FN FNP 【自動拳銃】

FN FNP-9
モデル全長重量口径装弾数製造国
FNP-9189mm693g9mm×1910/16+1ベルギー
アメリカ
FNP-9M180mm709g9mm×1910/15+1
FNP-357189mm700g.357SIG14+1
FNP-40189mm760g.40S&W10/14+1
FNP-45200mm941g.45ACP10/14+1

 「FNP」は、FN社が2003年に発表した、ポリマーフレームピストル。同社が2000年に発表した「フォーティーナイン(Forty-Nine)」を祖とする拳銃である。

 原型となったフォーティーナインが、グロックに似た変則ダブルアクショントリガー・ストライカー撃発方式のポリマーフレームオートであったのに対し、FNPは露出ハンマー方式のオーソドックスな撃発メカニズムを採用し、ダブル/シングル兼用のトリガーアクションをもつ。エルゴノミクスデザインを採用し、デコッカーを兼ねたマニュアルセイフティとマガジンリリースボタンアンビ仕様。アクセサリーレールの有無も選択可。グリップはバックストラップ交換式で、好みに合わせてグリップの太さが変えられる。
 特殊部隊などのプロフェッショナル向け仕様という触れ込みで、当初は軍・法執行機関にのみ「FNP-9M」という9mm口径のコンパクトモデルが供給され、民間市場には、FNのグループ企業であるブローニングアームズから「ブローニングPRO」の名称でフルサイズの各種口径のモデルが発売された。
 2006年には、FNからもFNPの名称のまま各種口径のモデルが発売され、原型であるフォーティーナインよりも大きな成功を市場でおさめた。

 2010年には、FNPの後継となる「FNX」が発表された。アメリカ軍の次期制式サイドアームトライアル(JCCP)に参加した過程で開発された「FNP-45 JCP」からのフィードバックから生まれた拳銃だが、この名称はアメリカ市場向けのもので、ヨーロッパ市場ではFNXではなく、FNPの名称を引き継いで販売される模様だ。
 
 ちなみに、大元であるフォーティーナインは、2008年にすでに生産終了となっていたが、「FNS*1」という新たなピストルとして生まれ変わり、FNX/FNPとともに販売される模様。

登場作品ジャンル使用者備考
OPERATION7項目参照
スペックオプス ザ・ライン項目参照
ペーパーマン項目参照

このページの画像はFNH USA社から転載しています。
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最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 根拠も無しに『どう見てもFNP』なんて、相当高級な節穴をお持ちなんですね。 -- 2016-02-24 (水) 14:47:14
  • シージで出てくるFNPは「P9」の方だよ。P12はUSPだね -- 2016-02-24 (水) 14:49:21
  • この銃、日本ではマイナーな感じですよね。HK45はガスブロ出たんだし、FNXもトイガン出してもらえませんかね。 -- 2016-08-06 (土) 06:15:02
  • FNXはすでにあるだろ -- 2016-08-07 (日) 00:13:54
  • あ、本当だ!とっくに出てる!
    俺どんだけ浦島太郎なんだよ・・・・・orz -- 2016-08-12 (金) 19:37:49
  • CybergunのFNX45が16mm正ネジで、最初は45口径だからそれが正しいのかと思ってたら、実銃はだいたい14mm(0.578インチ)で萎えた。 -- 2017-03-08 (水) 09:47:05
  • FN 509って名前のバリアントがMHS(XM17)トライアルに参加してたけど、ここじゃまったく話題になってなかったのね -- 2018-08-06 (月) 22:27:10
  • FN509の事を書こうと思ったんだが、その前にFNSを作るべきか、ここにFNSwo -- 2018-08-08 (水) 12:45:54
  • ↑ミスった、FNP記事内でFNSの情報を追記するだけで済ますべきか… -- 2018-08-08 (水) 12:47:51
  • 509の項目を追加していただいて本当にありがとうございます -- 2018-08-09 (木) 18:06:11
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*1 SはStriker(ストライカー)のS。

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