*パンツァーファウストIII / Panzerfaust III 【対戦車擲弾発射器】[#yf0f4637]
#ref(110mm.jpg,center,nolink,110mm個人携帯対戦車榴弾)
|全長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|1200mm|12.9kg|110mm|1|ドイツ|

 ドイツのデュナミト(ダイナマイト)ノーベル社(Dynamit Nobel AG)が開発した携帯式[[対戦車擲弾発射器>対物火器]]。1978年、西ドイツ陸軍(当時)の要請によって、パンツァーファウスト44の後継として開発に着手され、1992年、統一後のドイツ連邦軍に制式採用された。
 本体は使い捨てのカートリッジ(HEAT弾頭&カウンターマス)と、再使用が可能な照準・発射装置から構成されている。外見は[[RPG7>USSR RPG7]]に似ているが、こちらは発射筒の部分も使い捨てとなっており、この内部に発射薬とカウンターマスが収められている。発射時には鉄粉製カウンターマスが後方に10mほど噴出し反動を相殺、発射炎(バックブラスト)が少ないため、建物内部からも発射可能である。RPG-7同様に弾頭は[[無反動砲]]式で、発射された直後にロケットモーターを点火し飛翔する。照準器とつながったストック部分は再使用される。このグリップ部には[[H&K社>ヘックラー ウント コッホ]]の刻印と、[[G3>HK G3]]/[[MP5>短機関銃/MP5]]系と見た目の似たセーフティセレクターが付いている。
 先端のプローブと呼ばれる信管は伸縮が可能で、対戦車用途ではプローブを伸ばして使用するが、完全に縮めた状態では強力な榴弾として使用できるように設計されている。

 戦車を正面から撃破できる強力な貫通力(最大700mm以上の圧延均質装甲板を貫通できる)を持ち、人員携帯型ロケット弾としては最大級の貫通力がある。取り扱いも簡単で安価な事からドイツ以外でも、スイスでは「PzF84」、日本では「110mm個人携帯対戦車榴弾」の名前で採用、ライセンス生産されている。[[陸上自衛隊>自衛隊]]ではLAM(Light Antiarmor Munition:軽対装甲火器)と呼ばれており、また砲ではなく消耗品扱いの個人装備用弾薬として配備されている。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|CHILL|漫画|高野 亮児|陸上自衛軍の払い下げ品|
|[[MAG]]|−|−|項目参照|
|[[イノセント・ヴィーナス]]|−|−|項目参照|
|[[学園キノ>キノの旅]]|−|−|項目参照|
|[[ガンスリンガー・ガール]]|−|−|項目参照|
|[[クレヨンしんちゃん]]|−|−|項目参照|
|ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり|小説|伊丹 耀司二等陸尉|110mm個人携帯対戦車榴弾LAM&br;プローブ伸縮両状態で使用|
|~|~|ヤオ・ハー・デュッシ|~|
|~|~|勝本三等陸曹|~|
|[[コーデッドアームズ]]|−|−|項目参照|
|[[攻殻機動隊]]|−|−|項目参照|
|[[新世紀エヴァンゲリオン]]|−|−|項目参照|
|第九征空騎兵師團|漫画|伊王野 アカツキ|-|
|[[太陽の黙示録]]|−|−|項目参照|
|[[とある魔術の禁書目録]]|−|−|項目参照|
|ドラゴンヘッド|漫画|岩田|−|
|[[ブラック・ラグーン>BLACK LAGOON]]|−|−|項目参照|
|[[フルメタル・パニック!]]|−|−|項目参照|
|魔法少女沙枝|ゲーム|楠 沙枝|110mm個人携帯対戦車榴弾&br;魔法の力で出す|
|~|小説|~|~|
|[[ワイルダネス]]|−|−|項目参照|

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