*コマンドー / Commando[#te0952ac]
RIGHT:1985年、アメリカ映画
RIGHT:監督:マーク・L・レスター
#contents

***コマンドー(原題:Commando)
&size(20){''・ストーリー''};
 元コマンドー部隊隊長であったジョン・メイトリクス(アーノルド・シュワルツネッガー)は一人娘のジェニー(アリッサ・ミラノ)と山荘で隠居生活をしていた。
 しかしある日、謎の武装集団から襲撃を受け、抵抗むなしく娘もろとも拉致されてしまう。首謀者はバルデルベという国の元独裁者アリアス(ダン・ヘダヤ)であり、手下の中にはかつてメイトリクスの部下だったベネット(ヴァーノン・ウェルズ)もいた。彼らは娘を人質にかつてアリアスが治めていた国の現大統領の暗殺を強要。バルデルベ行きの飛行機にメイトリクスは乗り込むこととなるが隙を突いて飛行機から脱出することに成功する。偶然知り合ったシンディー(レイ・ドーン・チョン)という女性の協力を得ながらメイトリクスは娘を取り戻すべく、奮闘する―――。

&size(20){''・作品解説''};
 主演のアーノルド・シュワルツェネッガーの強靭さを大いにアピールした作品であり、特に終盤、大量の銃器を装備して敵アジトに乗り込むシーンは圧巻である。
 ちなみにこの作品は、シルベスター・スタローン主演映画『[[ランボー]]』に対抗して製作された作品である。主人公がマッチョだったり、重い銃火器を軽々と扱ったり、一人で敵を全部倒したりと、何かと共通点が多いのも特徴だ。ただ、≪悪役=[[ソ連>USSR]]、共産主義者≫という安直な作りが氾濫していた中、悪役のキャラ立てや脚本のうまさもなかなか光る一作である。
 なお、敵役ベネットを演ずるは、『マッドマックス2』でモヒカン刈りと殺人頭突きのウェズ役で強烈な印象を残したヴァーノン・ウェルズ。本作でも天下のシュワルツェネッガー相手に、一歩も引かぬ激闘を見せてくれた(残念ながら、銃撃戦はほとんどなしだが)。

 ところで、本作で登場する「バルベルデ」(中南米系?)という国は、なぜか『[[ダイ・ハード2>ダイ・ハード]]』にも登場するが、もちろん架空の国であり、関連は不明。
 しかし、意外にも両作品には製作のジョエル・シルヴァー、ローレンス・ゴードン、脚本のスティーヴン・E・デ・スーザなど共通のスタッフが多いので、設定の流用、あるいは一種の『遊び』の可能性もある。

|使用者|銃器名|備考|h
|ジョン・メイトリクス|[[コルト M1911>コルト ガバメント]]|カービー将軍の銃(発砲無し)|
|~|[[ベレッタ M92SB>ベレッタ M92]]|発砲無し|
|~|[[H&K G3A3>HK G3]]|自宅の武器庫から取り出す&br;ディアス射殺に使用|
|~|[[バルメ M78>USSR RPK]]|アリウスのアジトでの戦闘に使用&br;バルメ社製RPK|
|~|[[IMI デザートイーグル]]|アリウスのアジトでの戦闘に使用&br;シルバーモデル|
|~|[[IMI ウージー>短機関銃/IMI ウージー]]|埠頭での戦闘とアリウスのアジトでの戦闘に使用|
|~|[[モスバーグ M590>モスバーグ M500]]|アリウスのアジトでの戦闘に使用|
|~|[[サコー M60E3>サコー M60]]|アリウスのアジトにて敵兵から強奪し使用|
|~|[[コルト AR15]]|20発マガジン&br;アリウスのアジトにて敵兵から強奪し使用|
|~|[[US M202A1]]|アリウスの手下のジープ破壊に使用|
|~|[[US M18]]|''建物を爆破する''((建物の外側に設置し、しかも建物内部から爆発している))|
|シンディー|[[US M202A1]]|メイトリクスを連行しようとする警察車両に使用&br;その直前には逆向きに構え、反対方向に誤射|
|ベネット|[[IMI マイクロウージー>短機関銃/IMI マイクロウージー]]|アリウスのアジトにて登場(発砲無し)|
|~|[[デトニクス スコアマスター>コルト ガバメント]]|−|
|アリアス|[[ステアー AUG]]|−|
|クック|[[MAC M11>短機関銃/MAC M11]]|−|
|~|[[S&W M67>SW M15]]|−|
|サリー|[[S&W M39>SW M39]]|−|
|ディアス|[[コルト AR15]]|[[スコープ]]装着型も使用|
|フランクリン・カービー|[[コルト M1911>コルト ガバメント]]|ステンレスシルバーモデル(発砲無し)|
|ジャクソン&br;(カービー将軍の部下)|[[コルト XM177]]|−|
|ハリス&br;(カービー将軍の部下)|[[コルト XM177]]|~|
|ショッピングモールの警官|[[SW M15]]|4インチモデル|
|港の警備兵|[[H&K MP5A3>短機関銃/HK MP5]]|−|
|カルロ|[[USSR AKM]]|−|
|アジト警備部隊|[[コルト AR15]]|アリウスのアジトにて使用|
|~|[[USSR AKM]]|~|
|~|[[スタームルガー ミニ14]]|~|
|~|[[コルト M1911>コルト ガバメント]]|~|
|~|[[フランキ スパス12]]|発砲無し|
#br

***コマンドーR (英題:D-Day 露題:Den'D/День Д)
RIGHT:2008年 ロシア映画
RIGHT:監督・主演 ミハイル・ポレチェンコフ

&size(20){''・ストーリー''};
 元ロシア軍特殊部隊のイワン(ミハイル・ポレチェンコフ)は軍を退役し、一人娘のジェーニャ(バーバラ・ポレチェンコヴァ)と平和に暮らしていた。そんなある日、彼は失脚したエストニアの政治家(ヴィクトール・ヴェルズビツキー)率いるテロリスト集団に娘もろとも拉致され、娘の命と引き換えに隣国の大統領を暗殺するよう強要される。
 イワンは乗せられた飛行機から脱出し、偶然知り合った客室乗務員のアリア(アレクサンドラ・ウルスリャック)の協力を得て、テロリスト集団に戦いを挑む。

&size(20){''・作品解説''};
 2008年に製作されたロシアによるリメイク作品。基本的なストーリーはオリジナルを踏襲している。また、作中ではテロリストに日本人が協力したり、テロリストが移動に使う車には日本企業(実在する)の名前が書かれていたり、イワンがテロリストと戦うための武器をマフィアが日本向けに密輸する品から調達したり、唐突に北野武の名前やプレイステーションポータブルが出てくるなど、随所で日本が関わってくる。
 題名の「D-Day」とは、戦略上重要な攻撃もしくは作戦開始日時を表す際に用いられたアメリカの軍事用語である。

|使用者|銃器名|備考|h
|イワン|[[ベレッタ M92FS>ベレッタ M92]]|[[二挺拳銃]]|
|~|FN BDA|~|
|~|[[RDI ストライカー12]]|冒頭の銃撃戦で使用|
|~|[[PKP>USSR PK]]|バイクに装着して使用|
|~|[[AK74M>USSR AK74]]|[[GP30>USSR GP25]]装着|
|~|MON-50|概要は[[M18>US M18]]と同じ&br;建物の爆破に使用|
|~|RPO-A|−|
|ゲルダ|[[ベレッタ M92FS>ベレッタ M92]]|−|
|~|[[PP91 ケダール>短機関銃/PP91]]|−|
|フィリポブ大佐の部下|[[AK74M>USSR AK74]]|−|
|テロリスト|[[ワルサー PPK>ワルサー PP]]|−|
|~|[[PP91 ケダール>短機関銃/PP91]]|−|
|~|[[IMI ウージー>短機関銃/IMI ウージー]]|−|
|~|[[ステアー TMP>短機関銃/TMP]]|−|
|~|[[GIAT ファマス]]|おそらくエアソフトガン&br;発砲無し|
|~|[[豊和工業 89式小銃]]|~|
|~|[[M16A4>コルト AR15A2]]|~|
|~|[[PKM>USSR PK]]|−|
|工事現場の警備員|[[USSR マカロフ]]|発砲無し|

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