2ステージトリガー / Two stage trigger

 変則トリガーの一種。適切な調整が行われたものはマッチトリガー(高性能トリガー)としても用いられる。
 基本的に引き始め(ファーストステージ)は軽く、トリガーが解放される(射撃される)直前(セカンドステージ)に急激に重くなる二種類のトリガープルを持つ。このため指に力を掛けていくと、自然と僅かな力を加えるだけで射撃可能な状態で維持することができる。
 警戒状態にある時や狙撃を行う時などに、射撃準備からトリガーを引いて発射されるまでの僅かな時間を限りなく減らし、必要なタイミングを逃さないために用いられる。
 射撃に影響しない部分のトリガープルは軽くなるため、暴発しない程度に安全な重さのトリガープルを維持しつつ射手の負担を減らす効果や、発射後即座にトリガーが重くなる(戻りが早くなる)ことでセミオート連射時のトリガーの連射性能を高める効果などもある。
 ステアー AUGFN P90のように、セミオート/フルオートの切り替え自体が2ステージトリガーになっている銃火器も存在する。


最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • セットトリガーと2ステージトリガーは、また別のもののようですね。 -- 2014-09-05 (金) 13:07:07
  • 狩猟や競技で実際にセットトリガーを扱ってる人のブログを読む限り、トリガーをシアが落ちる直前に"セット"する小さなレバーを設けたもののようです。これによって最低限のプルでトリガーが弾け、ガク引きが抑えられる、と。 -- 2014-09-05 (金) 13:31:39
  • 自衛隊の64式や89式では引き金の第一段階・第二段階と教えられていますが、2ステージトリガーのことなのでしょうか? -- 2015-07-05 (日) 23:55:33
  • 自分はそれらの銃の実射・分解をした事が無いので実際のところどうなのかよく分かりませんが、分解図を見た感じでは確かに2ステージのように見えます。豊和は民間用の銃にも2ステージトリガーを採用しているのでそうおかしな話でも無さそうですね。 -- 2015-07-06 (月) 20:46:05
  • なるほど、トリガー周りの設計を流用している可能性はありますね。というか、引き金の重さは撃発直前で重くなるのが当たり前だと思っていました。結構特別な機能だったんですね。しかし、そうなるとトリガープルが撃発直前でも変化しない銃の方が一般的なのでしょうか。 -- 2015-07-07 (火) 00:11:19
  • まぁそうですね、やはりその方が構造もシンプルになりますからね。しかし2ステージトリガー自体は古くからその利点が知られているもので、軍用としても、第二次世界大戦の米軍のほぼ全てのライフルは2ステージトリガーだったりします。リー・エンフィールドやクラッグ・ヨルゲンセンといったライフルでも使われていますね。 -- 2015-07-07 (火) 06:59:31
  • Erster Weltkriegの頃にはGewehr 98やPistole 08が既に当然の様にダブルステージトリガを採用。 米帝が特別偉大かの様な誤解を招く表現は避けられたい。 -- 2020-09-07 (月) 15:16:51
  • 5年前のコメに寒い言葉回しでマウント取るとは正気か…。他の独軍マニアが白眼視されるので反省していただきたい -- 2020-09-09 (水) 10:59:51
  • 軍用としても通用するくらい優秀なメカですよって話で、特別米軍が優れているとは一言も書いていないが。文章もよく読まずコメントをすることは避けられたい。 -- 2020-09-10 (木) 18:14:29
  • 「既に当然の様に」など微妙に意味の通らない表現は避けられたい(笑) -- 2020-09-11 (金) 14:17:47
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