*AMT オートマグ [#z74cee7a]
*オートマグ/AUTO MAG [#mb77e30d]
|~全長|292mm|~重量|1660g|~口径|.44AMP,.357AMP|~総弾数|7+1|~製造国|アメリカ|

|~オートマグII|~全長|240mm|~重量|910g|~口径|.22WMR|~装弾数|10+1|
|~オートマグIII|~全長|270mm|~重量|1,260g|~口径|.30Carbine|~装弾数|8+1|
|~オートマグIV|~全長|267mm|~重量|1305g|~口径|.45WinMag|~装弾数|6+1|
|~オートマグV|~全長|273mm|~重量|1,410g|~口径|.50AE|~装弾数|5+1|
 1969年に登場した、世界初の、マグナム弾を使用する自動拳銃。
 強力なマグナム弾を自動拳銃で発射できる――ある種、理想の拳銃である。当時まだ小さかったAMT社(Arcadia Machine & Tools Inc.)は、新技術であるステンレス材を使用することによりマグナム弾の威力に耐えうる自動拳銃、オートマグを開発した。使用弾も.44AMP(44 Auto Mag Pistol)というリムレスのオートマグ専用弾を発売した。 
 しかし当時は未熟であったステンレス技術と素材特有の粘りや潤滑、通常はライフルに使われるロータリー・ボルト・ロッキング・システムによる精巧かつ複雑な閉鎖方式と構造のせいで、いとも簡単に[[ジャム]]を引き起こす問題銃となり「オートジャム」と言う不名誉なあだ名まで付けられる始末。専用弾も市場に普及せず、オーナーはライフル用弾の.308winのケースを切り詰めて弾を自作したと言われているが、それが更にジャムを誘発させる一因にもなっていた。
 実用性という点ではサッパリだったが、その野心的な試みと、ユニークな構造に優雅なスタイル、そしてオートでマグナムという魅惑的な響きによって一躍有名となり、数多くのコアなファンを作り出した。その頃に社名をAMTからAMC(Auto Mag Corporation)に変更し、この時発表された.357口径のオートマグは貴重なコレクターアイテムとなっている。(勿論同時発売された.357AMP弾もほとんど出回らなかった)
 その後クリント イーストウッド主演の「[[ダーティ・ハリー4>Dirty Harry]]」において、一部の熱狂的なファンを作りだしたものの、 商業的に売れ行きはサッパリで生産元が二転三転した挙げ句、80年代前半に製造中止となった。
 余談だが、AMT社は社名の変更や倒産、吸収や買戻しを繰り返しているため社名こそ頻繁に変わっているが、その実は同じ会社である。そのためオートマグにはAMTやAMC、TDEなど様々な刻印が存在する。

 [[初代オートマグ>AMC オートマグ]]を最後に生産していたアメリカのAMT社(Arcadia Machine and Tool Inc.)が開発したマグナムオートシリーズ。
 [[オートマグ>AMC オートマグ]]の名を冠し、[[初代オートマグ>AMC オートマグ]]の後継機として発売されているが、実際は外見も中身(作動方式)も大きく異なる。
 [[初代オートマグ>AMC オートマグ]]が独自のターンボルトロッキング、ショートリコイルオペレーテッド方式で作動するのに対し、III以降は[[コルト ガバメント]]のコピーでティルトバレルロッキング、ショートリコイルオペレーテッド方式で作動する。この方式はマグナム弾などの高圧弾には不向きで、オートジャムの汚名を返上しきれていない感がある。
(IIは.22口径の低圧弾を使用するのでストレートブローバックで作動する。)
 後に同じ発想で作られた[[デザートイーグル>IMI デザートイーグル]]が成功した事を考えると、時代が早すぎた銃なのかも知れない。

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|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|天使ノ二挺拳銃|ゲーム|ヴィム|二挺拳銃&br;右:オートマグIII&br;左:オートマグIV|
|[[Dirty Harry]]|−|−|項目参照|
|VERSUS|映画|レザボア(チビ)|−|
|[[機動警察パトレイバー]]|−|−|項目参照|
|[[九龍妖魔学園紀]]|−|−|項目参照|
|[[砂ぼうず]]|−|−|項目参照|
|天使ノ二梃拳銃|ゲーム|ジェイ|−|
|ドーベルマン刑事|漫画|宮武刑事|−|
|トゥルークライム|ゲーム|ニック カン|二丁拳銃|
|[[ファントム オブ インフェルノ]]|−|−|項目参照|
|[[メタルサーガ〜砂塵の鎖〜]]|−|−|項目参照|
|[[闇のイージス]]|−|−|項目参照|

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