*USSR GP25 【擲弾発射器】 [#od907754]
#author("2024-02-22T21:23:36+09:00","default:user","user")
*USSR GP25 / СССР ГП-25 【擲弾発射器】 [#od907754]
#ref(gp-25.jpg,center,nolink,gp25)
|モデル|全長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|~GP25|323mm|1.5kg|40mm|1|ソビエト|
|~GP25|323mm|1.5kg|[[40mm×102>口径#GLAmmo]]|1|ソビエト|
|~GP30|276mm|1.3kg|~|~|~|

 1960〜70年代に旧ソ連で研究開発された[[擲弾発射器]]。兵士から「Small Artillery(小型砲)」と呼ばれる本器は、西側の[[M203>コルト M203]]同様、東側の主力ライフル[[AK47>USSR AK47]]シリーズの銃身下部に装着できるよう設計されたもの。
 1960〜70年代に[[旧ソ連>USSR]]で研究開発された[[擲弾発射器]]。兵士から「Small Artillery(小型砲)」と呼ばれる本器は、西側の[[M203>コルト M203]]同様、東側の主力ライフル[[AK47>USSR AK47]]シリーズの銃身下部に装着できるよう設計されたもの。

 元々はソ連軍参謀本部情報総局(GRU)の特殊作戦部隊(いわゆる「スペツナズ」)による要望で、屋内突入時の事前準備を省略するための、ドアや窓の破壊用火器として開発された。アフガニスタン侵攻当時、初めてその姿が見られたさいには「BG-15」と呼称される初期モデルが、[[AK74>USSR AK74]]用アドオン式ランチャーとして配備されていた。後に本生産モデルとして「GP-25」が登場し、塹壕や掩蔽壕、稜線に隠れた目標の攻撃用として、一般部隊にも配備された。
 元々はソ連軍参謀本部情報総局(GRU)の特殊作戦部隊(いわゆる「スペツナズ」)による要望で、屋内突入時の事前準備を省略するための、ドアや窓の破壊用火器(ドアブリーチング)として開発された。アフガニスタン侵攻当時、初めてその姿が見られたさいには「BG-15」と呼称される初期モデルが、[[AK74>USSR AK74]]用アドオン式ランチャーとして配備されていた。後に本生産モデルとして「GP-25」が登場し、塹壕や掩蔽壕、稜線に隠れた目標の攻撃用として、一般部隊にも配備された。

 [[口径]]は西側と同じ40mmだが、薬莢式ではなく、発射用の推進薬を弾本体に備えた一種の迫撃弾である。砲口部から装填する前装式で、[[ダブルアクション]]トリガーで撃発する。弾体はあくまで擲弾であり、飛翔中に噴射・加速することはない。
 弾頭には、通常の破片榴弾(VOG15。後に改良型のVOG25)の他にも、着弾して一度跳ねた後に空中で破砕するVOG25P、煙幕を発生させるGRD40シリーズ(他にもGRD50、GRD100、GRD200があり、後ろの数字が射程メートル)などが用意されている。
 なおいずれも至近安全装置が組み込まれており、50m未満の距離では着発信管が作動しない。代わりに時限信管によって、約15秒後に炸裂する。

 GP25は1970〜80年代の歩兵用火器としてソ連軍に配備され、アフガン侵攻時にその姿が多く見られた。1989年に小型軽量の改良型「GP30」が登場すると、順次更新されていった。GP30は、フルサイズのAKシリーズ(([[AK47>USSR AK47]]、[[AKM>USSR AKM]]、[[AK74>USSR AK74]]、[[AK100シリーズ>イジェマッシ AK100]]等))と[[ニコノフ突撃銃>イジェマッシ AN94]]に、無加工で装着できる。
 GP25は1970〜80年代に歩兵用火器としてソ連軍に配備され、アフガン侵攻時からその姿が多く見られた。のちに改修型の「GP30」が登場してからも2001年からのアフガニスタン、イラクでの戦争に至るまで、相当数のGP25が使い続けられていると見られる。
 1989年に登場したGP30は、小型軽量化を施したことで大きく外観が変化したモデルである。フルサイズのAKシリーズ(([[AK47>USSR AK47]]、[[AKM>USSR AKM]]、[[AK74>USSR AK74]]、[[AK100シリーズ>イジェマッシ AK100]]等))と[[ニコノフ突撃銃>イジェマッシ AN94]]に、無加工で装着できる。装填済みの擲弾を押し出すピンを改修した「GP30M」というモデルも作られている。
 また[[イジェマッシ>イズマッシュ]]社では、GP25の正統進化型とも言える「GP34」が作られている。GP25と非常に似通った外見だが、曲射用クアドラントサイトが左から右側面に移設された点と、装填済み擲弾の押し出しピンを操作するレバーが設けられている点で判別できる。

 ちなみにGP25は「Kostyor(かがり火)」、GP30には「Obuvka(靴)」の愛称がある。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|America's Army|ゲーム|テロリスト|GP30|
|[[Insurgency]]|−|−|項目参照|
|[[Insurgency: Sandstorm]]|−|−|項目参照|
|[[MAG]]|−|−|項目参照|
|[[OPERATION7]]|−|−|項目参照|
|[[Seven Years Of War]]|−|−|項目参照|
|[[S.T.A.L.K.E.R.>S.T.A.L.K.E.R.(ストーカー)]]|−|−|項目参照|
|THE 歩兵2〜戦友よ先に逝け〜|ゲーム|−|ゲーム内名称「BGP−25」、&br;GP30がモデルのゲーム内名称「BGP−30」の2種類が登場&br;いずれも[ピストルグリップ>銃把]]で[[ストック>銃床]]及び銃身を長くし単独運用出来るようにゲームオリジナルのカスタムがされている|
|[[アームド・アサルト]]|−|−|項目参照|
|[[イーグル・アイ]]|−|−|項目参照|
|ヴァイラス|映画|スティーブ|[[AKS47>USSR AK47]]に装着&br;発砲無し|
|[[エクスペンダブルズ3 ワールドミッション>エクスペンダブルズ#e460ae04]]|−|−|項目参照|
|[[エスケープ フロム タルコフ]]|−|−|項目参照|
|[[オペレーションG.G.]]|−|−|項目参照|
|[[オペレーション・フラッシュポイント]]|−|−|項目参照|
|[[キャット・シット・ワン エイティー>キャット・シット・ワン]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア>コール オブ デューティー]]|−|−|項目参照|
|[[キック・アス]]|−|−|項目参照|
|[[キャット・シット・ワン エイティー>キャット・シット・ワン#v3e4449a]]|−|−|項目参照|
|紅殻のパンドラ|アニメ|クラリオン|[[AN94>イジェマッシ AN94]]に装着&br;第1,2話|
|[[コール オブ デューティ4: モダン・ウォーフェア]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ: ブラックオプス]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ: ブラックオプスII]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ: モダン・ウォーフェア2]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ: モダン・ウォーフェア3]]|−|−|項目参照|
|[[コマンドーR>コマンドー]]|−|−|項目参照|
|[[ザ・シューター>スワガー・サーガ]]|−|−|項目参照|
|ストームゲート|映画|ロシア軍兵士&br;チェチェン反乱軍兵士|[[AKS74>USSR AK74]]に装着|
|[[トゥモロー・ワールド]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド2>バトルフィールド]]|−|−|項目参照|
|[[ハードコア]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド2]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド2 モダン・コンバット]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド 2042]]|-|-|項目参照|
|[[バトルフィールド 3]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド 4]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド バッドカンパニー]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド バッドカンパニー2]]|−|−|項目参照|
|[[バリスティック]]|−|−|項目参照|
|[[ひぐらしのなく頃に]]|−|−|項目参照|
|[[メダル オブ オナー(2010年)]]|−|−|項目参照|
|[[メタルギアソリッド4]]|−|−|項目参照|
|[[メタルギアソリッド ピースウォーカー]]|−|−|項目参照|
|[[闇のイージス]]|−|−|項目参照|
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CENTER:このページの画像は[[Tulsky Oruzheiny Zavod>http://www.tulatoz.ru/en/productcivilian.html]]から転載しています。
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