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*オートマグ / Auto Mag 【自動拳銃】[#o8c0beba]
#ref(Amp-44am.jpg,center,nolink,44オートマグ)
|モデル|全長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|~180|295mm|1660g|[[.44AMP>口径]]|7+1|アメリカ|
|~160|295mm|1660g|[[.357AMP>口径]]|~|~|
|~?|295mm|1660g|[[.41JMP>口径]]|~|~|
|~280 CLINT-1|345mm|?g|[[.44AMP>口径]]|~|~|

 1969年にアメリカ・カリフォルニアの銃器デザイナーのハリー・サンフォードによって開発された、世界初のマグナム弾[[自動拳銃]]。
 1958年、サンフォードは「[[.44マグナム>口径]]の威力を持つ自動拳銃弾」として「.44 Auto Mag(AMP)」弾を設計・発表したが売り込みに失敗し、この弾薬を使用する銃器は作られなかった。
 そこでサンフォードは自ら興した会社でこの弾薬を使用する拳銃を開発し、販売することに決めた。銃の名称は「オートマグ」とし、会社名もその名を冠して、66年に開発をスタートさせた。
 そこでサンフォードは自ら興した会社でこの弾薬を使用する拳銃を開発し、販売することに決めた。銃の名称は「オートマグ」とし、会社名もその名を冠した。

 [[リボルバー>回転式拳銃]]に比べ部品数が多く、構造強度では不利な自動拳銃でありながら、強力なマグナム弾の発射に耐え得る強度と信頼性が企図された。
 銃の主要素材には、サンフォードらが手掛けた試作版ではクロモリ鋼が用いられたが、最終的に耐食性と高熱耐性に優れたステンレス鋼が採用された。
 作動は自動拳銃としては一般的な[[ショートリコイル]]ながら、銃身が揺動するティルトバレルロックではなく、直線動作する銃身とロータリーボルト式のロッキングが採用された。
 非常に野心的な製品であったものの、開発には難航し、製造には多大なコストを要する銃となった。開発スタッフは価格をコストに見合うものに設定することを訴えたが、経営者のサンフォードはこれを拒否する。
 1966年に開発がスタートしたオートマグは、[[リボルバー>回転式拳銃]]に比べ部品数が多く、構造強度では不利な自動拳銃でありながら、強力なマグナム弾の発射に耐え得る強度と信頼性が企図された。銃の主要素材には、サンフォードらが手掛けた試作版ではクロモリ鋼が用いられたが、最終的に耐食性と高熱耐性に優れたステンレス鋼が採用された。作動は自動拳銃としては一般的な[[ショートリコイル]]ながら、銃身が揺動するティルトバレルロックではなく、直線動作する銃身とロータリーボルト式のロッキングが採用された。
 非常に野心的な製品であったものの、開発には難航し、製造には多大なコストを要する銃となった。開発スタッフは価格をコストに見合うものに設定することを訴えたが、経営者のサンフォードはこれを拒否する。1971年の販売開始から1972年まで、およそ3000挺が出荷されたものの、結果としてオートマグ社は銃の販売で利益を上げることは出来ず、僅か1年余りで破産した。

 かくして1971年の販売開始から1972年まで、およそ3000挺が出荷されたものの、結果としてオートマグ社は銃の販売で利益を上げることは出来ず、僅か2年足らずで破産した。オートマグ社はトーマス・オイル社に買収され、その子会社TDE(Trade Deed Estates)としてオートマグの生産を継続した。
 後にサンフォード自身も資産を回復し、OMC(Ordnance Manufacturing Company)社やAMT(Arcadia Machine&Tool)社を設立して販売再開するが、1982年には生産を終了。この年までの生産数はおよそ9,000挺であった。
 その後オートマグ社はトーマス・オイル社に買収され、その子会社TDE(Trade Deed Estates)としてオートマグの生産を継続した。後にサンフォード自身も資産を回復し、OMC(Ordnance Manufacturing Company)社やAMT(Arcadia Machine&Tool)社を設立して販売再開するが、1982年には生産を終了。この年までの生産数はおよそ9,000挺であった。
 翌1983年にクリント・イーストウッド主演の「[[ダーティハリー4>ダーティハリー]]」で主人公ハリーが劇中失った[[M29>SW M29]]の代わりに使用したことから人気が一躍するも、既に安く買い取られた既存モデルの値段が高騰したのみで生産再開には至らなかった。
 しかしAMT社はこの間、[[ハードボーラー>AMT ハードボーラー]]や[[バックアップ>AMT バックアップ]]といった製品がそれなりの成功を収めたことで経営を回復。「オートマグ」の名を冠するより一般的な弾薬を使用する[[オートマグII>AMT オートマグII]]とその後継シリーズを世に送り出すことに成功している。

 1996年にサンフォードが死去した後も根強いファンによるパーツの需要があったため、息子のウォルター・サンフォードの管理によりパーツの供給が継続。2006年以降はハイスタンダード社により製造権が部分的に購入されたが、生産は限定的なものに留まった。
 2015年には、ウォルター氏からオートマグに関する商標権や製造権を全て買い取った新たな「オートマグ社」が設立され、2017年から同銃を販売開始している。


|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[BANG!!2]]|−|−|項目参照|
|COUNT OVER|漫画|No.184 Calm(カーム)|発砲シーンなし|
|[[OPERATION7]]|−|−|項目参照|
|[[SOUL]]|−|−|項目参照|
|[[the EDGE]]|−|−|項目参照|
|[[VERSUS]]|−|−|項目参照|
|甘く危険なナンパ刑事|漫画|相沢光司|金メッキ加工&br;密輸品|
|~|~|銀行強盗|相沢が落とした物|
|[[アンチャーテッド]]|−|−|項目参照|
|ウダウダやってるヒマはねェ!|漫画|ウィリアム・ゴードンの手下|発砲なし|
|裏刑事|TVドラマ|岩城丈二|第3話|
|[[エイブル]]|−|−|項目参照|
|[[エロイカより愛をこめて]]|−|−|項目参照|
|科学忍者隊ガッチャマンF(ファイター)|アニメ|中西竜(みみずくの竜)|『危うし!ガッチャマン基地』の回で使用|
|[[機動警察パトレイバー]]|−|−|項目参照|
|[[火線上のハテルマ]]|−|−|項目参照|
|巨獣特捜ジャスピオン|特撮|シルク|本銃がベースのビームガン|
|~|~|ギョール|人間変装時&br;発砲なし&br;本銃型の架空の銃|
|~|~|タイガージョー|本銃がベースのビームガン|
|クライシスダイバー|漫画|亜樹将太郎|非致死性武器として使用|
|[[クライムハンター]]|−|−|項目参照|
|[[グランド・セフト・オートシリーズ]]|−|−|項目参照|
|[[九龍妖魔学園紀]]|−|−|項目参照|
|ゲームセットには早すぎる|漫画|殺し屋|−|
|[[劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス>PSYCHO-PASS サイコパス]]|−|−|項目参照|
|[[コヨーテ ラグタイム ショー]]|−|−|項目参照|
|[[さばげぶっ!]]|−|−|項目参照|
|[[砂ぼうず]]|−|−|項目参照|
|[[シティーハンター]]|−|−|項目参照|
|スワロウテイル|映画|葛飾組組員|−|
|ゾンビリベンジ|ゲーム|毒島力也|−|
|[[ダーティハリー]]|−|−|項目参照|
|大鉄人17|特撮|キャプテン・ゴメス|[[減音器]]を装着したこともあり|
|~|~|チーフ・キッド&br;ブレイン党員|発砲なし|
|[[ダイナマイト刑事(PS2版)>ダイナマイト刑事]]|−|−|項目参照|
|ついでにとんちんかん|漫画|男|改造拳銃|
|[[天使ノ二挺拳銃]]|−|−|項目参照|
|[[凍京NECRO〈トウキョウ・ネクロ〉]]|−|−|項目参照|
|特警ウィンスペクター|特撮|藤野純子|[[スコープ]]付|
|~|~|死神モス一味|[[スコープ]]付&br;本銃型のビームガン|
|ドーベルマン刑事|漫画|宮武鉄二|特別製の30連マガジンを装填しての発砲もあり|
|[[トゥルー・クライム>トゥルー・クライム(ゲーム)]]|−|−|項目参照|
|[[バイオハザード7 レジデント イービル]]|−|−|項目参照|
|[[バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ]]|−|−|項目参照|
|[[バトル・ロワイアル]]|−|−|項目参照|
|[[パラサイト・イヴ]]|−|−|項目参照|
|[[ヒットマン アブソリューション]]|−|−|項目参照|
|[[ビバリーヒルズ・コップ2>ビバリーヒルズ・コップ]]|−|−|項目参照|
|[[ファントム オブ インフェルノ]]|−|−|項目参照|
|摩訶摩訶|ゲーム|マイケル|−|
|翠山ポリスギャング|漫画|黒崎 零|−|
|[[メタルサーガ]]|−|−|項目参照|
|[[闇のイージス]]|−|−|項目参照|
|勇者特急マイトガイン|アニメ|−|OPに登場|
|[[ワイルド7]]|−|−|項目参照|
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CENTER:このページの画像は[[ウィキメディア・コモンズ>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Amp-44am.jpg]]から転載しています。
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