*ドラムマガジン [#h82aa9bd]

#ref(Magajin,dra&suim.JPG,center)

 銃器に装填するマガジンをドラム型に改造し、飛躍的に装弾数を増加させたもので、形がドラムに似ているためこの名がつけられた。
 フィンランドのスオミ機関銃やアメリカの[[トンプソンシリーズ>トンプソン M1]]がその最たる物であり、[[PPSh41>USSR PPSh41]]や[[トンプソン M1921>トンプソン M1]]などに採用され、現在のようになっている。また、現在のドラムマガジンには、主にCマグという通常型のドラムマガジン([[G36>HK G36]]などで使われている)と、スイマグという[[MP5>HK MP5]]や[[M4A1>コルト M4]]などで使われているドラムを二つ組み合わせたようなものとがある。構造は、始めマガジンに弾薬を込め、マガジン前方のゼンマイを巻けば、ゼンマイがドンドン弾薬を送り出してくれる、というものだ。
 ※例外はスイマグで、スイマグの場合弾薬を込めていけば自動でゼンマイも巻き上げられるので、ゼンマイを巻く必要は無い(というかゼンマイ自体ついていない)。
 ドラム型の多弾数マガジンの総称。装弾数はボックス(箱型)マガジンより極めて多く、大量の弾をばら撒く火器([[短機関銃]]・[[機関銃]]など)に多く用いられる。
 一口にドラムマガジンと言っても、ドラムを左右に分けて交互に給弾するCマグや、ソ連の[[DP機関銃>USSR DP]]のような円盤型ドラムマガジンなど、幾つかの種類が有る。
 構造は、始めマガジンに弾薬を込め、マガジン前方のゼンマイの力で弾薬を送り出すものが基本だが、Cマグのように弾薬を込めていけば自動でゼンマイも巻き上げられる物や、一見ドラムマガジンに見えるが、単にベルトリンクを収納しているだけという物もある(ソ連の[[RPD>USSR RPD]]など)。
 代表的なものはフィンランドのスオミM1931短機関銃、アメリカの[[トンプソン M1921>トンプソン M1]]、ソ連の[[PPSh41>USSR PPSh41]]、[[ルガー P08]]のスネイルマガジンなど。
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