全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
228mm | 1.36kg | .45LC .45-70 .410(2 3/4", 3") | 5 | アメリカ |
アメリカのMIL社(Munitions International Laboratory,Inc.)が1990年代に開発・製造した、当時としては珍しい散弾を使用可能なダブルアクションリボルバー。
特徴的な長大なシリンダーには、一般的な散弾シェルの中では最も細い.410番ゲージ*1を装填し、通常の2 3/4インチシェルとより強力な3インチシェルが使用可能である。他にも通常のリボルバー弾薬である.45ロングコルト弾も装填できる。各部を強化して小銃弾である.45-70を発射可能なモデルも作られた。フレーム後部にはリボルバーには珍しく、マニュアルセイフティが備えられている。
アメリカでは短銃身のショットガンの所持には認可が必要だが、ライフリングを刻むことで法規上の拳銃として所持可能となっている。しかしこのライフリングによって、ただでさえ火力の低い.410シェルは更に大きく拡散してしまう*2ため、散弾は専ら近距離用である。
更に長く重いシリンダーやショットシェルの撃発のためにトリガープルはDA時に約8kg、SA時に1.7kgと相当に重いため、取り扱いは難しかったようだ。
重いトリガープルから来る取り扱いの難しさ、当時としては斬新すぎる設計から販売は振るわず*3MIL社は倒産している。近年になってタウルス ジャッジやS&W ガバナーといったモデルが登場しそれなりに成功を収めている点を鑑みるに、登場が早過ぎたのかもしれない。メディア作品でも後発の類似モデルの方が有名な不遇な銃である。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
アドレナリン | − | − | 項目参照 |
円環少女 | 小説 | 武原 仁 | 第1巻『バベル再臨』で使用 |
スリー・キングス | 映画 | − | 項目参照 |
ブラックドッグ | 映画 | ウェス | ソニーから渡される(発砲無し) |
ソニー | 荷物から拝借(発砲無し) | ||
ロボコップ | − | − | 項目参照 |
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