13日の金曜日

 スプラッター映画というジャンルを形成したホラー映画の古典的作品。

13日の金曜日PART3/FRIDAY THE 13TH PART III

1982年、アメリカ映画
監督:スティーブ・マイナー 

・ストーリー
 前作でジニーの手によって死んだと思われていたジェイソンは実は生きていた。
 手始めに商店の夫婦を殺害した彼は、次に何も知らずにクリスタルレイクへとやってきたクリスら若者たちに襲い掛かる。

・作品解説
 「13日の金曜日」の第3弾。
 本作はキャンプ場に現れるホッケーマスクをかぶった殺人鬼という、パロディなどでおなじみのスタイル*1が完成した記念すべき作品であり、後のホラー映画にも大きな影響を与えた。
 

使用者銃器名備考
シェリー水中銃驚かすための小道具
ジェイソン・ボーヒースチャーリーの物を奪って使用
警官S&W M66所持のみ
ウィンチェスター M1300

13日の金曜日 完結編/FRIDAY THE 13TH THE FINAL CHAPTER

1984年、アメリカ映画
監督:ジョセフ・ジトー

・ストーリー
 前作の惨劇から数時間後の夜、ジェイソンに殺された犠牲者たちの遺体は警察によって回収され、斧を頭に叩き込まれたジェイソンの死体も検死の為に病院の死体安置所に入れられた。
 だがジェイソンは死んではいなかった。医師と看護婦を殺害して病院を抜け出し、途中でヒッチハイカーを惨殺しクリスタルレイクへと向かう。
 そして運悪くそこに住んでいたトミーらジャーヴィス家の住人や遊びに来ていた若者たちに襲い掛かる……。

・作品解説
 シリーズ4作目にして「13日の金曜日」の完結作(となる予定だった)。そのため冒頭で過去のシリーズの映像が流れたり、タイトルに数字がつかなかったりとそれらしい作りがされている。なお本作は人間・ジェイソン・ボーリースとしての最後の作品となった。
 

使用者銃器名備考
ジェイソン・ボーヒース水中銃槍として使用
ロブレミントン M700スコープ装着
発砲できず
警官S&W M66所持のみ

13日の金曜日PART6 ジェイソンは生きていた!/FRIDAY THE 13TH PART VI JASON LIVES

1986年、アメリカ映画
監督:トム・マクローリン 

・ストーリー
 トミーは過去のトラウマから逃れるため、友人のハーズと共に嵐の夜に精神病院から抜け出してジェイソンを完全に葬り去ろうとする。
 墓を掘り出すも、ジェイソンの死体を見てトラウマに駆られ思わず墓場の鉄柵を取り外して心臓の部分をめった刺しにするトミー。
 そして死体を燃やそうと目を離したその時、稲妻が刺さったままの鉄柵に命中しそのショックでジェイソンが復活してしまう。不死身の怪物として復活したジェイソンは再び殺戮を開始するのであった。
 
・作品解説
 
 前作の「新13日の金曜日」が不評だったことから、死亡したジェイソンを復活させるというご都合主義な展開を行ったシリーズ第6作。
 本作のジェイソンは、拳銃や散弾銃の発砲を受けても死なず素手で人体を破壊するほどの怪力を持つ怪物として登場。発砲シーンが初めて登場するなどアクションシーンが多くなっており、ホラー映画というよりもジェイソンという怪物を退治するアクション映画に近いものになっている。

使用者銃器名備考
トミー・ジャーヴィスイサカ M37警察署にあった物を手に取る
メーガン・ギャリスコルト パイソンリックの物
発砲なし
ギャリス保安官S&W M664インチバレル
イサカ M37保安官事務所にあった物
リック・コログン助手コルト パイソン8インチバレル
レーザーサイト装着
ダレンリボルバーサタデーナイトスペシャルと思われる
警察官コルト パイソン6インチバレル

13日の金曜日PART8 ジェイソンN.Y.へ/FRIDAY THE 13TH PART VIII JASON TAKES MANHATTAN

1989年、アメリカ映画
監督:ロブ・ヘッデン

・ストーリー
 前作のラストで湖の底に沈んだジェイソンだったが、その数年後カップルが乗ったクルーザーの錨で切断されたケーブルからの電気ショックで復活。手始めにクルーザーのカップルを殺害し次にレニーらレイクビュー高校の生徒達が卒業旅行で貸し切りになっている客船ラザロ号に乗り込む。
 嵐の中ジェイソンに次々と惨殺されていく生徒たち。船は沈むも、ジェイソンは生き残った者たちを追ってニューヨークのマンハッタン島に上陸する。
 果たして生き残れるのは誰だろうか……。
 
・作品解説
 シリーズの第8作で、タイトルにパート〜とつく最後の作品でありシリーズの一応の完結編(なおこの後作られたジェイソンの命日とジェイソンXは本作とのストーリーのつながりはなく、パラレルワールド的な扱いとなっている)。  
 完結編とあってか、ジェイソンは生まれて初めてクリスタルレイクからの外出を体験。チンピラに絡まれたときに素顔を見せて追い払うという珍しい行動を行った。 

使用者銃器名備考
ジェイソン・ボーヒース水中銃クルーザーに置いてあった物を使用
チャールズ・マカラロック信号拳銃ラザロ号に置いてあった物
発砲できず
ジュリアスレミントン M870ラザロ号の船内から集めたもの
発砲なし
ウェインレミントン M870ジュリアスが船内から集めたもの
レイクビュー高校の生徒レミントン M870クレー射撃に使用
チンピラS&W M104インチバレル
チャーターアームズ ブルドッグシルバーモデル
ニューヨークの警官S&W M19発砲なし

13日の金曜日 ジェイソンの命日/JASON GOES TO HELL

1993年、アメリカ映画
監督:アダム・マーカス

・ストーリー
 伝説の殺人鬼・ジェイソン・ボーヒーズが現れる湖近くのキャンプ場、クリスタルレイク。
 ある日車で訪れた一人の女、そこに女を殺そうとジェイソンが現れる。
 しかしそれはFBIの罠だった。待ち構えていた特殊部隊の総攻撃を受けてその身体はバラバラになり、遺体は回収され検死の為に死体保管所に運ばれた。
 だがそこで異変が起こる。実はジェイソンは完全には死んではおらず検死中の医師の身体を不可思議な力で乗っ取ってしまう。そして自らの完全な復活の為に行動を開始するのだった。
 
・作品解説
 シリーズの第9作。
 今作品のジェイソンは今までのシリーズとは異なり、人間の身体を乗っ取って行動し、ある短剣を使わないと倒すことのできない超自然的な怪物という設定になっている。
 またラストで『エルム街の悪夢』の殺人鬼・フレディ・クルーガーが少しだけ登場する。

使用者銃器名備考
FBI特殊部隊S&W M29スコープ装着
8-3/8インチバレル
コルト ガバメント
レミントン M870
コルト AR15A2
S&W M644インチバレル
ブローニング M1919A4三脚に固定
迫撃砲本体が画面に登場しないため詳細不明
警備員コルト AR15A2発砲なし
ダイナーの店主LAR グリズリー・ウィンマグ発砲なし
その妻LAR グリズリー・ウィンマグ
ダイアナ・キンブルS&W M60
エド保安官ベレッタ M92発砲なし
スティーブン・フリーマンベレッタ M92ランディの物を奪う
コルト ガバメント保安官の物を奪って使用
ランディベレッタ M92所持のみ
S&W M59
ワードベレッタ M92店主から渡される
発砲なし
ビッキー水平二連式散弾銃

ジェイソンX/JASON X

2002年、アメリカ映画
監督:ジェームス・アイザック

・ストーリー
 2008年、捕らえられ何回も死刑執行されるも死なずその結果クリスタルレイク研究所に研究のため監禁されていたジェイソンが突如暴れ出す。
 研究所の調査団の主任であったローワンはジェイソンを冷凍冬眠状態にすることに成功するものの、自身も誤って冷凍されてしまう。
 それから455年後の未来。
 第二地球からやって来て調査活動をしていたロウ教授らによってローワンは蘇生されるが、大金に目がくらんだロウ教授によってジェイソンも蘇生されてしまう……

・作品解説
 マンネリ対策のためか、エイリアンを思わせるSF要素を導入したシリーズ最大の異色作。
 本作に登場する銃器は途中から未来が舞台になるため、映画オリジナルデザインのプロップガンになる。本ページでは実在の銃器のみを掲載。

使用者銃器名備考
ローワンレミントン M870兵士の遺品と思われる
ピストルグリップ
兵士H&K MP5A1
モスバーグ M500

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • ジェイソンXのMP5A1ですがMP5の項目に13日の金曜日ありません。 -- 2023-06-14 (水) 19:42:30
  • MP5の項目には「ジェイソンX」の題名で登録されていますよ -- 2023-06-14 (水) 20:18:31
  • ↑確認しました、おさがわせして申し訳ありません。 -- 2023-06-14 (水) 20:25:02
お名前:

*1 なおよく勘違いされるが、ジェイソンが凶器としてチェーンソーを使用したことは一度もない。

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