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*ガビロンド ルビーピストル / Gabilondo Ruby Pistol 【自動拳銃】 [#xa36ccb4]
#ref(Ruby_M1914_1626.jpg,center,45%,リバティー社製のルビータイプ・ピストル)
|全長|銃身長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|170〜210mm|80〜120mm (3.15〜4.72in)|850g|[[.32 ACP>口径#AutoAmmo]]|9+1|スペイン|
|170〜210mm|80〜120mm (3.15〜4.72in)|850g|[[.32 ACP>.32ACP弾]]|9+1|スペイン|

 ルビーピストルは、スペインのガビロンド・イ・ウレスティ(Gabilondo y Urresti。後のLlama社)社が1914年に開発した、[[シングルアクション]]式の[[自動拳銃]]である。開発にあたっては、[[ジョン・ブローニング>ジョン・モーゼス・ブローニング]]が設計した[[FN>ファブリク ナショナル]]製の自動拳銃「[[M1903>自動拳銃/FN M1903]]」を参考にしている。

 作動方式は[[シンプルブローバック>ブローバック]]。[[ハンマー]]は内蔵式。トリガー上部に[[マニュアルセイフティ>安全装置]]、グリップ底部に[[マガジンリリースレバー>マガジンキャッチ]]を備えている。後期モデルになると、スライド左側にリベット止めのノブが追加された。これは、フランス軍が使用している[[ホルスター]]がタイトな作りの為、銃を抜いた際にセイフティが解除されてしまうことへの対応策である。ノブの高さがある分、ホルスター収納時に銃の左側が少し浮くようになっている。
 材質や表面仕上げの違い、スライドやグリップの長さ、[[アイアンサイト>オープンサイト]]や[[セレーション]]の形状、刻印の数や位置など、製造を担当したメーカーによって無数のモデルが存在する。

 第一次世界大戦の勃発に伴い、早急に軍用[[拳銃]]を欲したフランス軍は、スペインのガビロンド社にルビーピストルの大量発注を行う。しかし、同社には大量生産の設備が無かったため、スペイン国内の複数の銃器メーカーに下請け発注を行う。それでも製造が追いつかないので、町工場規模の無名メーカーにまで声をかけていたという状況であった。結果として、50社を超えるメーカーで無数のモデルが製造され(最終的に75万挺が製造)、それらの銃はガビロンド製のものと区別して''「ルビータイプ・ピストル」''と呼ばれるようになった。下請け発注で製造されたモデルの中には、粗悪な材質や荒い仕上げ、暴発の危険性があるなど、低品質な代物も数多くあった。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|Daybreak|映画|フランソワ|−|
|Verdun|ゲーム|フランス軍兵士|−|
|ヴァバンク|映画|グスタフ・クレイマー|−|
|~|~|ヘンリク・クウィント|~|
|ヴァバンク2|映画|ダンチュック|−|
|仁義なき戦い|映画|広能 昌三|−|
|~|~|坂井 鉄也|~|
|~|~|有田 俊雄|~|
|~|~|若杉 寛|~|
|スパイ大作戦|TVドラマ|シナモン・カーター|シーズン1・第12話|
|ダンケルク|映画|ジュリアン・マーヤ|−|
|地の果てを行く|映画|ピエール・ジリエス|−|
|~|~|ウェラー大尉|~|
|罪と罰|映画|エーヴァ・ラークソ|−|
|~|~|ヘイノネン|~|
|ハジキを持ったおじさんたち|映画|ジャン|[[サプレッサー>減音器]]装着|
|[[バトルフィールド V>Battlefield V]]|−|−|項目参照|
|ブラックブック|映画|ハンス・アッカーマン|[[サプレッサー>減音器]]装着|
|逃走迷路|映画|フライ|−|
|~|~|バリー|~|
|[[ロング・エンゲージメント]]|−|−|項目参照|
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