AMT BACLUP/バックアップ

モデル全長重量口径装弾数作動方式製造国
.22LR7+1SAアメリカ
BU-380(DA)127mm510g.380ACP5+1/6+1SA/DAアメリカ
BU-943009mmparabellum6+1DAアメリカ
BU-38830.38Super6+1DAアメリカ
.357SIG5+1DAアメリカ
BU-443440SW5+1DAアメリカ
.400Corbon5+1DAアメリカ
BU-45(DA)149mm710g.45ACP5+1SA/DAアメリカ
BU-II127mm510g.380ACP5+1/6+1SAアメリカ

 1980年代後半にAMT社から発売された小型拳銃。ガバメントを元にしているものの、コンシールドキャリー・ディフェンスオートとしてのコンセプトを貫いている。ハンマーレスト、ピンのはめ込みによる組み立て、約2.15mmの溝によるフロント・リアサイト、全体的に丸みを帯びたデザインなど、取り出し時の引っ掛かりを極力押さえ、緊急時に速射できる。ファイアリングピンセーフティや、装弾の有無を確認する点検窓などの、標準的な機構も備えており、全長が短いにもかかわらず命中精度に関しての評判も悪くない。.380ACPモデル以下がスモールフレーム、それより大きいものはラージフレームを使用し、コンパクトさを追求した.380ACPモデルと、一撃で相手を無力化する.45ACPモデルがメジャーとなっている。
 ところが総ステレンススチール製と変なところでAMT社らしさが出てしまい、大きさの割りに重く、これは護身用拳銃としてのコンセプトと完全に矛盾している。更にピンで組み立てられているため分解には手間が掛かり、メンテナンス性も悪かった。メンテナンスをしないと壊れやすくなるが、修理してもらおうにもAMT社はガリーナ社に買収されてしまったのでアフターケアが出来なくなっている。のちに似たようなコンセプトで、プラスチックフレームで軽量のグロック 28・36が登場したことによって、グロッグブランドにサブコンパクトの地位を奪われてしまった。
 シングルアクションオンリーはトリガーガード後方にマニュアルセイフティと、グリップ後方にグリップセーフティが設けられており、トリガーはガバメント型をしている。その後1992年に発売されたダブルアクションオンリーではそれらのセイフティを廃し、トリガープルを8bl.(マニュアルより。1ポンドは453.6グラムなので約3.6kg)以上にすることによってのみ安全性を保っている。それに伴いトリガーの形もベレッタ型の一般的な物に変更されている。
 尚、.380ACPマガジンにおいて、フィンガーエクステンションが付いていないマガジンは装弾数が一発増える。

登場作品ジャンル使用者備考
ファントム オブ インフェルノ項目参照


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