#author("2021-12-01T12:37:53+09:00","default:user","user")
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*炸裂弾 / High-explosive cartridge [#ccc879dc]

 弾頭の内部に炸薬(爆薬)とこれに着火するための信管(発火薬)を仕込んだ[[弾薬]]。着弾の衝撃で信管が作動・発火して炸薬が爆発する。
 大口径の大砲や機関砲といった兵器、または[[榴弾>擲弾発射器]]などでは一般的だが、この項目では[[拳銃]]・[[小銃]]用の特殊な弾頭について説明する。

 フィクションの世界では人体や物体を吹き飛ばすなど大げさな高威力弾薬として描写されることが多いが、実際のところ拳銃弾や小銃弾の小さな弾頭の中に、有効な量の炸薬と確実に作動する信管を仕込むのは、技術的にかなり難しい。
 また一般的なイメージと異なり、通常の弾薬は十分な速度を持つ有効射程内では[[フラグメンテーション]]現象により爆薬を必要とせず爆発状のダメージを与えるため、小口径の弾薬はむしろ比重で劣る爆薬を用いる方がダメージが劣る場合が多い。
 実際の事件でも[[レーガン大統領暗殺未遂事件]]で[[.22LR>口径]]の炸裂弾が用いられたが、頭部に被弾したジェームズ・ブレイディ報道官を含み、数名が負傷したものの致命傷には至らなかった。
 対人用途で大規模に運用された例としては第二次世界大戦でドイツが運用した7.92x57mmのBパトローネという炸裂弾がある。これは空軍の戦闘機などが搭載する機関銃の為に着弾位置を観測し易くする為に開発された弾薬だった((弾薬の名称であるBパトローネのBはドイツ語で観測を意味する"Beobachtung"のイニシャルがら採られている。))が、しばしば陸軍の機関銃や小銃によって、通常の小銃弾よりも残虐な銃創により敵の戦意を喪失させる為に対人射撃でも用いられた。

 現代で広く採用されている炸裂弾としてはNAMMO社が開発したRaufoss Mk211という[[M2重機関銃>重機関銃/ブローニング M2]]や[[M82ライフル>バレット M82]]などで用いられている.50口径用の炸裂・焼夷・徹鋼弾などが存在する。対物としての威力は勿論だが、流石の.50口径でも超遠距離においては威力が大きく低下するため、これを補う効果もあるようだ。
 現代で広く採用されている炸裂弾としてはNAMMO社が開発したRaufoss Mk211という[[M2重機関銃>重機関銃/ブローニング M2]]や[[M82ライフル>バレット M82]]などで用いられている.50口径用の炸裂・焼夷・徹甲弾などが存在する。対物としての威力は勿論だが、流石の.50口径でも超遠距離においては威力が大きく低下するため、これを補う効果もあるようだ。
 5.56mmNATOや7.62mmNATO、7.62x39mmなどより小型の弾薬でも炸裂弾は存在するが、これらは炸裂による威力を期待したものではなく、着弾位置を明らかにする為のもので、訓練や夜間戦闘で用いられる。特に戦闘においては、[[曳光弾(トレーサー)>曳光弾]]と異なり射手の位置を大きく露見させずに着弾点を確かめられるという利点があるが、一方で小口径サイズでは貫通力に悪影響があり必ずしも有効ではない。軌道と着弾位置の両方を明らかにするために曳光弾と炸裂弾の両方の特性を持つ弾種も存在しており、用途に応じて使い分けられる。

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