*.25ACP弾 / 6.35mm×16
#author("2023-03-13T02:43:36+09:00","default:user","user")
*.25ACP弾 / 6.35mm×16 [#q67372e5]

1906年に[[ジョン・ブローニング>ジョン・モーゼス・ブラウニング]]が設計した拳銃用の弾丸である。弾頭重量と火薬量が少ないため威力は低いものの、その分反動も小さく簡単に扱えるのが特徴。
元来は[[FN ベビーピストル>FN M1906]]用に設計・開発された物で、その後それとほぼ同じサイズの拳銃で主に使用された。端から見ると明らかな威力不足に見えるが、現在でも護身用やバックアップ用拳銃の弾丸として使用されている模様。
 1906年に[[ジョン・ブローニング>ジョン・モーゼス・ブローニング]]が設計した拳銃用の実包で、元来は同じくブローニングが設計した[[FN ベビーピストル>FN M1906]]用に設計・開発されたものである。
 弾頭重量と火薬量が少ないため[[威力>弾薬の威力]]は低いものの、その分反動も小さく簡単に扱えるのが特徴である。銃自体もさほど強度を必要としないため小型化が可能で、ベビーピストル以降も、ほぼ同じサイズの拳銃(いわゆる『ポケットピストル』)で主に使用されている。

 ただし威力が非常に小さく、小口径弾の代表である[[.22LR(ロングライフル)弾>口径]]にさえ劣っている。
//このためアメリカでは、「.25ACPで人を撃ってはならない。相手がカンカンになって怒るから」といったブラックジョークさえ存在するという。
//出所不明の情報だが、とある酔っぱらいが寝起きにひどい頭痛がするので病院を受診したところ、頭皮と頭蓋骨の間に何発もの.25ACP弾が入っていたという話もある。酔った勢いの喧嘩で相手に撃たれたらしいが、威力不足が幸いして、弾頭が頭蓋骨を貫通せず、カーブに沿って皮膚の下を潜っただけで済んだらしい。
//↑出所不明の情報について詳細な記述は不要であるためコメントアウト。

//このように
 威力不足の一面もあるものの、女性でも簡単にコントロールできることから、現在でも護身用やバックアップ用の弾丸としてそれなりに普及している((但し、護身用拳銃で最大の市場であるアメリカでは人気がなく新規の拳銃もほとんど開発されていない。))。[[リムド・カートリッジ(リムファイア)>リム]]である.22LRよりも、装弾数を多くできる点も利点ではある。

|弾丸直径|弾薬全長&br;/薬莢全長|リム形状|弾頭重量|銃口初速|初活力|有効射程|代表的な銃|h
|6.4mm(0.251in)|23.0mm(0.91in)&br;/16.0mm(0.62in)|[[セミリムド&br;リムレス>リム]]|50gr(3.2g)|760ft/s(230m/s)|70ft-lbs|−|[[FN M1906]]&br;[[コルト ポケット]]&br;[[コルト ジュニア]]&br;[[ベレッタ M1919]]&br;[[ワルサー TPH]]|


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CENTER:※データは[[Guns & Ammo Magazine>http://www.gunsandammomag.com/ballistics/25_auto.html]]からの抜粋で、[[フルメタルジャケット弾]]を2インチ銃身から発射した場合の一例です。&br;弾薬の種類や製造元、発射する銃によって数値は異なります。
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