*ダネル PAW-20 “ネオパップ” / Denel PAW-20 "Neopup" 【自動式擲弾発射器】
#author("2018-11-25T18:47:28+09:00","default:user","user")
*ダネル PAW-20 “ネオパップ” / Denel PAW-20 "Neopup" 【自動式擲弾発射器】 [#hb40a385]
#ref(http://mgdb.himitsukichi.com/pic/nowprint.jpg,center,nolink,NOW PRINTING)
|全長|重量|口径|装弾数|発射形式|製造国|h
|845mm|5.9kg|[[20mm×42>口径]]|6 or 7|S|南アフリカ|

 PAW-20(Personal Assault Weapon, 20mm)は、南アフリカのGemaco Elbree社に在籍するトニー・ネオフィートゥが1999年に設計した、[[20mm>口径]]口径の[[セミオート]][[グレネードランチャー>擲弾発射器]]で、製造は同国のダネル社が行っている。対人・対軽装甲車両/建造物を目的として開発された。一部メディアで“新型[[アサルトライフル>突撃銃]]”と紹介されたことがあるが、明らかに間違い。

 左利き射手の使用を想定していないレシーバー右側面のピストルグリップや、射手の顔に近いレシーバー左側面の排莢孔など、一風変わったレイアウトを持っている。作動方式は[[ガスオペレーション]]だが、発砲時には反動軽減のため、バレル/[[ハンドガード]]/ボルトグループが[[リコイル作動>ショートリコイル]]よろしく後退する駐退機構を備える。
 バレル上には左向きの[[コッキングハンドル>コッキング]]、レシーバー左側面には[[セイフティレバー>安全装置]]、レシーバー上部と[[グリップガード>ハンドガード]]上部にはそれぞれに[[ピカティニーレール]]が平行に配置されており、照準装置は[[ホロサイト>ダットサイト]]や[[レーザーサイト]]など各種光学機器を左右タンデムでマウントできる。
 銃口初速は310m/秒で、従来の40mmグレネードランチャーよりもかなり速く、弾道もフラットである。有効射程は、射撃補助用の測距装置や統制装置無しの状態で、エリアターゲットで1000m、ポイントターゲットで300〜400mとされる。

 ネオパップの20mm擲弾は専用に開発されたもので、弾頭長は105mm、薬莢は機関砲用のものを42mmに短縮したストレートケース。弾頭の種類は、HE-I弾(High Explosive Incendiary:炸裂焼夷弾)/SAPHEI弾(Semi-Armor Piercing High Explosive Incendiary: 徹甲炸裂焼夷弾)/[[APC弾(Armor Piercing Capped:徹甲弾)>アーマーピアシング弾]]で、全て弾頭信管である。またドアブリーチングや、専用の訓練弾・曳光訓練弾など、非殺傷目的にも使用できる。
 弾倉は、初期は7発入りボックスタイプだったが、シングルカラムでかさばることから、後に6連発のロータリーマガジンに置き換えられた。

 運用方法が似ていることから、[[アメリカ陸軍]]が使用している[[XM25>US XM25]]とはライバルのように見做す向きもある。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[第9地区]]|−|−|項目参照|
|チャッピー|映画|チャッピー|[[ドラムマガジン]]|
|~|~|ヨーランディ|~|
|[[チャッピー]]|−|−|項目参照|
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