*プロイセン王国 ドライゼ銃 / Dreyse Zündnadelgewehr (Dreyse needle gun) 【小銃】
#author("2023-06-30T12:41:09+09:00","default:user","user")
*プロイセン王国 ドライゼ銃 / Dreyse Zündnadelgewehr (Dreyse needle gun) 【小銃】 [#x57d295f]
#ref(640px-Dreyse.jpg,center,70%,ドライゼ銃)
|全長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|1420mm|4700g|15.4mm|1(単発)|プロイセン王国|

 プロイセン王国の銃工ヨハン・ニコラウス・フォン・ドライゼによって開発された、世界初の実用的[[ボルトアクション]][[ライフル>小銃]]。1836年に完成し、1841年にプロイセン軍の歩兵銃として採用された。ドライゼ銃は、弾丸と黒色火薬と雷管を紙で一緒に包んだ弾薬を装填し、その底を細い針(ニードル)で突いて弾丸を発射するもので、[[単発式>シングルショット]]とはいえ先込め式から脱却していた。

 紙製薬莢と後装式ボルトアクションによる圧倒的な連発性能で、前装式小銃を装備した他国歩兵を圧倒し、プロイセン王国を勝利に導く……と思われたが、実際はあまりにも先進的で当時は逆に注目されなかった。
 紙製薬莢と後装式ボルトアクションによる連発性能で、前装式小銃を装備した他国歩兵を圧倒し、プロイセン王国を勝利に導く……と思われたが、実際はあまりにも先進的で当時は逆に注目されなかった。
 だが、1860年代のプロイセン王国による国土拡張によって、幾多の戦場でプロイセン軍勝利の立役者となり、その名声を全世界に轟かせた。

 明治時代の日本にも「普式ツンナール銃」の名で輸入されたが、世界初のボルトアクション式ライフルということで数々の問題を抱えており、1866年にフランスが採用した本銃改良型のシャスポー銃などによって、ドライゼ銃の絶対的優位は失われていった。

 1870年代に入ると、本銃改良型などによって旧式銃となり、その役目を終え、その後は[[銃剣]]格闘などの訓練に用いられた。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|1864|TVドラマ|プロイセン軍|[[銃剣]]装着|
|[[速水螺旋人の馬車馬大作戦]]|−|−|項目参照|
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