#author("2023-12-29T02:20:08+09:00","default:user","user")
*汎用機関銃 / GPMG(General Purpose Machine Gun) [#hf15d868]

 [[重機関銃]]と[[軽機関銃]]の中間に位置する援護射撃用の火器。
 多用途に使用できるよう、拡張性に若干の余裕がある。一般的に銃身はすぐ交換することができ、[[二脚>バイポッド]]または三脚を使用するか、搭載用火器として使用する。
 通常GPMGとは7.62mmx51などの大[[口径]]の高威力弾を用いる物を指し、5.56mmx45などの小口径弾を使用する軽量のものは[[SAW]]に分類される。
 軽・重機関銃のどちらとしても使え融通が利くが、中途半端ゆえに使い勝手が悪いともされる。
 その名の通り、様々な用途で扱えるよう設計された[[軽機関銃]]である。
 個人で携行し、歩兵部隊に追従して機動的に運用できるよう、最大10kg程度の重量に抑えられている一方、三脚で据え付けて拠点防衛用の[[重機関銃]]や車輛や航空機の固定/旋回機関銃としても十分な火力を発揮するべく、[[ベルトリンク給弾式>弾帯]]として高い持続射撃能力を有するのが特徴である。

 ドイツの[[MG34>ラインメタル/マウザー MG34]]を祖とし、[[サコー M60]]を始めとして、[[FN MAG]]、[[PKM>USSR PK]]などが代表格。
 当時使用されていた[[ブローニング.30cal>重機関銃/ブローニング M1917]]やヴィッカース、ベサ機関銃などの中量級機関銃を置き換えるべく開発されたことと、またこれらの使用弾薬であった7.62mmクラスのフルサイズ弾は、開発当時の1950年代には未だ主力小銃弾であったことから、使用弾薬はそれらが引き継がれた。
 主力歩兵銃が5.56mmなどの中間弾薬を用いる[[突撃銃]]に移行し、それらと弾薬を同じくする[[分隊支援火器>SAW]]タイプの軽機関銃が開発されてからも、旧来の中量級機関銃が担っていた任を負うべく、継続して使用されている。

 戦間期から第二次世界大戦にかけてドイツで開発された[[MG34>ラインメタル/マウザー MG34]]や[[MG42>グロスフス MG42]]を祖とし、[[サコー M60]]を始めとして、[[FN MAG]]、[[PKM>USSR PK]]などが代表格。


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