*S&W M500 [#hc0005a9]
|~全長|381mm|~重量|2036g|~口径|500 S&W|~総弾数|5|~製造国|アメリカ|


スミス&ウェッソン社が2003年に発表したばかりの、超大型リボルバー拳銃で、現在において地上最強の破壊力を誇る拳銃である。
 破壊力は、44マグナム弾の実に3倍を誇り、発射時の反動を抑制する為、相当に巨大で重量感のある造りになっている。
  かつてこの会社は、44マグナム弾を使用する拳銃、M19を発表し、世界にその名を轟かせた。
  だが、イスラエルのIMIデザートイーグル50AEや、同じ米国ルガー社のスーパーレッド・ホーク454カスール、
近年ではブラジルのトーラス社製、レイジングブルといった他社製品に、「世界最強の破壊力」の座を奪われ続けていた。
 そんなスミス&ウェッソン社が開発したこの銃は、まさに自社の魂を賭けた力作と言えるだろう。
S&W社が威信を掛けて2002年のショットショーにて衝撃的なデビューを果たした世界最強のマグナム弾を採用した究極のダブルアクションリボルバーが"S&W M500"である。
その開発はハンドガンカートリッジ最強を目指して弾薬メーカーと協力し、新たに50口径マグナム弾を開発する所から始まった。完成した.500 S&W マグナムは、それまで拳銃弾としては最強であった.454 カスール弾よりも34%強力なパワーを有するカートリッジとなった。
そして、その強力なマグナム弾を収める為にエクストラ・ラージフレーム(Xフレーム)を開発した。デザイン的には同社製の従来の各リボルバーと同じくサイドスイングアーム式のシリンダーを採用しているが、巨大な.500 S&W マグナム弾のお陰で装弾数は5発となった。
 
 ちなみに発売当初は、一挺あたり1千ドル以上の高値にも関わらず、注文が全米各地から殺到し、生産が間に合わなかったほどである。

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