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*ドイツ帝国 Gew88 / Gewehr 1888 【小銃】 [#p12015b1]
#ref(Gew88.png,center,nolink,90%, Gew88)
|モデル |全長|銃身長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|~Gew88|1,245mm|740mm|3.9kg|[[7.9mm×57&br;7.92mm×57 Mauser>口径]]|5|ドイツ帝国|
|~Kar88|950mm|490mm|3.1kg|~|~|~|
|~Gew91|990mm|435mm|−|~|~|~|

 Gewehr(独:小銃)1888は、1888年にドイツ帝国で開発された[[ボルトアクション]][[ライフル>小銃]]である。
 バリエーションとしては、短銃身化された[[騎兵銃]]モデルのKarabiner(独:騎兵銃)88と砲兵部隊向けのGew91がある。また給弾方式を後述のように変更したGew88/05と、Gew88/14がある。

 19世紀末にフランスで無煙火薬が実用化され、黒色火薬を用いる小火器が時代遅れとなってしまったことから、Gew88はこのギャップを埋めるべく無煙火薬の弾薬を用いる新小銃として開発された。ドイツの小銃試験委員会で開発されたため、「Kommissionsgewehr (独:委員会小銃)」と呼称されることもある。当時多くのドイツ軍制式小銃を手掛けたマウザー社が開発・製造共に関わらなかった銃である。

 使用する弾薬は、初期にはラウンドノーズ(丸頭)弾頭・シングルベース無煙火薬のM/88パターン(7.9mm×57、8mm×57弾と呼称されることもある)が用いられ、その後、1905年ごろにスピッツァー(尖頭)弾頭・ダブルベース無煙火薬のS弾薬(7.92弌57マウザー)に更新された。後期弾薬に対応した個体にはレシーバー上に「S」のマークが刻まれ、対応前のものとはGew88S(砲兵部隊向けはGew91S)として区別されることもある。
 給弾方式は、5発の弾薬をまとめた[[クリップ]]ごと[[弾倉>マガジン]]に装填するアンブロック式で、残弾がある状態でクリップの排出を行う際は、トリガーの前方のボタンを押下する。この設計はマンリッヒャー小銃のパテントに基づいたもので、迅速なリロードが可能ではあったもののクリップ排出の穴によって塵芥が侵入しやすかったことから、後に[[Gew98>小銃/マウザー Gew98]]などと同様のストリッパークリップ方式に改められたGew88/05と、これの設計を簡素化したGew88/14が作られている。
 給弾方式は、5発の弾薬をまとめた[[クリップ]]ごと[[弾倉>マガジン]]に装填するアンブロック式で、残弾がある状態でクリップの排出を行う際は、トリガーの前方のボタンを押下する。この設計は[[マンリッヒャー小銃>小銃/マンリッヒャー M1895]]のパテントに基づいたもので、迅速なリロードが可能ではあったもののクリップ排出の穴によって塵芥が侵入しやすかったことから、後に[[Gew98>小銃/マウザー Gew98]]などと同様のストリッパークリップ方式に改められたGew88/05と、これの設計を簡素化したGew88/14が作られている。
 ボルトハンドルの形状は、Gew88がハンドル先が丸いストレート形で、Kar88やGew91など、短縮化したモデルではハンドル先が平たいスプーン状でアームがL字型となっている。
 銃身は金属製のバレルジャケットで覆われていた。これは[[フリーフローティングバレル]]的な効果を期待して、銃身が直接[[先台>ハンドガード]]部分に接しないための設計だった。しかしながら、この隙間に水や汚れが入り込むことによって、錆が発生しやすくなる問題があった。

 Gew88は、第一次世界大戦初期の1915年までドイツ軍の主力歩兵銃として配備され、1898年に開発されたGew98が制式化された後は、余剰分が後方部隊や同盟国へと供与されつつ、更新が完了する1921年まで使用された。戦間期から第二次世界大戦中においても、ドイツ国内の防衛組織で使用されていた。
 国外においては、大戦前には中国やブラジル、第一次世界大戦中はオスマン帝国やオーストリア=ハンガリーなど、戦間期においてはポーランドやリトアニアなど、第二次世界大戦以降ではユーゴスラビアのパルチザンやイギリスのホームガードでも使用された。使用国毎に刻印が行われることもあったため、トルコでは月、ポーランドでは鷲のマークが刻まれるなど特徴の一つとなっている。
 特に中国においては清朝時代の日清戦争(1894〜95年)頃に輸入が行われてから、中華民国時代に至るまで50年以上主力ライフルとして用いられていた。漢陽工廠でコピー生産されたものも存在し、これは漢陽八八式と呼ばれる。

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|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|進撃の巨人|アニメ|ライナー・ブラウン|自殺(未遂)に使用。クリップ、固定マガジンの形状からGew88がモデルと判断|
|[[ドールズフロントライン]]|−|−|項目参照|
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