#author("2020-11-09T19:29:14+09:00","default:user","user")
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*南部式自動拳銃 【自動拳銃】 [#n752acb8]
#ref(nambuko.gif,center,nolink,南部式自動拳銃 甲型)
|モデル|全長|銃身長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|~乙型・甲型|229mm|110mm|945g|[[8mm×21>口径]]|8+1|日本|
|~小型|174mm|74mm|548g|[[7mm×19>口径]]|7+1|~|
 

 20世紀初頭、諸外国では次々と[[自動拳銃]]が開発され、軍用化していった中で、日本でも時流に乗り遅れないよう開発が進められていた。そこで日本陸軍の東京砲兵工廠製造所の技術将校であった[[南部 麒次郎]]が開発したのが、この南部式自動拳銃である。

 南部式自動拳銃は、大型の甲型(通称:グランパナンブ)と乙型(通称:パパナンブ)、それに小型(通称:ベビーナンブ)の3種が作られた。甲型はホルスターを[[銃床]]として使用でき(1900年代開発当時の自動拳銃の標準装備であり、1930年頃までに開発された拳銃にもよく見られる)、[[トリガーガード]]が木製で、[[アイアンサイト>オープンサイト]]が照尺式であるのに対し、乙型はホルスターストックを廃し、サイトは固定式でトリガーガードがアルミ製で甲型より大きい。

 当時、[[二十六年式拳銃>東京砲兵工廠 二六年式拳銃]]の後継として、南部大型自動拳銃の乙型が、「四一式自動拳銃」という仮称で試験が行われたが、最終的に採用は見送られた。このため、将校が個人的に購入したり、官吏への支給や輸出も行われたが、生産数はごく限られたものとなっている。比較的大口な採用として、乙型が海軍陸戦隊に陸式拳銃という名で、大正13年に1万挺ほど納入されている。
 その後、乙型を陸軍造兵廠名古屋工廠が改良した[[十四年式拳銃>南部 十四年式拳銃]]が本採用となり、旧日本軍と運命を共にする事となる。

 民間・将校の護身用としてスケールダウンして作られた南部式小型拳銃は、威力不足な上に高価だったため、大型よりさらに生産が限られたものとなった。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|アドルフに告ぐ|漫画|赤羽警部|ベビーナンブ|
|[[硫黄島からの手紙]]|−|−|項目参照|
|荒野のコトブキ飛行隊|アニメ|エリート興業社員|第4話&br;[[ルガーMk1>スタームルガー MkI]]と[[十四年式>南部 十四年式拳銃]]をミックスした南部小型風拳銃(([[デザイナーの参考ツイート>https://twitter.com/hymen_Bear/status/1103076937675624448]]))|
|~|~|ジョニー|第8話&br;南部小型風拳銃&br;バーの隠し棚に2挺|
|~|~|アンナ|第8話&br;南部小型風拳銃&br;ゴム弾使用|
|~|~|マリア|~|
|荒野のコトブキ飛行隊&br;大空のテイクオフガールズ!|ゲーム|レンジ&br;ロイグ|アプリ版オリジナルストーリーにて登場|
|[[ゴールデンカムイ]]|−|−|項目参照|
|終戦のローレライ|小説|田口|ベビーナンブ|
|閃光のナイトレイド|アニメ|伊波葛&br;久世&br;桜井信一郎|−|
|小類人|漫画|小類人の一人|回想シーン&br;おそらくベビーナンブ&br;発砲なし|
|[[ワイルド7]]|−|−|項目参照|
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