしてシリンダーストップがうまく掛からないなど、トリガー構造が技術的に未成熟だった。故障しがちなうえ、複雑な設計で修理は難しく、職工の手を長時間に渡って煩わせることから『ガンスミスのお気に入り』と皮肉られたほどであった。
 しかし、『最悪のダブルアクション』とも評されたトリガーも、[[シングルアクション]]での動作に限れば問題はなく、ベストセラーの[[シングルアクションアーミー>コルト SAA]]の小型版といった扱いから、登場から1909年までの約30年でおよそ17万挺が生産・販売された((M1877登場の翌年には、ダブルアクションの改良を図ったM1878が発売されているが、生産はおよそ51,000挺ほどにとどまっている。))。
 すぐに壊れて[[シングルアクション]]でしか撃発できなくなることから『最悪のダブルアクション』とも評された本銃だが、ベストセラーの[[シングルアクションアーミー>コルト SAA]]の小型版といった扱いからかセールス的には成功し、登場から1909年までの約30年でおよそ17万挺が生産・販売された((M1877登場の翌年には、ダブルアクションの改良を図ったM1878が発売されているが、生産はおよそ51,000挺ほどにとどまっている。))。

 ジョン・ウェズリー・ハーディンやビリー・ザ・キッドを始め、名の知れた無法者たちが携えていたことでも知られる。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[女神転生]]|−|−|項目参照|
|ヤングガン2|映画|ビリー・ザ・キッド|−|
|宵闇眩燈草紙|漫画|ビリー・ザ・キッド&br;パット・ギャレット&br;ムーチー・マディガン&br;長谷川 虎蔵&br;麻倉 美津里&br;林 潤花|サンダラーと呼ばれているがライトニングのコピーモデル&br;4連装中折れ式[[.41口径>口径]]バーズヘッド&br;ヒヒイロカネ(オリハルコン)製シリンダー&br;増薬弾は硫化水銀弾頭、炸薬はニトロ匂がきつい&br;ジョン・タンストールが決闘用として2丁製作|

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CENTER:このページの画像は[[Horst Held Antique Handguns>http://www.horstheld.com/]]社から転載しています。
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