*USSR コロヴィン TK / СССР Пистолет Коровина ТК【自動拳銃】
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*USSR コロヴィン TK / СССР Пистолет Коровина ТК【自動拳銃】 [#kcec1076]
#ref(tk.jpg,center,30%,コロヴィン TK)
|全長|銃身長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|127mm|67.5mm(2.66in)|423g|[[.25ACP>口径#AutoAmmo]]|8|ソビエト連邦|
|127mm|67.5mm(2.66in)|423g|[[.25ACP>.25ACP弾]]|8|ソビエト連邦|

//概要
 1926年に[[ソ連>USSR]]のセルゲイ・コロヴィンが開発した[[自動拳銃]]。生産はツーラ兵器工廠にて1935年まで行われ、ソ連本国では1950年代まで運用された。ТК(TK)は「Тульский Коровин」の略で、「ツーラ・コロヴィン」といったことを意味する。

//構造
 作動方式は[[シンプルブローバック>ブローバック]]を採用している。弾薬は.25ACPを使用するが、構造が強力な弾薬に耐え切れなかったというわけではなく、後に専用の強装弾が開発された。[[セイフティ>安全装置]]はフレーム左側のトリガー上方に設置されており、また、[[マガジンキャッチ]]は底部に存在するコンチネンタルタイプになっている。
 作動方式は[[シンプルブローバック>ブローバック]]を採用している。弾薬は[[.25ACP弾]]を使用するが、構造が強力な弾薬に耐え切れなかったというわけではなく、後に専用の強装弾が開発された。[[セイフティ>安全装置]]はフレーム左側のトリガー上方に設置されており、また、[[マガジンキャッチ]]は底部に存在するコンチネンタルタイプになっている。
 グリップパネルはТОЗ(TOZ…ツーラ兵器工廠の略)の文字が刻まれたプラスチック製のものと木製のものが存在し、さらに後者にはチェッカリングが施されたものと縦溝が掘られたものの2種類がある。なお、グリップパネルは1930年代初期まではスクリューで固定されていたが、その後はバネ付きラッチによる固定方式がとられるようになった。

//歴史
 セルゲイ・コロヴィンはツーラ兵器工廠で、1922年より自動拳銃の開発を始めた。当初は7.65mm弾仕様の予定だったが、1925年にソ連のスポーツ・フィットネス管理局(ダイナモ)より、市民向けのスポーツ拳銃として6.35mm弾仕様の拳銃を求められたため、弾薬の変更が行われた。1926年にコロヴィンの拳銃は完成し、同年暮れより生産が開始された。翌年からは政府の承認も受け、「Пистолет Тульский, Коровина, образца 1926 года(ツーラ・コロヴィン式拳銃1926年型)」の正式名称を与えられることとなった。
//運用
 当初の運用は軍向けというよりかは文民向けとして展開され、NKVD(内務人民委員部)や民警への供給が主となった。また、赤軍の士官や政府高官の護身用や、贈答や表彰にも用いられたという。第二次世界大戦が終わった後も使用され、最終的には国有貯金局(スベルカッサ)にて用いられた。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[バイオハザード ダムネーション>バイオハザード(映画)]]|−|−|項目参照|
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CENTER:このページの画像は[[Wikimedia Commons>https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Korovin_pistol_TK_at_Tula_State_Museum_of_Weapons.jpg?uselang=ja]]から転載しています。
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