*ベレッタ M70(AR70) / Beretta M70(AR70) 【突撃銃】[#sde9c0dc] #ref(m70.jpg,center,nolink,ベレッタ M70/90) |モデル|全長|重量|口径|装弾数|発射速度|発射形式|製造国|h |M70/223(AR70/223)|995mm|3.8kg|[[5.56mm×45(M193)>口径]]|30|650発/分|S/F|イタリア| |M70/90(AR70/90)&br;SC70/90|998mm|3.99kg|[[5.56mm×45(SS109)>口径]]|~|670発/分|S/3/F|~| 1960年代後半、西側突撃銃の使用弾丸が5.56mm×45に移り変わる中、イタリア軍も流れに遅れまいと[[ベレッタ]]社に新型[[突撃銃]]の開発を依頼した。これを受けベレッタ社はスイスの[[シグ]]社との共同で研究開発を行うが、機関構造に対する意見の食い違いから共同開発は中止。しかしその後もベレッタ社は単独での研究開発を継続し、遂にM70/223(AR70/223)を完成させた。 M70/223は、イタリア特殊部隊の他、数カ国の軍隊で採用されたものの、幾つかの欠点を抱えていた。このためベレッタ社は、イタリア陸軍の新型制式ライフルのトライアルに参加するにあたってM70/223の改良を行った。強度に不安のあったレシーバーを強化し、片側にだけ設けられていたマガジンリリースボタンやセレクターレバーを[[アンビ]]化して使い勝手を向上。また、使用弾薬もSS109に改め、弾倉もNATO標準の[[M16>コルト AR15A2]]用のものを共用可能とした。なおM70/223ではシグの[[SG540>シグ SG540]]似だった外観の印象も、改良に伴って大きく変化している。 軍採用に関しては様々な紆余曲折はあったものの、このアップグレードモデルは、[[H&K>ヘックラー ウント コッホ]]社が送り込んだ[[G41A1>HK G41]]を抑えて、[[BM59>スプリングフィールド M14]](ベレッタ M59)に替わる主力突撃銃として、1990年に制式採用の座を獲得した。これが現在のM70/90(AR70/90)である。 M70(AR70)は開発初期から、機関部を流用した派生モデルへの展開が考慮されており、初期のM70/223、現行のM70/90ともカービンモデルや軽機関銃モデルなどのバリエーションが作られている。ちなみに折り畳み式スケルトン[[ストック]]のSC70は、基本となるM70と同じ長さのバレルを有するが、カービンモデルとして分類されている。SCSもしくはSCPが、M70系のショートバレルバージョンとなっている。 ところでこのM70、どうやらテロリストにも流れてるようで、イラクの邦人3人拉致事件の時、公開されたビデオでテロリストの一人がこの銃を手にしていた。 細かいバリエーションの違いによる呼称の違いは下表参照。 |モデル|特徴|h |~M70/223(AR70/223)|オリジナル。使用弾は.223Rem(M193)| |~M70/90(AR70/90)|SS109対応型| |~AS70/90|[[軽機関銃]]型| |~SC70/223|[[カービン>騎兵銃]]モデル。折り畳み式ストック| |~SC70/90|~| |~SCS70/223|ショート[[カービン>騎兵銃]]モデル。折り畳み式ストック| |~SCP70/90|~| #br |登場作品|ジャンル|使用者|備考|h |[[アフリカン・ゲーム・カートリッジズ]]|−|−|項目参照| |[[ガンスリンガー・ガール]]|−|−|項目参照| |[[クロスファイア]]|−|−|項目参照| |ブラックバード・フォース|映画|ベルサルエーリ連隊|−| |[[リベリオン]]|−|−|項目参照| #hr CENTER:このページの画像は[[BERETTA DEFENCE社>http://www.berettadefence.com/]]から転載しています。 CENTER:転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。 #hr ---- #pcomment