*ターミネーター / The Terminator [#kf7ec60a] RIGHT:1984/1991/2003年,アメリカ映画 CENTER:''西暦2029年'' #br CENTER:''核戦争後の未来'' CENTER:''廃墟の中で人類とその絶滅を目指す機械との闘いが数十年続いていた'' CENTER:''だがその決着は未来ではなく'' CENTER:''現代のロサンゼルスでつけられるのだ'' #br CENTER:''今夜……'' #br &size(20){''・作品解説''}; 未来において、人類は機械と戦争をしていた。機械を指揮する「スカイネット」は人類のリーダーであるジョン コナーを消去するために過去に殺人アンドロイド・ターミネーターを送り込んだ ジェームズ・キャメロン、アーノルド・シュワルツネッガーが送るバイオレンスアクション。この作品で主演のシュワルツネッガーは一躍スターダムにのし上がった。 ガンプレイの面でも、『1』の「[[ストック折りたたみ+両手持ち>二挺拳銃]]」、『2』の「[[スピンコック(スピンローディング)>レバーアクション]]」など、見せ場は数多い。 2009年公開予定の映画4作目『Terminator Salvation(邦題未定)』では、過去の作品では多少触れる程度だった、レジスタンス軍とスカイネットの全面戦争を描いたストーリーが展開される(全3部構成の予定)。 映画1〜3作目ではターミネーター役はアーノルド・シュワルツネッガーが演じてきたが、制作スタッフによると、本作ではこれまでのターミネーター像を一新したいとのこと。 ジョン・コナー役も3作目のニック・スタールから、クリスチャン・ベールに変更になっている。 #contents *映画 [#ub172203] ***ターミネーター (原題:The Terminator) [#b9a20e6f] RIGHT:1984年,アメリカ映画 RIGHT:監督 ジェームズ・キャメロン 1984年、ロサンゼルス。平凡な大学生サラ・コナーは、ある日『サラ・コナー』という名前だけを標的にした謎の殺人鬼の襲撃を受ける。何発もの銃弾を喰らっても平然と向かってくる不死身の襲撃者。絶体絶命のサラを救った男・カイルは、殺人者は実は、核戦争後の未来から送られてきた戦闘ロボット『ターミネーター』だと告げた。敗色濃厚となったロボットの中枢『スカイネット』が、人間達のリーダー『ジョン・コナー』の存在を消すために、ジョンが生まれる前にその母親ごと抹殺しようと目論んだのだ。 蜂の巣にされてもびくともせず、警官隊さえ蹴散らして迫り来るターミネーター。サラは脅えながらも、カイルと協力してようやくその息の根を止めた。 かに見えたのだが……。 未来を変えるために、過去に干渉する―――。手垢のついた『タイム・パラドックス』バリバリのストーリーを、秀逸なアイデアと迫力の演出で正面突破した傑作(しかし、最後には結構つじつまが合っていたりする)。序盤のクラブ、中盤の警察署襲撃から、両者満身創痍になっての最後の戦いまで、全編バイオレンス一色だが、実は銃器類もなかなか凝った演出がなされている(AR18のマガジン交換の時にも手放さずに済むように、スパスにリストスリングをつけて手首からぶら下げたり、とか)。 なお、シュワルツェネッガーは当初、カイル役のオファーを受けていたが、キャメロン監督との打ち合わせの中で次第にイメージが膨らみ、ターミネーター役に抜擢された((ちなみに、当初予定されていたターミネーター役は、同キャメロン監督の[[エイリアン2>エイリアン]]でアンドロイドのビショップを演じたランス・ヘンリクセンである。監督は最初、ターミネーターを「一見線が細いが、実は恐ろしく強い」アンドロイドとして描くつもりだったらしい。最終的にランスは本作でブコビッチ刑事役となっている。))と伝えられている。 |使用者|銃器名|備考|h |T-800&br;(モデル101)|[[AMT ハードボーラー>コルト ガバメント]]|大型[[レーザーサイト]]&br;前半まで&br;ロングスライド| |~|[[IMI ウージー]]|バーでの銃撃で使用| |~|[[アーマライト AR18]]|40連マガジン&br;ストックを畳んだまま使用| |~|[[フランキ スパス12]]|ストックを畳んだまま使用&br;リストスリング装備| |~|[[イサカ M37]]|強奪したパトカー内にあった物を使用| |カイル・リース|[[SW M15]]|4インチ&br;警官から強奪| |~|[[イサカ M37]]|自作[[ソードオフ]]&br;パトカーから拝借| |~|[[スタームルガー スピードシックス>スタームルガー セキュリティシックス]]|警察署脱出時に拝借?&br;発砲無し| |~|[[バルメ M82ブルパップ>バルメ M82]]|未来で使用&br;レーザーガン| |サラ・コナー|[[スタームルガー スピードシックス>スタームルガー セキュリティシックス]]|発砲無し&br;モーテルでリースから渡される| |~|[[スタームルガー レッドホーク]]|パックマイヤーグリップ装備&br;発砲無し&br;ラストで護身用に携帯| |トレクスラー|[[コルト M16>コルト AR15]]|警察署の銃撃戦で使用| |ブコビッチ|[[コルト M16>コルト AR15]]|警察署の銃撃戦で使用| |LAPD警官|[[コルト パイソン]]|T800が乗り捨てたパトカーを捜索時&br;4インチ&br;発砲無し| |~|[[S&W M15>SW M10]]|4インチ&br;使用者多数| |レジスタンス(未来)|[[バルメ M82ブルパップ>バルメ M82]]|レーザーガン| |~|[[H&K G3>HK G3]]|レーザーガン| |~|[[ブラウニング M2]]|1カットだけ登場&br;レーザーガン| ***ターミネーター2 (原題:Terminator 2/Judgment Day) [#r2280cdb] RIGHT:1991年,アメリカ映画 RIGHT:監督 ジェームズ・キャメロン 前回の襲撃から10年後の1994年。今度は成長する前のジョン・コナーを抹殺すべく、未来から新型ターミネーターT-1000が送り込まれてくる。一方、ジョンも過去の自分と母親を救うべく、リプログラムしたT-800を送り込み、再びロサンゼルスで死闘が繰り広げられる。 T-800の助けでからくもT-1000の襲撃をかわしたジョンとサラだったが、サラはT-800から間近に迫ったスカイネットの暴走と、核戦争の真実を知らされる。サラは未来を変え、救うべく、全ての元凶であるハイテク企業・サイバーダイン社の破壊を決意した―――。 前作から7年後に公開された続編。低予算映画だった1作目と異なり、当時としては破格の予算で制作されている。前作ほどの意外性はないものの、キャメロン監督お得意の『恐怖を克服すべく、過酷な運命に立ち向かう主人公』像は、本作でも全開である。 アクション、銃撃戦もスケールアップ。当時最新鋭だったILMによるモーフィングと3DCGを駆使した液体金属型ターミネーターT-1000の描写も圧巻だった。その変幻自在ぶりは、日本のコミック『寄生獣』が元ネタと云われている。なお、人間の姿をコピーしたT-1000が、コピー元の本人と同じカットで映っているシーンは合成ではなく、各俳優の双子が演じている。 |使用者|銃器名|備考|h |T-800|[[コルトガバメントタイプ>コルト ガバメント]]|バーのチンピラから強奪| |~|[[ウィンチェスター M1887]]|スピンコックのシーンでは大型ループレバーの物を使用&br;ソードオフ&br;バーのマスターから強奪| |~|[[コルト AR15スポーター2>コルト XM177]]|−| |~|[[GE M134]]|ピストルグリップ| |~|[[ホーク MM1>マンビル XM18]]|SWATから強奪&br;催涙弾&br;ショルダーストックがあったり無かったり| |~|[[コルト M79]]|−| |T-1000|[[ベレッタ M92]]|おそらく警官から強奪| |~|[[FN ハイパワー]]|精神病院警備員から強奪&br;このシーンでは右手に銃を保持| |~|[[HK MP5K]]|腕四本状態でヘリを操縦しながら使用| |サラ・コナー|[[デトニクスカスタム >コルト ガバメント]]|コンバットマスターのスライドにコンプ付きバレル等を組み合せた物&br;スコアマスターのフレーム| |~|[[コルト AR15スポーター1>コルト XM177]]|[[サプレッサー>減音器]]装着&br;[[レーザーポインター>レーザーサイト]]装着| |~|[[コルト AR15スポーター2>コルト XM177]]|カットによって上記と入れ替わる| |~|[[レミントン M870]]|終盤の製鉄所で使用&br;フォールディングストック装着| |SWAT隊員|[[HK MP5]]|サイバーダイン社突入時に使用| |~|[[HK MP5K]]|同上| |レジスタンス(未来)|[[スタームルガー ミニ14]]|マズライト社の[[ブルパップ]]カスタム&br;レーザー兵器| |~|[[GE M134]]|車載武器ver.や固定銃座ver.がある&br;レーザー兵器| ***ターミネーター3 (原題:Terminator 3/Rise of the Machines) [#be28bc9f] RIGHT:2003年,アメリカ映画 RIGHT:監督 ジョナサン・モストウ T-1000の襲撃からさらに10年。危機を回避し平和な日常を手にしたものの、確定した道筋が消えたことで、逆に漠然とした不安も覚えていたジョン。その彼の前に、消えたはずの未来から新たな敵・T-Xが送り込まれてきた。そして同じく未知の未来から送られたT-850から、ジョンは驚くべき事実を告げられる。 スカイネットは滅んではいない。今も密かに開発が続けられ、しかも完成は間近に迫っている。回避されたと思われた『審判の日』は、実は『今日』なのだ、と。 ジョンは再び世界を救うため、スカイネットが今まさに目覚めようとしている、軍の研究施設へと向かった―――。 12年のブランクを経て制作された3作目。初の女性型ターミネーターの登場、前作よりさらにグレードアップしたCG技術を駆使したアクションシーンなど、それなりに見せ場は数多い。 ただ、内容については賛否両論。キャメロン監督の降板、シュワルツェネッガーの肉体的な衰え、前作までの主要なキャストもほとんど去ってしまうなど、2作目までの雰囲気・盛り上がりが損なわれてしまっているのも事実である。 現在『T4(原題:Terminator Salvation)』が制作中だが、シュワルツェネッガーのカリフォルニア州知事就任・再選などもあって、出演はならず。内容・設定も『T3』とは変更される模様である(後述)。 |使用者|銃器名|備考|h |T-850|[[グロック 18]]|30連マガジン| |~|[[H&K G36K>HK G36]]|CRSの研究施設で使用| |~|[[レミントン M870]]|ヒートガード付き&br;T-Xとの最初の戦闘で使用| |~|[[ブラウニング M1919>ブラウニング M1917]]|[[ドラムマガジン]]&br;墓地で使用| |~|[[USSR RPG7]]|墓地で使用| |~|[[H&K UMP>HK UMP]]|ランチャ−との[[二挺撃ち>二挺拳銃]]| |~|L6ロータリー・ランチャー|C-MORE社の[[ダットサイト]]装着| |~|[[GE M134]]|T-1に装着されていたものを使用| |T-X|[[S&W M4506>SW M39]]|−| |T-1|[[GE M134]]|2基装備| |ジョン・コナー|[[グロック 18]]|30連マガジン&br;VIP用シェルター施設で使用| |~|[[グロック 36>グロック 26]]|自分に向ける| |~|[[AKMS>USSR AKM]]|霊柩車の中で使用| |~|[[コルト M4A1>コルト M4]]|M26 MASS((M26 Modular Accessory Shotgun System(MASS) = M16/M4シリーズの銃身下部に装着する、ボルトアクション式ショットガン。))装着(未使用)&br;戦争終結シーン(ジョンの夢)で所持| |ケイト・ブリュースター|[[グロック 19]]|−| |~|[[AKMS>USSR AKM]]|CRSの研究施設で使用&br;ダブルマガジン仕様| *TVシリーズ ***ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ (原題:Terminator: The Sarah Connor Chronicles) [#be28bc9f] RIGHT:2008年,ワーナー・ブラザーズ・テレビジョン,FOX TV ターミネーター・シリーズ初のTVドラマ版。2008年1月にFOX TVで第1シーズンが放映。9月から第2シーズンが放映開始されている。 時間軸は『T2』の後日談に当たるが、映画版『T3』にはつながらず、『T4』につながる『ターミネーター・シリーズの正当な継承作品』と位置づけられている。 日本では2009年1月からDVDがリリース開始の予定。 |使用者|銃器名|備考|h |サラ・コナー|[[レミントン M870]]|フォールディングストック装着&br;告知ポスターで所持| *小説 [#g54c8609] RIGHT:2002年,S.M.Stiling(著),石田 享(翻訳) ***新ターミネーター2/未来からの潜入者 (原題:Terminator 2/Infiltrator) [#ld6647ae] |使用者|銃器名|備考|h |T-800|[[ガリルAR>IMI ガリル]]|−| |~|[[コルト M79]]|−| |ジョン・コナー|[[バレット M82]]|−| |~|[[コルト M79]]|−| |サラ・コナー|[[M16>コルト AR15]]|モデル不明| |~|[[カールグスタフ>FFV M2]]|モデル不明| |ディーター・フォン・コスバック|[[FN ハイパワー]]|−| |~|[[グロック>グロック 17]]|モデル不明| *ゲーム [#tace499e] RIGHT:2004年,アタリ ***ターミネーター3/ザ・レデンプション (原題:Terminator 3/The Redemption) [#xc18d314] |使用者|銃器名|備考|h |T-850|[[FN ミニミ]]|固定ストック| |~|[[H&K G36C>HK G36]]|[[スコープ]]装着| |~|[[GE M134]]|−| |~|[[ブラウニング M1917]]|[[ドラムマガジン]]&br;ピストルグリップ?| |~|M95A1 フェイズ プラズマライフル|−| *決めゼリフ [#h4279c21] 第1作。LAPDの受付警官に; ''“I'll be back.”'' '' (また来る)'' シリーズを代表する名台詞。なんということはないセリフなのだが、本作以降は一般でも、「(何か恐ろしい出来事と共に)戻ってくる」といった、『お礼参り』的なニュアンスでも使われるようになったとか。 第2作。製鉄所で凍結したT-1000を撃つときに(元はジョンがT-800に教えたセリフ); ''"Hasta la vista, baby."'' '' (地獄で会おうぜ、ベイビー)'' スペイン語。元々は友達同士で交わされる「また会おうね、バイバイ」みたいな、他愛のない挨拶なのだが、これも怖い意味で使われることがあるらしい。 #hr CENTER:上記の台詞(原文)はユニバーサル映画『ターミネーター』および『ターミネーター2』からの引用です。 CENTER:引用・転載に関しては、版元の転載規約に従って行ってください。 #hr ---- #pcomment