*オートマグ/Auto Mag [#mb77e30d] |~全長|~重量|~口径|~総弾数|~製造国| |292mm|1660g|.44AMP,.357AMP|7+1|アメリカ| 1969年に登場した、世界初の、マグナム弾を使用する自動拳銃。マグナムオートという新しいジャンルの先駆け的存在と言える。以降の[[オートマグシリーズ>AMT オートマグ シリーズ]]と区別する意味も含めて一般的には44オートマグとも呼ばれる。 当時まだ小さかったAMT社(Arcadia Machine & Tools Inc.)は、新技術であるステンレス材を使用することによりマグナム弾の威力に耐えうる理想の自動拳銃、オートマグを開発した。使用弾も.44AMP(44 Auto Mag Pistol)というリムレスのオートマグ専用弾を発売した。 しかし当時は未熟であったステンレス技術と素材特有の粘りや潤滑、通常はライフル銃に使われるロータリーボルトロッキングシステムによる精巧かつ複雑な閉鎖方式などのせいで、いとも簡単に[[ジャム]]を引き起こす問題銃となり「オートジャム」と言う不名誉なあだ名まで付けられる始末。専用弾も市場に普及せず、オーナーはライフル用弾の.308winのケースを切り詰めて弾を自作したと言われているが、それが更にジャムを誘発させる一因にもなっていた。 実用性という点ではサッパリだったが、その野心的な試みと、ユニークな構造に優雅なスタイル、そしてオートでマグナムという魅惑的な響きによって一躍有名となり、数多くのコアなファンを作り出した。その頃に社名をAMTからAMC(Auto Mag Corporation)に変更し、この時発表された.357口径のオートマグは貴重なコレクターアイテムとなっている。(勿論同時発売された.357AMP弾も市場にはほとんど出回らなかった) その後クリント イーストウッド主演の「[[ダーティ・ハリー4>ダーティハリー]]」において、一部の熱狂的なファンを作りだしたものの、 商業的に売れ行きはサッパリで生産元が二転三転した挙げ句、80年代前半に製造中止となった。 余談だが、AMT社は社名の変更や倒産、吸収や買戻しを繰り返しているため社名こそ頻繁に変わっているが、その実は同じ会社である。そのためオートマグにはAMTやAMC、TDEなど様々な刻印が存在する。 後に同じ発想で作られた[[デザートイーグル>IMI デザートイーグル]]が成功した事を考えると、時代が早すぎた銃なのかも知れない。 |登場作品|ジャンル|使用者|備考|h |VERSUS|映画|レザボア(チビ)|−| |[[機動警察パトレイバー]]|−|−|項目参照| |[[九龍妖魔学園紀]]|−|−|項目参照| |[[砂ぼうず]]|−|−|項目参照| |[[ダーティハリー]]|−|−|項目参照| |天使ノ二梃拳銃|ゲーム|ジェイ|−| |ドーベルマン刑事|漫画|宮武刑事|−| |トゥルークライム|ゲーム|ニック カン|二挺拳銃| |[[パラサイト・イヴ]]|−|−|項目参照| |[[ファントム オブ インフェルノ]]|−|−|項目参照| |[[メタルサーガ〜砂塵の鎖〜]]|−|−|項目参照| |[[闇のイージス]]|−|−|項目参照| ---- #pcomment