*ブラウニング M2 “キャリバー.50” 【重機関銃】 [#p01e5a73]
#ref(m2.jpg,center,M2QCB)
|全長|重量|口径|総弾数|発射形式|製造国|h
|1560mm|38.0kg|[[12.7mmx99>口径]]|100|F|アメリカ|
#br
|~M2|1933年アメリカ軍に採用された重機関銃。現在も現役である|
|~AN-M3|M2の航空機搭載型。発射速度1200発/分|
|~ホ103|戦前日本で製造されたM2コピー。陸軍戦闘機『隼』に装備された|

 対軽装甲車両を目的として開発された重機関銃の傑作品。1921年に[[ジョン ブラウニング>ジョン モーゼス ブラウニング]]が設計した水冷式のブラウニングM1(M1921)を、1933年に軍が空冷式に改良したもの。現在は[[FN>ファブリク ナショナル]]社が製造を行っている。
 桁外れな威力を持つ50口径弾を長時間のあいだ連続発射でき、悪環境での信頼性も高く、余計なパワーソースを必要とせず、整備性も良好と文句の付けようが無いほど完成度が高い。その完成度の高さは半世紀以上経った現在においても他の追従を許さず、幾人もの銃工が本銃を超える銃を夢見て、そして破れていった。
 第二次大戦ではアメリカ軍の主力重機関銃として戦車や装甲車、航空機の搭載機銃として幅広く活躍した。戦後もアメリカや日本などをはじめ、世界各国の主力重機関銃として今なお第一線で活躍している。

 12.7mmと云う高威力であるM2は「対物火器」として対人使用は自粛が求められているが、戦場ではお構いなしで頻繁に対人で使われている。[[フォークランド戦争]]では陣地に籠もるアルゼンチン軍が装備するスコープ付きM2に、質量共に優れるイギリス歩兵が多大な被害を受け、陣地1個1個に対して対戦車ミサイルを撃ち込んで始末したとの逸話も持つ。

 余談だがこの機関銃、人気番組トリビアの泉のコーナー、トリビアの種に「日本刀とマシンガンどっちが強いか?」という応募が寄せられた時、マシンガンの代表に選ばれた。ちなみにどちらが勝ったかと言うと、発射後7発目にM2が日本刀を真っ二つにへし折った(当然と言えば当然だが)。

 時々誤って"50mm機関銃"と書かれるが当然間違い(恐らく50「口径」を「mm」と勘違いしている)。それは既に銃ではない。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|007|ゲーム|−|ターレット(砲台)として登場|
|BLACK BLOOD BROTHERS|小説|望月 ジロー|短編集第1巻|
|Half-life|ゲーム|−|ターレット(砲台)として登場|
|MADLAX|アニメ|兵士&br;エリノア|戦車搭載型|
|アトミック ブレイク|映画|ペロフの手下|後半で使用|
|エグゼクティブ ターゲット|映画|テロリスト|後半で使用|
|オペレーション フラッシュポイント|ゲーム|デビット アームストロング|ジープの荷台|
|[[キノの旅]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティー]]|−|−|項目参照|
|[[攻殻機動隊]]|−|−|項目参照|
|[[ゴルゴ13]]|−|−|項目参照|
|サーティ−ン 大統領を殺した男|ゲーム|13|−|
|地獄の黙示録|映画|ランス|−|
|[[砂ぼうず]]|−|−|項目参照|
|[[スプリガン]]|−|−|項目参照|
|[[西部警察]]|−|−|項目参照|
|[[戦国自衛隊]]|−|−|項目参照|
|戦争の犬たち|漫画|野本|第七話「戦場に手紙は届かない」|
|戦略大作戦|映画|ケリー|M4戦車搭載型、AN-M3(何故?)|
|ソルジャー|映画|トッド|−|
|[[バトルフィールド]]|−|−|項目参照|
|[[ブラックホーク ダウン]]|−|−|項目参照|
|マーセナリーズ|ゲーム|−|国連軍M1025Scout、国連軍M1126APC、韓国軍K1025Scout|
|[[ルパン三世]]|−|−|項目参照|
|[[ワイルド7]]|−|−|項目参照|
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CENTER:このページの画像は[[FN USA>http://www.fnhusa.com/]]から転載しています。
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