*US M7 小銃擲弾発射器  / US M7 grenade launcher 【擲弾発射器】
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#author("2020-11-20T11:24:51+09:00","default:user","user")
*US M7 小銃擲弾発射器  / US M7 grenade launcher 【擲弾発射器】 [#s7eb3d7e]
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 M7は銃口に差し込んで着剣装置に留め金をかけて取りつけ、チューブ内径22mmのソケット式[[ライフルグレネード>擲弾発射器]]を射出できるようにするアタッチメント(銃口装置)である。また、M7を取り付けたままでも、通常の小銃射撃も可能となっている。[[M1903>スプリングフィールド M1903]]や[[M1ガーランド>スプリングフィールド M1]]に取りつけ可能で、第二次世界大戦及び朝鮮戦争で、米軍において広く使用された。
 M7は銃口に差し込んで着剣装置に留め金をかけて取りつけ、チューブ内径22mmのソケット式[[ライフルグレネード]]を射出できるようにするアタッチメント(銃口装置)である。また、M7を取り付けたままでも、通常の小銃射撃も可能となっている。[[M1903>小銃/スプリングフィールド M1903]]や[[M1ガーランド>スプリングフィールド M1]]に取りつけ可能で、第二次世界大戦及び朝鮮戦争で、米軍において広く使用された。

 銃口に差し込むチューブ形部分の表面には根元から先にかけて、射程調整用で1〜6までの数字が書かれた溝がモールドされている。同じ射角の場合、数字が小さい溝までグレネードを差し込むほど、射程が長くなるようになっている。尖端付近には、差し込んだグレネードを誤って落とさないようにするため、リング状の抜け止めバネが取りつけられている。
 銃の角度と姿勢を考慮して照準するため、レシーバー左側面にはM15照準器をとりつける。M15は円盤状の射角調整板と、水準器を組み合わせた照星照門式の照準器本体からなる。照準器本体は射角調整板を土台として、0〜60°の角度で可動する。リアサイトにはエレベーション・ノブが付属しており、射角の微調整ができるようになっている。
 発射には尖端が5つの花びら形に絞られてある、特徴的な外観のM3空包を使用する。グレネードを撃つ際は、薬室に直接M3空包を装填する。
 その弾頭重量から、かなり発射反動が強いようで、バットストックに取り付ける緩衝ラバーが用意されていた。
 その弾頭重量から、かなり発射反動が強いようで、[[バットストック>銃床]]に取り付ける緩衝ラバーが用意されていた。
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 初期の頃は射出する弾頭として、ユニークなグレネード・アダプターが使われた。これは安定翼つきチューブのてっぺんに、複数の爪が付属したカップが載ったもので、このカップに手榴弾を載せ、爪にはさんで固定する。爪のひとつにクリップが付属しており、このクリップに手榴弾の安全レバーを通しておく。このクリップは発射衝撃で脱落するので、事前に安全ピンを抜いておけば、飛翔中に手榴弾の安全レバーが外れ、雷管を打つ仕組みとなっている。熟練した射手が使えば、正確に180m先の目標に手榴弾を撃ちこめたという。((参考サイト>http://www.inert-ord.net/usa03a/usarg/adapts/index.html))
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 その後は第二次世界大戦中に、現在使われているものに近い、独立した弾頭のグレネードに改良されていった。弾種も対人用にみならず、対戦車、煙幕、照明など多種多様な弾頭が用意された。((参考サイト>http://www.inert-ord.net/usa03a/usarg/rg/index.html))
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 現在、ライフルグレネードのチューブ内径22mmはNATOにおいて共通規格とされ、それにあわせて西側制式小銃の多くは、フラッシュハイダーや[[コンペンセイター]]の直径が22mmに統一されており、NATO加盟国間でライフルグレネードを共用することが可能となっている。
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|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[Insurgency: Sandstorm]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ: ワールド アット ウォー]]|−|−|項目参照|
|[[父親達の星条旗]]|−|−|項目参照|
|[[ザ・パシフィック]]|−|−|項目参照|
|[[父親たちの星条旗>父親達の星条旗]]|−|−|項目参照|
|[[バンド・オブ・ブラザース]]|−|−|項目参照|
|[[プライベート・ライアン]]|−|−|項目参照|

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CENTER:このページの画像は米軍補給カタログ「TM 9-1005-234-14P」から転載しています。
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