*デュオ / DUO 【自動拳銃】
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*デュオ / DUO 【自動拳銃】 [#ab0a4f41]
#ref(DUO_Pistol.jpg,center,65%,ナチス・ドイツ占領下で製造されたデュオ。無可動実銃)
|全長|銃身長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|110mm|50mm (1.97in)|400g|[[.25 ACP>口径#AutoAmmo]]|6+1|チェコスロバキア|
|110mm|50mm (1.97in)|400g|[[.25 ACP>.25ACP弾]]|6+1|チェコスロバキア|

 デュオ(DUO。"Dušek Opočno"の略称)は、[[.25ACP弾]]を使用するチェコスロバキア製の小型[[自動拳銃]]である。
 同国オポチュノ在住の銃器デザイナーであるフランティシェック・デュシェック(František Dušek)が設計を行った。

 作動方式は[[シンプルブローバック>ブローバック]]で、[[シングルアクション]]・[[ストライカー>ストライカー システム]]方式で発射する。一般的な[[アイアンサイト>オープンサイト]]は無く、スライド上面に設けられた溝をサイトの代わりとして使用する。フレーム左側後部に[[マニュアルセイフティ>安全装置]]、グリップ底部に[[マガジンリリースレバー>マガジンキャッチ]]を備えている。ベースとなった[[M1906>FN M1906]]とは異なりグリップセイフティは無いが、マガジンセイフティは付いている。グリップパネルには、チェコスロバキア時代は"DUO"のロゴ、戦後は"Z"のロゴがあしらわれている。

 1937年、デュシェックは、ベルギーの[[FN>ファブリク ナショナル]]社製M1906を参考に.25口径[[拳銃]]の開発に着手する。スラヴィア、アイディール、ニヴァなど幾つかのモデルを経た後、1938年、最終的にデュオというモデルが完成する。
 第二次世界大戦時には、ナチス・ドイツがデュシェックの工場を接収し、110,000挺のデュオを製造している。ドイツ軍への大規模採用はされなかったが、[[サイドアーム]]用に個人購入する者は多かったという。元々が小規模生産であったデュオは、皮肉なことにナチス・ドイツによる占領をきっかけに大量生産が行われ、民間にも広く知られるようになった。
 戦後になると、デュオの製造は[[CZUB>CZ]]が行うようになり、「モデルZ」の名称で販売されていた。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|30 prípadu majora Zemana|TVドラマ|ルディ・ローレンツ|シルバーモデル&br;シーズン3・第1話|
|Konec agenta W4C prostřednictvím psa pana Foustky|映画|アリス|−|
|Šepkajúci fantóm|映画|マルタ|−|
|Svet nic neví|映画|ヴィオラ|−|
|[[ガンスミスキャッツ]]|−|−|項目参照|
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CENTER:このページの画像は[[Arundel Militaria>http://www.deactivated-guns.co.uk/]]((無可動実銃を販売しているイギリスの会社。))から転載しています。
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